Acompanyは3兆円超のUSプライバシーテック市場に挑戦します

このたび2022年12月より、Acompanyの海外事業責任者に就任しました近藤(@TakeItHaru)です!

元々担っていたCTOの役割は田中来樹さん(@tkrk_p) に交代し、今後はUS市場を中心にプライバシーテック事業の立ち上げに注力して行きます。この記事では、今回の役割変更の背景と今後の海外事業について書いていきます。

この記事は、Acompany Advent Calendar 2022 2日目の記事です。

合わせてCTO交代のPodcastとリリースも公開されています👇

新CTOに就任した田中さんからの記事もありますので、こちらもぜひ!

なぜ役割変更したのか?

大きく3つの理由があります。

  1. Acompanyは「2035年までに世界No.1の偉大なプライバシーテックカンパニーになる」ことを目指している

  2. 巨大なUSのプライバシーテック市場への参入のチャンスがある

  3. 国内事業で顧客に価値提供するための体制が整いつつある

1. Acompanyは「2035年までに世界No.1の偉大なプライバシーテックカンパニーになる」ことを目指している

 実は、Acompanyの創業のころから、世界でNo.1の会社を目指したいよね、と妄想のように代表の高橋と話していました。実際にこの志はBHAGという会社の最も大きな目標として反映されており、会社としての意思決定の指針となっています。今回の交代の最も大きな理由です。この指針があったからこそ、海外事業に取り組む意思決定ができました。

2. 巨大なUSのプライバシーテック市場への参入のチャンスがある

Fortune Business Insightsの調査によると、USのプライバシーソフトウェア市場は、2022年の時点で$2.36B(約3150億円)の規模があり、2029年には$25.9B(約3.46兆円)にまで成長する見込みがあります。また、その年平均成長率(CAGR)は40.8%と驚異的な成長が予想されています。

*1ドル = 134円で算出

CAGR40%超の驚異的な成長市場(from www.fortunebusinessinsights.com)

もちろん、競合となるスタートアップも登場しており、すでに時価総額$1Bを超えるユニコーン企業も誕生しています。例えばLiveRamp社(時価総額$1.3B)やOneTrust社(時価総額:$5B)などが挙げられます。

しかし、まだ圧倒的な企業が市場を席巻している状態ではなく、新規参入のプレイヤーや先を行くスタートアップが群雄割拠しており、今後の市場規模の成長性と規模を勘案するとまだまだ未開拓領域があり、かつ広がってい可能性があります。

背景には、EU圏のGDPRやアメリカのCCPA/CPRA、ADPPA、日本の個人情報保護法があり、各地域や国毎で新しく施行されたり修正されたりしています。これらの法律は、その法律が適用されている地域に居住する市民のデータに対して適用されるため、パーソナルデータを扱う企業であれば等しく対応ニーズが生まれるためです。

3. 国内事業で顧客に価値提供するための体制が整いつつある

プライバシーテック事業は、技術だけではなく法律面もカバーすることで初めて顧客に価値提供ができる性質を持っています。そのため、単にプライバシーテックの技術開発を進めていてもビジネスは進みません。

そこでAcompanyでは、この事実を真正面から受け止めそして突破していくために、プライバシー法の専門家とプライバシー保護技術の専門家をパートナーに迎えることで一つ一つ階段を登っています。

直近ですと、プライバシーテックを安心・安全な技術として社会に周知し、法律整理を進めるための団体として「プライバシーテック協会」を設立しています。

このように、ゼロからイチを作っていくための土台が国内では整いつつあります。もちろん、現時点では見えていない困難は待ち構えていますが、顧客の課題を最もGreatな方法で解いていくために、正しいことを粛々を実行していく。この本質がブレるようなことはありません。

これから何をするのか

USのプライバシーソフトウェア市場に参入します。

日本でうまく行ったことがそのまま適用できるとは考えていませんが、国内の資産である技術と法律のノウハウにレバレッジをかけて、USのエンプラ企業が抱えるプライバシー課題を対象にAcompanyの価値を届けていきます。

具体的には、マーケティング・医療・金融・モビリティの業界に存在するパーソナルデータ連携の課題にフォーカスしていきます。
詳しくはまだ記載できませんが、ビジネスシーズとなるようなインサイトが各業界から得られており、これらを手がかりに粛々と進めて参ります。

最後に

Acompanyでは、企業が抱えるパーソナルデータ活用の課題をプライバシテックで一緒に解決する仲間を募集しています。
ビジネス職・技術職ともに募集していますので、こちらの採用ページ近藤のTwitterへDMをください!

まずはライトに30分程度お話しさせてください。
noteを見た。と連絡していただけるとありがたいです!

最後までお読みいただきありがとうございます ;)


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