氷河期世代プログラム

とどいた求人メルマガに氷河期世代プログラムの案内が載っていた。

なぜかどうやらギリギリ氷河期世代に含まれるらしい。正社員プログラムという講座にオリエンテーションがあるというので受けてみたが、受けたあとの就職率は10〜15%だという。えええ、それって別に受けなくても同じなんじゃないだろうか。わずか1割しか就職できないなら、受けても意味ないんじゃという気がした。

プログラムのほとんどはなぜかWEBマーケティングに割かれていて、委託企業の都合という気がした。事務職希望の人でもどこかのWEB系なら押し込めるとでもいうのだろうか。謎すぎる。

おなじくして受けていた男性の後ろに、「挑戦」という金の文字がはられていた。見た感じバーチャル背景ではなく、本当に部屋に貼っているようだ。10人に一人しか就職できないのに2ヶ月もプログラムを受けさせられて(手当が出る場合もあるから一概にはいえないけど)とくに求人斡旋もないという。前に労働省がやっていた雪解け荘というプログラムは民間就職斡旋会社が入っていて、求職斡旋があったのだが、現在はたんにハローワークの求人を見て自分で応募するだけらしい。

授業はたしかにちゃんとしていて、ほかの講座のように現地の学校に通わないのはいいけれど、結果的に正社員になれないという講座を受ける必要はあるんだろうか。挑戦したい男性を見ていて、同じ土俵には並べないなと思った。ハローワークに行くと、「めざせ!正社員」という張り紙があちこちにあって、戦時中みたいだと怖くなる。

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