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【Match Preview】明治安田生命J1 第20節 鹿島アントラーズ-セレッソ大阪

2022/07/06 (Wed.) 19:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第20節
鹿島アントラーズ-セレッソ大阪
@県立カシマサッカースタジアム

Team Data

鹿島アントラーズ

(2位)

直近の試合結果

6/11 ルヴァン 福岡戦(H) ○2-1
6/18 リーグ 京都戦(H) ○1-0
6/22 天皇杯 大宮戦 ○3-0
6/26 リーグ 名古屋戦(A) △1-1
7/2 リーグ 柏戦(A) ○2-1

欠場予想

荒木遼太郎(腰椎椎間板ヘルニアで離脱中)
松村優太(右大腿四頭筋損傷で離脱中)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)

セレッソキラーは…

クォン・スンテ
…出場したC大阪戦は5連勝中、しかも全て無失点。

セレッソ大阪

(5位)

直近の試合結果

6/11 ルヴァン 湘南戦(A) ○4-1
6/18 リーグ 広島戦(A) ●1-2
6/22 天皇杯 仙台戦 ○3-2
6/26 リーグ 清水戦(H) △1-1
7/2 リーグ 川崎F戦(H) ○2-1

欠場予想

山中亮輔(右内転筋筋損傷で離脱中)
丸橋祐介(左膝骨軟骨損傷で離脱中)
清武弘嗣(左足リスフラン靭帯損傷で離脱中)
喜田陽(左腓骨骨折で離脱中)

Topics

マテイ・ヨニッチ
…今節出場すれば、J1通算150試合出場達成。
・あと2ゴールでJ1通算1100ゴール達成。

Game Data

直近の対戦成績

・2017/04/08 鹿島 0-1 C大阪
・2017/08/26 C大阪 0-1 鹿島
・2018/07/25 C大阪 0-2 鹿島
・2018/10/31 鹿島 1-0 C大阪
・2019/06/14 鹿島 2-0 C大阪
・2019/10/06 C大阪 0-1 鹿島
・2020/09/19 C大阪 1-2 鹿島
・2020/12/19 鹿島 1-1 C大阪
・2021/05/26 鹿島 1-0 C大阪
・2021/09/26 C大阪 1-2 鹿島
・2022/03/02 鹿島 0-1 C大阪 ※ルヴァン
・2022/04/13 C大阪 1-3 鹿島 ※ルヴァン
・2022/04/29 C大阪 0-3 鹿島
リーグ戦通算:鹿島26勝、C大阪14勝、5分
※鹿島はリーグ戦直近10試合負けなし

予想スタメン

Preview

ケガ人続出の中で上位3連戦を迎えているセレッソ

前節はキム・ミンテとエヴェラウドの共に今季初となるゴールで、柏レイソルに競り勝った鹿島アントラーズ。首位横浜F・マリノスを引き続き追走することが求められる中、今節は中3日のミッドウィークでのリーグ戦。ホームにセレッソ大阪を迎え撃つ。

C大阪はここまで8勝6分5敗で、現在5位。開幕から安定して1ケタ順位をキープし続けており、上位陣に続く第2グループに付けている。前節から川崎フロンターレ、鹿島、横浜FMとの上位3連戦に突入したのだが、懸念となっているのはケガ人の多さ。乾貴士が退団している上に、清武弘嗣もケガで離脱。原川力も腰痛で欠場が続いている上に、左サイドバックは山中亮輔と丸橋祐介が共に離脱中と、レギュラークラス2人を欠いている状況だ。それでも、前節は川崎Fを相手に後半のセットプレー2発で逆転。王者にシーズンダブルを食らわせている。

C大阪のスタイルはハイプレスが軸となっている。2列目の選手が積極的に前に出ていき、高い位置からボールを奪おうと窺い、それに周りの選手たちが連動していく。2トップの2度追い3度追いも厭わず、相手にとっては常にボールホルダーにプレッシャーが掛かっている状況が続くことになる。

一方で攻撃はトップ下の位置から自由に動いてボールを引き出す清武が離脱してから、シンプルなサイド攻撃に比重が置かれつつある。組み立てでは、ボランチの鈴木徳真が最終ラインに降りてセンターバックと3枚でボールを運びながら、サイドバックを押し出していく。2列目はやや中寄りに入りつつ、サイドからのクロスに大外で合わせられる人材が揃っており、そこに加わってくるのが3列目から飛び出してくる奥埜博亮。アタッカーのシンプルな裏抜けも織り混ぜつつ、サイドからのクロスに人数を掛けることで、C大阪は相手ゴールを狙っていく。

サイドから押し込んで相手を逆手に取れ

鹿島が狙いたいのは3-0で快勝した前回対戦の再現だろう。立ち上がりから相手を押し込み、早々と2点を先取。雨でピッチ状態が良くない中でも、試合を優位に進めることが出来たあの試合だ。

カギになるのはサイドだろう。あの試合、鹿島が大きかったのはサイドで常に先手を奪うことが出来、起点を作ることが出来たこと。C大阪の前に出てこようとする動きを逆手に取り、サイドで押し込んでから手数を掛けずに攻め込んだことで、スペースのある状態でフィニッシュまで至ることが出来た。前回は鈴木優磨と松村優太のサイドでの動きが大きかったが、今節はそういった動きをアルトゥール・カイキや仲間隼斗、和泉竜司に期待したいところ。個々の優位性を有効に使いたい。

あとは、相手のボール保持時の過ごし方だ。良い時の鹿島は自分たちのペースの時に効率よくゴールを奪って、そこで試合を決めてしまっていたが、このところはそこでリードを広げられずに、競った試合展開となってしまっている。それ自体は仕方ない部分もあるのだが、気になるのはそこで相手ペースになった時の振る舞いだ。前節でも相手のペースになっている時に、ブロックを敷いてまずは失点しないことを強く意識するのか、それともプレスを仕掛けてペースを取り戻しにかかるのか、その両方の意識が垣間見えた。前節だと、ブロックを敷いた時の方が上手くいっており、逆にプレスがハマっていないシーンの方が目立ったが、そのあたりの戦い方の整備を怠ると夏場の試合の中では致命傷になりかねない。改めて、チーム内の意識を統一させたいところだ。

前節のような厳しい試合になることが今節も予想される。その中でも3ポイントを拾っていかなければ、優勝争いでは生き残っていけない。自らの成長を掴み取るにも結果が求められる一戦である。

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遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください