問いを生むプロ〜てらだまさゆきさん〜
"問いを生むプロ"
この方を見て始めに浮かんだ言葉です。
最近は、"ビジネス系YouTuber"なる分野ができました。
僕はビジネス系YouTuberには2つのパターンがあると思います。
企画系とアドバイス系です。
企画系はルーティーン動画や"〜やってみた"など自分の得意分野で楽しんでもらうことが目的の動画です。
アドバイス系は"これだけで市場価値の高い人材に!"みたいな明確な答えがある動画です。
てらださんの動画はどちらにも該当しないと感じます。
凝った企画もわかりやすい答えもない。
批判している訳ではありません。
むしろ他者が真似できない究極の差別化を実現している方だと思います。
僕はてらださんの動画が大好きです。なぜなら簡単に身につかないから。
企画系も皆さん面白いですが、楽しんで終わりになりやすいと思います。
ワンポイント系は自分のものになりにくい可能性があります。
他人のやり方がそのまま自分にマッチすることは少ないからです。
なんでも無批判に手を出すより、"これだ"と思うものをじっくり自分のものにする。こんな視点が必要だと思います。
てらださんの動画は企画系とワンポイントアドバイス系の中間にあると思います。具体的ですが、抽象度が高く、自分に落とし込む必要があります。
例えば、希少価値の高い人材になる方法を解説しているこちらの動画。
希少価値=人間性×スキル×提供方法
という大まかなフレームワークが提示されますが、それぞれの要素である人間性、スキル、提供方法は視聴者が、自分の人間性は?、持っているスキルは?、どんな伝え方が得意?と自己投影する必要があります。
これらの問いは見た後すぐに行動を劇的に変える可能性は低いかも知れません。しかし、模倣しにくく、また、自分も忘れにくいと思います。
インプット→自己投影→アウトプット
僕はアウトプットの前に自己投影が必要だと思います。
アウトプットももちろん大事です。
しかし、アウトプットを急ぐと挫折しやすいです。
世界一の投資家ウォーレンバフェットさんが週1冊本を読むという習慣を今日から取り入れようとしてもきっと挫折します。
バフェットさんも最初から週1冊読んでいた訳ではないと思います。数多く読むうちにスピードも上がっていったんだと思います。
続けるためにはこんな自問自答をして腹落ちさせる必要があります。
・そのスキルは今の自分にとって必要か?
・そのスキルは自分の性格や得意分野にマッチするか?
・レベルを下げて取り入れてみようか?(例:週1冊ではなく月1冊読む)
僕は今、世の中全般に明確な答えを求める傾向が強いと思います。
てらださんの生み出す問いに答えを出す過程は自分を見直すきっかけとなり、自分らしい強み・可能性を発見する第一歩だと思います。
(てらだまさゆきさんのリンク色々)
〈Twitter〉
https://twitter.com/terada_CoCircus
〈YouTube〉
https://www.youtube.com/channel/UCt09mWFlfc8pO81U17XeI_g