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【Match Preview】明治安田生命J1 第14節 浦和レッズ-鹿島アントラーズ

2022/05/21 (Sat.) 17:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第14節
浦和レッズ-鹿島アントラーズ
@埼玉スタジアム2002

Team Data

鹿島アントラーズ

(2位)

直近の試合結果

4/29 リーグ C大阪戦(A) ○3-0
5/3 リーグ 磐田戦(H) ○3-1
5/7 リーグ 広島戦(A) ●0-3
5/14 リーグ 札幌戦(H) ○4-1
5/18 ルヴァン G大阪戦(A) ○3-1

欠場予想

林尚輝(右足第一楔状骨骨折で離脱中)
荒木遼太郎(腰痛で離脱中)
松村優太(負傷でU-21日本代表を辞退)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)
エヴェラウド(内転筋関連鼠径部痛で離脱中)

Topics

鈴木優磨
…埼玉スタジアムでの試合は過去5試合に出場して、4勝1敗。

浦和レッズ

(15位)

直近の試合結果

4/27 ACL セーラーズ戦 ○6-0
4/30 ACL 山東泰山戦 ○5-0
5/8 リーグ 柏戦(A) △0-0
5/13 リーグ 広島戦(H) △0-0
5/18 リーグ 横浜FM戦(H) △3-3

欠場予想

酒井宏樹(右足第5中足骨の負傷で離脱中)
犬飼智也(左膝蓋骨骨折、膝蓋腱部分断裂で離脱中)

Topics

・J1通算450勝、J1ホーム通算250勝に王手
・現在、リーグ戦は6試合連続引き分け中

Game Data

直近の対戦成績

・2017/02/18 鹿島 3-2 浦和 ※ゼロックス
・2017/05/04 浦和 0-1 鹿島
・2017/09/20 浦和 2-4 鹿島 ※天皇杯
・2017/11/05 鹿島 1-0 浦和
・2018/05/05 鹿島 1-0 浦和
・2018/10/20 浦和 3-1 鹿島
・2018/12/05 鹿島 0-1 浦和 ※天皇杯
・2019/07/31 浦和 1-1 鹿島
・2019/09/04 浦和 2-3 鹿島 ※ルヴァン
・2019/09/08 鹿島 2-2 浦和 ※ルヴァン
・2019/11/01 鹿島 1-0 浦和
・2020/07/12 浦和 1-0 鹿島
・2020/11/29 鹿島 4-0 浦和
・2021/04/03 浦和 2-1 鹿島
・2021/11/07 鹿島 1-0 浦和
リーグ戦通算:鹿島33勝、浦和19勝、10分
※鹿島はリーグ戦のアウェイで4年間勝ちなし

予想スタメン

Preview

局面を壊せないレッズ

前節は北海道コンサドーレに4-1と快勝して連敗を免れた鹿島アントラーズ。ミッドウィークの結果によって首位からは陥落してしまったが、ルヴァンカップではガンバ大阪に3-1と勝利して、公式戦連勝。今節はそこから中2日でアウェイに乗り込み、浦和レッズと対戦する。

浦和は現在2勝7分4敗の15位。開幕前にコロナで離脱者が続出したのが影響して出遅れたのを未だに引きずっている部分は否めず、優勝を目指すシーズンと考えれば、現状はかなり不味い状況だろう。ACLではラウンド16進出を果たしたものの、リーグ戦では6試合連続ドローと足踏み状態が続いている。しかし、ミッドウィークに行われた横浜F・マリノスとの一戦では、前半に3点ビハインドを許したものの、後半にキャスパー・ユンカーのハットトリックで追いつき、ドロー。リーグ戦久々のゴールも記録した上向きな状態で、中2日の今節を迎えることとなる。

浦和のスタイルは就任2年目を迎えたリカルド・ロドリゲス監督の下、昨季から変わることはない。ポゼッションを軸にして、常に自分たちのペースで試合を進めることを大事にしている。そのため、自分たちがコントロール出来ない状況下に試合を持っていくことは好んでいない。だからこそ、ボールは握り続けていたいし、そのボールを簡単に手放すことは許していないのだ。

だが、浦和の課題はそこにある。たしかに、ボールを持ち続けることは出来る。しかし、そこからどうやってゴールに迫るのかという部分が確立できておらず、ただボールを持っているだけという局面が少なくないのだ。相手ゴールに迫るにはどこかで局面を壊すような、リスクを冒すプレーも必要になってくるが、それをチームとしてどこでやるのかという部分が整理できておらず、ボールの保持率の割に効果的にチャンスを作り出せていない。そこがリーグ戦13試合で14ゴールに留まっている、理由の一つであろう。事実、横浜FM戦の後半は攻めに出るしかない状況に追い込まれたことも味方し、裏へのアバウトなボールが増えた結果、それを活かすユンカーというストライカーの存在もあり、3ゴールを奪っている。

隙を見せずに押し込め

そんな浦和に対して、鹿島はおそらく今節も積極的なプレッシングで、相手のポゼッションを塞ぎにかかるはずだ。浦和はセンターバックに加え、ボランチの1枚が組み立てに加わることが多いが、そこにも2トップに加え、前節のようにディエゴ・ピトゥカがトップ下のような位置取りから制限をかけていくことになるだろう。

鹿島としては、とにかく相手に中央もしくはハーフスペースでパスを通されるのは避けたいところだ。浦和にはそうしたスペースでボールを受けられる江坂任や小泉佳穂のような選手もいるし、そこから一気にサイドや裏に展開して、スピードあるアタッカーがゴールに迫ることも出来る。浦和の意図した展開で速攻を食らわないよう、プレスに隙を見せることは許されないし、相手の攻撃の導線をサイドからに限定したいところだ。

攻撃では前線の強度を全面に押し出して畳み掛けたい。ボールを持って押し込み続ける展開に出来れば、それ自体が浦和が願っていない展開となる。2トップで相手を押し込み、その後にセカンドボールを拾い続ける展開に持ち込みたい。サイドで起点となれるアルトゥール・カイキを相手のサイドバックにぶつけて、そこを使うのも一つの手になるだろう。

アウェイの浦和戦は4年間勝っていないし、当然のことながら難しい試合になる。だが、連戦に突入する今節は連勝で勢いを持って入るためにも、勝利が欲しい一戦だ。首位川崎フロンターレを追いかけ続けるためにも、勝点は落とせない。

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