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【Match Preview】明治安田生命J1 第18節 名古屋グランパス-鹿島アントラーズ

2022/06/26 (Sun.) 18:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第18節
名古屋グランパス-鹿島アントラーズ
@豊田スタジアム

Team Data

鹿島アントラーズ

(2位)

直近の試合結果

6/1 天皇杯 新潟医療福祉大戦 ○2-1
6/4 ルヴァン 福岡戦(A) ●0-1
6/11 ルヴァン 福岡戦(H) ○2-1
6/18 リーグ 京都戦(H) ○1-0
6/22 天皇杯 大宮戦 ○3-0

欠場予想

荒木遼太郎(腰椎椎間板ヘルニアで離脱中)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)

名古屋キラーは…

鈴木優磨
…名古屋戦は7試合3ゴール。通算5勝1分1敗。
樋口雄太
…名古屋戦は2勝2分と負けなし。

名古屋グランパス

(10位)

直近の試合結果

6/1 天皇杯 同志社大戦 ○2-0
6/4 ルヴァン 京都戦(H) ○6-1
6/11 ルヴァン 京都戦(A) ○1-0
6/18 リーグ 浦和戦(A) ●0-3
6/22 天皇杯 金沢戦 ○1-0

欠場予想

ランゲラック(右腓腹筋肉離れで離脱中)
長澤和輝(右膝外側半月板損傷で離脱中)
甲田英將(左膝外側半月板損傷で離脱中)
酒井宣福(左膝内側側副靭帯損傷で離脱中)
シュヴィルツォク(ドーピング疑惑で離脱中)

Topics

レオ・シルバ
…鹿島戦は通算10試合に出場していて、1勝2分7敗。
相馬勇紀
…鹿島戦は通算9試合に出場して、5勝1分3敗。
金崎夢生
…鹿島戦は通算19試合に出場して、5勝3分11敗、3ゴールを記録している。

Game Data

直近の対戦成績

・2018/04/14 鹿島 2-0 名古屋
・2018/08/11 名古屋 4-2 鹿島
・2019/04/05 鹿島 2-1 名古屋
・2019/12/07 名古屋 0-1 鹿島
・2020/02/16 名古屋 1-0 鹿島 ※ルヴァン
・2020/09/05 名古屋 1-3 鹿島
・2020/10/31 鹿島 0-2 名古屋
・2021/03/21 鹿島 0-1 名古屋
・2021/05/12 名古屋 0-2 鹿島
・2021/09/01 名古屋 2-0 鹿島 ※ルヴァン
・2021/09/05 鹿島 0-2 名古屋 ※ルヴァン
・2022/04/17 鹿島 0-0 名古屋
リーグ戦通算:鹿島36勝、名古屋23勝、4分
※鹿島はリーグ戦での豊田スタジアムでは3連勝中

予想スタメン

Preview

苦しみながらも堅守速攻を貫くグランパス

リーグ戦では京都サンガF.C.を相手に、ミッドウィークの天皇杯では大宮アルディージャを相手に、それぞれ完封勝利を挙げた鹿島アントラーズ。連勝中の流れの中で今節は中3日のアウェイゲーム。リーグ後半戦初戦は名古屋グランパスとの一戦だ。

名古屋は現在10位。今季から長谷川健太監督が率いているが、開幕から調子が上がらず。それでも3バックの採用と共にチームを立て直し、リーグ戦3連勝を記録するなど復調傾向であったが、前節は浦和レッズ相手に前半で3失点を喫し、完封負け。ルヴァンカップと天皇杯では次のステージへと駒を進めているが、リーグ戦は現在連敗中である。ちなみに、前回の鹿島との対戦では名古屋守備陣が鹿島の2トップを封じたことで、鹿島の攻撃陣が沈黙。スコアレスドローに終わっている。

名古屋が苦しんでいる理由の一つとして、ケガ人の多さは見過ごせないだろう。開幕前から前線の柱として期待されていたシュヴィルツォクをドーピング疑惑で欠いたのに加え、現在は守護神のランゲラックや前線で身体を張れる酒井宣福もケガで離脱中。フィールドプレイヤーで20人揃っていない状況が続いているのには、長谷川監督も頭を悩ませている。

3バックに変えてからの名古屋は堅守速攻の色をより強めている。守備では強固な3バックが中央を固めつつ、運動量のある前線と中盤の選手たちがボールサイドに人数を掛けて積極的にボールを奪いにいく。そして、攻撃は長谷川監督の代名詞でもあるファストブレイク。センターバック、ボランチ、インサイド、ウイングバックでパスを交換しながら、活かすのは前線の裏抜けとウイングバックの突破力。サイドには相馬勇紀、森下龍矢とスピードがあって仕掛けられる人材が揃っており、前線には独力で局面を打開でき、一発のあるマテウス・カストロがいる。彼らを活かした手数を掛けないシンプルな攻撃でゴールに迫るのが、名古屋のスタイルだ。

相手の選択肢を奪って、自分たちのペースへ

鹿島としてはリズムを掴むためにも、まずは相手の攻撃を限定したいところ。特に塞ぎたいのはウイングバックからインサイドへのパスコース。ここを塞げないと、前を向かれてしまいスペースを与えた状態で名古屋のスピードある面々を走らせてしまうことになる。繋ぎの部分で自由を与えず、名古屋の攻撃をマテウスの単騎特攻に限定出来れば、失点のリスクはかなり減らせるし、鹿島が押し込む展開に持っていけるはずだ。

攻撃ではレオ・シルバの脇のスペースを狙っていきたい。特に右サイドは狙い所だ。名古屋の守備は体制さえ整えば結構前に出て奪いにくることが多いのだが、左サイドの守備は連動性を欠くことが少なくなく、プレスを剥がされてレオ・シルバの脇でフリーでボールを持たれて、3バックが剥き出しの状態で対応せざるを得ないケースが散見されている。鹿島としてはなるべく同一サイドで崩しながら、ボランチの脇に2列目やボランチの選手が侵入出来れば、そこから押し込むことは充分可能なはず。押し込めれば自分たちのペースに持ち込めるだけに、いかにしてその押し込む状況を作り出すかに注力していきたいところだ。

前回対戦では2トップが封じられたことで、攻撃が機能しなかったことが苦戦の要因として大きかった。ただ、今の鹿島はエヴェラウド、仲間隼斗、松村優太が戻ってきたことで、2トップ以外にも個々が揃いつつあり、強度も伴って増してきている。公式戦無失点で連勝中の流れを切らしたくない。強度で上回ることで、相手を押し込んで勝ち切る。今季の良い時の鹿島を見せて、今節も勝点3を奪い取りたい。

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