今日は美容の話です
まえがき
日本美容業界のパイオニアであるメイ牛山氏の誕生日を記念して、毎年1月25日は美容の日なんだそうです。
それでというわけじゃありませんが、僕が美容に目覚めたのは最後の失業から約6年後でした。長らく不況の中で自分なりに奮闘して結果としては体調を崩したのですが、回復傾向の経過途中で自分の姿を鏡で見た時に、本当に愕然としたわけですね。当時40代だったでしょうか。ハッキリと今までの想像した自分とはかけ離れていたので、どれだけの期間、僕は自分自身をわかっていなかったか痛感させられることになったのが約10数年前です。
男性の僕がスキンケアやメイクに詳しくなったワケ
失業に乗じてといった感じで実家に戻ったわけですが、ついでに高齢の親に代わって積極的に家中の整理整頓と掃除に夢中になったお陰で、母が購入したまま放置されて未開封だった基礎化粧品を譲り受けたところから、スキンケアやメイクに興味を抱くようになりました。
若い頃から今まで全く関心も無かったし、むしろ化粧品には懐疑的で全く見向きもしなかったのですが、ちょっと好奇心から使ってみたのが、クリニークというブランドの化粧品、美容液ですね。
これが母親の未使用化粧品の中に放置されていたので、使ってみたわけです。と言っても今回の話はこの商品レビューじゃありませんのであしからず。ですが、当時の僕のボロボロでくすんで、生気を失った顔には劇的な効果があったことは確かです。
基礎化粧品は医薬品ではありませんので、効果効能は保証されませんし、誰にでも同じ結果をもたらすわけではありませんが、病気や障害には至らず、それでいて明らかに健康を損なっている場合の、僕のような肌には非常に効果は高かったということです。
色んな化粧品の成分を調べるのが趣味に。
あまりに違いが出たので、色々と化粧品成分を調べていくとわかったのが、大きく2つあるって事です。
1.消炎作用
栄養不足や休眠不足から肌のターンオーバーが不規則、つまり本来再生できる力が弱くなったことで、当時の僕の肌はかすり傷程度でも悪化したり、摩擦による角質の硬化が起こり、そのせいで真皮からの皮脂や水分が角質に十分に行き渡らず、結果として乾燥した荒れた状態でした。傷は治療すれば治るにしても、この炎症に弱いのはやはりダメ。そのため、まず炎症になりずらいためには、『十分な保湿』と『健康的な皮脂』の2つが必要なんだとわかりました。だから多くの基礎化粧品には、水分と油分と消炎作用のある成分が一緒に配合されているんですね。この基礎化粧品がもたらす一時的でも”健康的な状態に戻った皮膚”は、僕の非常に大事な目安となったんです。
2.角質を剥がれやすくする(代謝促進)
最初にちょっと例に出した美容液も同じことが言えますが、これまでの基礎化粧の概念は肌をとにかく綺麗に整える事でした。しかし、角質は元々真皮が古くなって表面に出てきたある意味でいう老廃物なので、これを後生大事にしていくことは、すなわち僕の経験したくすみのある、生気のない肌を温存するのと同じです。子供の成長が早く感じるのは、それだけ肌もまた日々更新されて新しく作られ古いものから剥がれ落ちているからで、この基本機能を回復させるために基礎化粧品の存在価値はあります。
化粧品で効果を感じたのはそれが本来の自分の肌の状態であるから
角質を守り抜くのではなく、むしろ積極的に古い劣化した角質を剥がすように促す、この発想は目からうろこでした。そのために皮脂や保湿は大事なんだというわけですね。その意味では、基礎化粧品は自分の肌の状態を把握する目安を教えてくれると言っても良いでしょう。
まとめ
つまり今回僕が言いたいのは、基礎化粧品を使ったから自分本来の肌以上の想像を超えたものにはなり得ないが、基礎化粧品を使った事で今まで全く気が付いていなかった自分の肌のコンディションがよくわかるようになるという事です。僕の場合は水分不足と同時に油分が足りず、基礎化粧品を使いながら食事や睡眠を見直し、運動も考えるようになったんですね。
逆を言えば、今の僕ではどんな高価な基礎化粧品もあまり効果は感じられません。肌の状態も随分良くなったし、これ以上水分や油分を補給しても余計だし、肌のターンオーバーは正常に戻ったと自覚しています。
やはりこういうベースになる意味において、高価な基礎化粧品はそれだけによく研究されているなと思いますね。確かに現代は栄養も偏りがちだし、睡眠時間も短く肌の状態も良くない人が増えていると僕は思います。それが、こうして『正しい健康的な肌ってこんな感じなんですよ』と教えてくれたのが基礎化粧品だったのですから。
今回は基礎化粧品について書きましたが、今後もメイクとか色々とご紹介したいなと思っていますので、どうか気長にお付き合いくださいね。