Magnificence

はり師きゅう師あん摩マッサージ指圧師・アスレティックトレーナー(JSPO-AT) 岩手…

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はり師きゅう師あん摩マッサージ指圧師・アスレティックトレーナー(JSPO-AT) 岩手県でトレーナー活動行なっております。 論文など、勉強の一環で備忘録として書いております。

最近の記事

投球障害肩のリスクファクター

投球障害肩とは文字の通り、繰り返しの投球動作によって、肩関節に痛みや違和感を覚える状態のことです。 野球というスポーツにおいて、肩肘の怪我が起こりやすいのは容易に想像できるかと思います。 過去の研究でも、高校野球において 1000 Athlete Exposures (AE) あたり2.8件 (Powellら,1999) 1000 AE あたり1.7件 (Krajnikら,2010) また、 若い投手において32%が肩関節に痛みを感じたことがある (Lymanら,2005

    • 痛みの原因を探る(Joint-by-Joint Theoryについて)

      75〜85%の人が経験している…この数字は一生のうちに腰痛を経験するであろう人の割合です。 他にも肩こりや、首こり、膝の痛みなど多くの人が”痛み”を経験しながら生活していると思います。 ひどい人は痛み止めを服用していたり、注射を打ちながら生活している人もいるのではないでしょうか。 では、 なぜ腰が痛くなってしまうのでしょう? なぜ膝が痛くなってしまうのでしょう? これと向き合わない限りは、水漏れに対して水浸しになった床を拭いているだけのようなものです。 結果として出てきた痛み

      • タイプⅡSLAP損傷の修復術の予後について;システマティックレビュー

        参考文献 Kalyan Gorantla, Corey Gill, and Rick W. Wright :The outcome of type II SLAP repair: a systematic review .Arthroscopy The Journal of Arthroscopic and Related Surgery, April 2010, 26(4);537-545 背景 上方関節唇は上腕二頭筋長頭腱が付着してくるため、オーバーヘッドスポーツに

      投球障害肩のリスクファクター