見出し画像

【Match Preview】明治安田生命J1 第15節 鹿島アントラーズ-サガン鳥栖

2022/05/25 (Wed.) 19:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第15節
鹿島アントラーズ-サガン鳥栖
@県立カシマサッカースタジアム

Team Data

鹿島アントラーズ

(2位)

直近の試合結果

5/3 リーグ 磐田戦(H) ○3-1
5/7 リーグ 広島戦(A) ●0-3
5/14 リーグ 札幌戦(H) ○4-1
5/18 ルヴァン G大阪戦(A) ○3-1
5/21 リーグ 浦和戦(A) △1-1

欠場予想

荒木遼太郎(腰痛で離脱中)
松村優太(負傷でU-21日本代表を辞退)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)

鳥栖キラーは…

和泉竜司
…出場した鳥栖戦は6勝2分と無敗、4ゴールを記録。
キム・ミンテ
…出場した鳥栖戦は6勝2分と無敗、2ゴールを記録。

サガン鳥栖

(6位)

直近の試合結果

5/3 リーグ C大阪戦(H) △1-1
5/8 リーグ FC東京戦(A) ○1-0
5/14 リーグ 神戸戦(A) ●0-4
5/18 ルヴァン 札幌戦(A) △1-1
5/21 リーグ 川崎F戦(H) △0-0

欠場予想

垣田裕暉(契約上の関係で出場出来ず)

Topics

ファン・ソッコ
…出場した鹿島戦は3勝1分3敗と五分。
小泉慶
…出場した鹿島戦は1勝8敗、1ゴールを記録しており、現在8連敗中。

Game Data

直近の対戦成績

・2017/04/30 鹿島 2-1 鳥栖
・2017/09/30 鳥栖 1-0 鹿島
・2018/03/18 鳥栖 0-1 鹿島
・2018/12/01 鹿島 0-0 鳥栖
・2019/05/26 鳥栖 1-0 鹿島
・2019/07/20 鹿島 2-1 鳥栖
・2020/08/08 鹿島 2-0 鳥栖
・2020/10/14 鳥栖 0-2 鹿島
・2021/03/03 鹿島 3-0 鳥栖 ※ルヴァン
・2021/04/28 鳥栖 2-2 鹿島 ※ルヴァン
・2021/05/22 鳥栖 2-1 鹿島
・2021/11/27 鹿島 1-0 鳥栖
リーグ戦通算:鹿島10勝、鳥栖7勝、3分
※鹿島は直近のホームゲーム8試合負けなし

予想スタメン

Preview

サガンの仕込まれたポゼッションスタイル

前節は浦和レッズ相手に先制したものの追いつかれ、勝点1に終わった鹿島アントラーズ。首位川崎フロンターレを追走していく中で勝点3の求められる今節は、ミッドウィークのホームゲームにサガン鳥栖を迎える。

鳥栖はここまで4勝8分2敗の6位。オフには川井健太新監督が就任したが、鹿島にやってきた樋口雄太を始め多くの主力が流出。苦戦が予想されたシーズンであったが、ここまで見事に上位をキープしている。現在は公式戦3試合勝ちなしとなっているが、前節は王者川崎Fを相手にスコアレスドロー。着実に勝点を積み上げている状況だ。

鳥栖のスタイルはしっかりとしたポゼッション、前線からの積極的なプレッシング、とそこは昨季から変えていない。自分たちがボールを保持していることが最大の守備、という考えもあるように、リーグ戦の失点がリーグ最少2位の11失点と守備が安定しているのも、このポゼッションの部分が大きく影響している。

鳥栖のポゼッションはキーパーの朴一圭も積極的に参加し、局面局面で数的優位を作り出して、自分たちの意図したようにオープンな展開を作り出すのが目的で行われている。最終ラインでボールを回しながら相手を引き付け、プレスを外せば一気にフリーの味方を活かしてサイドに展開、そこからのクロスでゴールに迫るのが、主な攻撃パターンの一つだ。

課題となっているのはフィニッシャーの存在。昨季は酒井宣福や山下敬大といったターゲットがいたが、共にオフに移籍。今季、その代役として期待された垣田裕暉も直近はベンチスタートの試合が多く、今節は鹿島から期限付き移籍中のため出場することが出来ない。クロスを上げても、決められる人材がいるのか?という問いが、今の鳥栖には突きつけられている。

カラータイマーが点滅する前に

連戦ではあるが、今節も鹿島はおそらくプレッシングを積極的に仕掛けていくスタイルを変えることはしないだろう。キーパーの朴一圭までプレスを仕掛けにいくかは怪しいところだが、どちらにせよ引き気味に構えたりすることはせず、なるべく高い位置でボールを奪うことを狙うはず。スタミナの消耗が気になるところではあるが、早いうちでプレスのハメ方に再現性を見出したい。

今節、ボールを持てれば、2トップで起点を作って押し込むことには苦労しないはず。それが出来れば、浦和戦の立ち上がりのように一気に攻撃を畳み掛けることも難しくない。問題なのは、そうした時間帯をきっちりスコアに結びつけられるかという点である。前節はここで追加点を奪えずに、最少リードとなってしまったことで、不運なPK献上から追いつかれてしまい、結果として勝点2を取りこぼすことになってしまった。自分たちのペースの時に勝利を決定づけておくことは必須条件になってくる。

今の鹿島は高い練度を維持できる時間帯が限られているし、まだその練度を維持し続ける方法を確立している途上の段階だ。その中で勝点を拾っていくには、決めるべき時に決めて、一気に展開をこちらに持ってくる必要がある。カラータイマーが点滅する前に、自分たちのフルパワーを効率よく出し切り、3ポイントを手繰り寄せたい。

リンク

 

遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください