【滋賀レイクス】愛媛オレンジバイキングス戦に向けて予習・復習をする話【単独首位】

令和6年能登半島地震に被災されたみなさま

 この度の地震・津波による被害に遭われたみなさま、心よりお見舞い申し上げます。寒い日も続くかと思いますので、くれぐれもご体調にはお気をつけてお過ごしください。被災されたみなさま・地域のご無事と、一日も早い復旧を願っております。


※愛媛オレンジバイキングスのブースターのみなさまに、不快な思いをさせてしまう可能性があります。あらかじめご承知おきの上、ご覧頂けますようお願い申し上げます・・・。




〇はじめに




 カエルさんこと、BNT@Basketball News Times様の記事を載せさせていただきます。ぼくの記事をご覧になられるみなさまは、もちろんご存じでしょうが、ぜひご一読下さい。


 ぼくも出来る範囲で経済を回して、募金出来るようにがんばります。


 

 ここから、本記事に入ります。


 レイクスのみなさま、2023年は大変お世話になりました。滋賀のみなさまの何かお役に立てるよう、2024年もほそぼそと続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



 さて、年末ゲームとなった前節の静岡ベルテックス戦、延長もありながらも連勝で終えることが出来ました。連勝は6となり、順位も西地区単独首位となりました。やった!




 このお正月にはそれをしっかりと喜んで、そのあとはまた切り替えて1月の試合に臨んでいきましょう。メリハリですね。



 さて、次節の対戦相手は愛媛オレンジバイキングス。11月末以来、2回目の対戦となります。前回に引き続き、今回もアウェーの愛媛に乗り込んでの試合となります。


 12月のいい流れを2024年につなげるように、がんばっていきましょう!今回は愛媛オレンジバイキングスについて調べていきたいと思います。



 今シーズンの滋賀レイクスのスタッツについての振り返り記事があったので、載せておきますね。




〇今シーズンの愛媛



 まずは現在の愛媛の状況について振り返っていきましょう。現在の愛媛は7勝21敗でB2リーグ西地区の7位に位置しているチームです。12月は2勝9敗、直近では3連敗中と苦しい状況にあります。


 しかし、12月の2勝はライジングゼファー福岡・神戸ストークスからの勝ち星であり、実力のあるチームだという事がわかりますね。



 スタッツで見てみると、こんな感じになります。愛媛戦における、愛媛・対戦相手目線のスタッツをあわせてまとめておきますね。



 愛媛のチーム自身で比較をしてみると、今シーズンの愛媛には以下の特徴があると言えそうですね。


【今シーズンの愛媛オレンジバイキングスの特徴】

〇オフェンス面
 ・リーグ内で相対的に得点力が少なめ
 ・FG試投数は全体的に少なめだが、3Pを増やしている
 ・FG成功率に苦戦、特に3Pの確率に苦戦している
 ・フリースロー試投数、オフェンスリバウンドが増加
 ・ターンオーバーが多くなってしまっている

〇ディフェンス面
 ・平均失点が高くなってしまっている
 ・対戦相手のFG試投数が多くなっている
 ・3Pの試投数が多く、高確率で決められている
 ・対戦相手のターンオーバーが少なめ


 さて、ここからは時系列別に愛媛について考えていきたいと思います。今回は、11月末のレイクスとの試合をはさんで「10~11月」と「12月」のスタッツに分けて考えていきます。





〇10~11月の愛媛について



 ここからは10~11月、前回のレイクス戦までの愛媛のスタッツを見ていきましょう。



 まずは10~11月のスタッツをまとめてみました。



 10~11月を振り返って、愛媛の試合の特徴について簡単に振り返っておきましょう。


【10~11月の愛媛のスタッツの特徴】

〇オフェンス面
 ・FG試投数が少なめ
 ・3Pの成功率に苦戦
 ・ターンオーバーが多くなってしまっている


〇ディフェンス面
 ・相手のFG成功率が全体的に高め
 ・相手のアシストが多くなっている
 ・相手のターンオーバー、愛媛のブロック・スティールが少ない

 


〇前回対戦の振り返り


 前回の対戦前の記事はこちらになります。


〇Game1


 そして、前回のレイクス戦について振り返っておきましょう。この部分はレイクス視点でお送りいたします。公式のスタッツ、両チームのレポートを見ながら前回の試合を振り返りたいと思います。



【レイクス目線のGame1のスタッツの振り返り】
 ・レイクスは2Pを高確率で決めることが出来た
 ・愛媛の3Pを低確率で抑えることが出来た
 ・スティール、愛媛のターンオーバーを多く出来た
 ・愛媛にオフェンスリバウンド、セカンドチャンスを多く許してしまった 


【コーチ・選手目線からの振り返り】

〇レイクス目線

今日も26アシストを作ることができ、そこがキーだったと思います。もう一つはタッカー・ヘイモンド選手のシュートを1/4に抑えられたことだと思います。ヘイモンド選手のシュートをどれだけ確率を減らせるかというところが一つのディフェンスのカギでした。(ダビーHCより)

マッチアップのところで自分にアドバンテージがあることはわかっていたので、そこで得点できたことはよかったと思っています。(ライアン・クリーナー選手より)


〇愛媛目線

①オフェンス面は40分間コンスタントに、ボールをしっかりサイドからサイドに動かしながらペイントにアタックし、ペイントが空いてればシュートにいけてましたし。(中略)スリーポイントの本数は少ないものの、オープンなシュートは、すごく多く演出できたゲームかなっていうのは思ってます。(保田HCより)

4番ポジションにおいてディフェンス面でも(相手に)得点され、オフェンス面ではブロックされ、フィジカル的にも準備できていなかった(中略)。ブロック・モータム選手だったり、ライアン・クリーナー選手がオープンで打ってくる。彼らのパーセンテージで打たせるっていうことは自分たちの本望ではないですし、あそこはどうしても抑えたい。(保田HCより)

両チームのゲームレポートより引用


 両チームのレポートを見ながら、Game1を振り返ってみると、外国籍選手の得点をどうやって防ぐのかに両チームともフォーカスして戦っていたことがわかりますね。

 


〇Game2


 続いて、Game2の振り返りを行いましょう。


 

【レイクス目線のGame2のスタッツの振り返り】
 ・レイクスは2Pを低確率に抑えられたが、3Pを高確率で決めることが出来た
 ・愛媛の3Pを低確率で抑えることが出来た
 ・レイクスは速攻・ターンオーバーからの得点を多く出来た


【コーチ・選手目線からの振り返り】

〇レイクス目線

①ディフェンスから流れを持って来れたと思います。昨日に続いて30本アシストも作れて、全員プレーすることもできました。
(ダビーHCより)

②ベンチから出る選手も含めて試合の流れを理解しながらプレーできている
と感じます。(ダビーHCより)


〇愛媛目線

①昨日の課題だったフィジカルに戦っていく、特に4番のポジションに関して、すごく修正できた部分が大きく、そこは評価できるポイントだった
と思います。(保田HCより)

今日25本3Pありますけど、ほとんどがオープンシュートだったと思います。(中略)良いシュートは良いシュートで打ち切っていく。ユージーン選手もジャバリ選手も身体を張ってオフェンスリバウンドを取ってくれていますし、 そこをもっと安心して仕事を続けていいんだという(以下省略)。(保田HCより)

③勝っていくためにチームで改善するべき点はありますか?
ターンオーバーをしてしまわないように、良いシュートを打ち続ける、作り続けるというオフェンスを作る必要があると感じています。(ジャバリ・ナルシス選手より)

両チームのゲームレポートより引用




〇12月以降の愛媛



 さて、ここからは前回対戦以降、12月の愛媛について見ていきましょう。12月の愛媛をスタッツにまとめてみるとこうなります。


【12月の愛媛のスタッツの特徴】

〇オフェンス面
 ・平均得点が上昇

 ・FG試投数を増やしている
 ・2Pの成功率は若干下がるも、3Pの成功率が向上
 ・アシストが増えている


〇ディフェンス面
 ・平均失点を少なく抑えている
 ・相手のFG成功率を抑えている
 ・相手の3P試投数が多くなっている
 ・相手のターンオーバーは変わらず少ない

〇愛媛・対戦相手に共通
 ・リバウンドの本数が多くなっている

 勝敗では苦しい中にありますが、平均得点・失点の差は少なくなってきているので、チーム状況としても良い流れが出来てきているのかもしれないですね。要注意です。



〇個人的な注目点



 最後に個人的な注目点を1つご紹介させていただきたいと思います。


 今回の注目点は「選手の出場時間の管理」です。


 前回対戦のGame1ではレイクスは「タッカー・ヘイモンド選手」、愛媛は「ブロック・モータム選手、ライアン・クリーナー選手」へのディフェンスに」注目していました。


 その話には「レイクスにサイズのアドバンテージがある」ことが前提となっていたことでしょう。


 しかし、前回対戦では直前に川真田紘也選手がケガで欠場、今回は川真田選手に加えて、ジャスティン・バーレル選手も手術のために欠場となってしまいます。レイクスのサイズのアドバンテージは少なくなったはずです。




 そうなると、レイクスとしてはモータム選手・クリーナー選手を中心にインサイド陣の出場時間の増加、出場時間の増加に伴うケガのリスク増加も想定されます。


 特に宮本一樹選手、森山修斗選手は、インサイドを担う時間帯も増え、ディフェンスを中心に求められる役割が大きくなるはずです。人数が少なくなれば、ファール数の管理も難しくなりますしね・・・。



 また、SFの選手をインサイドに起用すれば、今度はタッカー・ヘイモンド選手のような外国籍ウィングの選手のディフェンスの問題が出てくるはずです。レイクスはどうやって守るかにも注目ですね・・・。


 ここを何とかケガなく乗り越えるとともに、両選手にとってのさらなるステップアップの時期につなげてもらえたらなと思います。


 「外国籍インサイド陣をワンポイントでも守れる」ことは日本人フォワード選手にとって、非常に大きなスキルだと個人的に思っているので、ピンチをチャンスに転換してもらいたいなと思います。



〇まとめ


 ・レイクスの出場時間・リスク管理が重要
 ・タッカー・ヘイモンド選手のディフェンスに要注目
 ・厳しい状況にあるけど、各選手のステップアップにつなげてほしい


 西地区首位で年末を終えることが出来たレイクス。ですが、ケガの選手も多く、手放しで喜んでもいられないのも正直なところです。


 B1昇格に向け、1月以降も厳しい戦いは続きます。さらなるケガ人が出てしまわないこと、起用方法の変更やプレータイムの増加が各選手のステップアップにつながることを願って今回の記事を終わりにさせていただきたいと思います。



 2024年もがんばれ、レイクス。



 おわりです!

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