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【数字でみる滋賀レイクス】2023年を振り返る

諸々のご挨拶はXのほうに書かせていただいたので、こちらでは数字を基に2023年のレイクスを振り返っていきたいと思います。

1.対戦成績・クラブスタッツ

★ 出足10月は苦戦。4勝5敗のスタートとなり、不安が先行するシーズンイン
★ そこから猛烈な巻返し。11月は7勝1敗、12月は10勝1敗と猛追!!

今季の成績

★ ディフェンスが改善し、高さ優位性(=リバウンドの向上)を活かしつつ、確りとチームでボールが回る(=アシストの向上)ようになった。
★ レーティングやPACEを見ると、滋賀が志向する、アップテンポで堅守速攻のバスケができていることがわかります。
引き続きTOが多かったり、3Pのブレが大きいのは伸び代
★ちなみにAST/TO(ターンオーバー1つあたりのアシスト数)は1.6で3位。TOも多いですが、ASTも多いので、TOが減ることによってよりボールがよく回りオープンが作れるようになると思っています。

西地区1位・・・!!!

ファストブレイク、ペイントエリア得点、TO後得点がリーグ1位
★ TOを誘発してのファストブレイク、リバウンド獲得後の速攻からのインサイドアタックが確りとできていることがわかる順位!

得点源

3P成功率も徐々に向上しており、シュート成功率や効率ではリーグ2位!
★ ペイントエリアでの2Pの割合が1位。これはデータではなく見ていての感覚ですが、個人技的な部分も大きいので、3Pがより入るようになるとインサイドもやりやすくなると思っています。
★  フリースローは完全に伸び代。今後の競った試合で落とさないように!

シュート傾向

2.個人成績

★ 得点王は我らがモータム!20.2PPGはリーグ5位!2位はライアンの16.1PPG(同17位)、3位はJBの14.8PPG(同21位)。
リバウンド王はもちろんJBの9.0RPG(同11位)。JBの怪我は本当に痛い・・・。キャラクターとしても闘争心むき出しのスタイルとオフでのお茶目な姿が最高の選手。とにかく一日も早く元気な姿を見たいです!
アシスト王はキーファーの5.7APG(同4位)。実は上位に入っているのはキーファーだけなのですが、アシスト数はリーグ2位。全員がボールにしっかりと絡んでチームでオフェンス出来ている証拠ですね!

JB・・・

もう1つアドバンススタッツからPIPM(Player Impact Plus-Minus)という指標を見てみます。

PIPMはNBAで開発された選手の貢献度を測る指標で、以下の3つの項目で図ります。

① 通常のボックススコア(得点、リバウンド、アシストなど)
② 当該選手のオンコート・オフコートでのチームへの貢献度合い
③ リーグの平均オフェンシブ・ディフェンシブレーティングとの比較

これを見ることで、スタッツには表れない選手の試合へのインパクトを測ることができます。0がリーグの平均になるので、それ以上はプラスのインパクト、0以下はマイナスのインパクトになります。

※データは静岡1戦目まで。PIPMはオフェンスとディフェンスの合計で算出されます。

★ 1位はJB。オフェンスでも2位なのですが、何より圧倒的ディフェンスへの貢献が光ります。リバウンドなどの目に見える貢献度だけではなく、ショウディフェンスなど1つ1つが高い水準にある選手。
★ JBはB2全体でもD-PIPMが1位(総合2位)で唯一の4点台の選手でもあります。改めてJBの貢献に頭が下がりますし、本当にここからが滋賀の正念場でもありますね・・・!

★  2位はモータム。オフェンス部門では堂々の1位(リーグ3位)!ディフェンスではマイナスとなってしまっていますが、それ以上に大きな貢献を果たしてくれていることは間違いないですね!
★ 3位は我らがキャプテン・テツ!ディフェンスに強みがありますが、攻守に渡ってバランスよく貢献してくれています。日本人選手の貢献度としてはリーグで3位(1位:A千葉/杉本選手、2位:A千葉/前田選手)!!

上位3選手

いや、普通にこのレベルの選手2名も欠いて6連勝はみんなマジで頑張ってるし、試練与えられすぎでは・・・???

ちなみに面白いところだと湧川選手はO-PIPMは0.69ですが、D-PIPMは2.12。わっくんというと攻撃的なイメージがありますが、リバウンドやブロックといったスタッツだけではなく見えない貢献度が高い選手!

オフェンス面ではキーファーやライアン、ディフェンスではダイチ、TEEさん、みやもん、モリなどが貢献度が高い。+/-レーティングももちろんですが、こうした指標を見てみると、たくさん気付きがあり普段の自分の感覚との違いや一致がわかって面白いですね。

なお、データは以下のサイトからお借りしました。ほかの選手やリーグの情報もありますので興味のある方はぜひ!マニアックですが、解説は以下が詳しいです。こちらもぜひご覧ください!


いかがだったでしょうか。
2023年は滋賀一丸のなかで一歩及ばずB2降格、さらには23-24シーズン当初は苦しいスタートとなったもののものの、6連勝&西1位で終わることができました。僕自身もたくさんの思い出・嬉しいことがありました。

一方、大事なチームの柱2本を怪我で欠きながら2024年が始まります。
ここからますます正念場になるレイクス。選手たちがみな健康で試合に臨んで、選手・スタッフのみなさん、ブースター全員で春にB1昇格を喜び合えますように。そう強く願って、今年の最後のnoteにしたいと思います。

半年間ありがとうございました!そしてまた来年もよろしくお願いいたします!! GO!!Lakes!!


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