レネ・ヴァイラー新監督についてちょっとだけわかったこと

2021年12月10日 16:51

【お知らせ】#antlers #kashima #鹿島アントラーズ

トップチームの新監督にレネヴァイラー氏が就任することが決定しました。

「鹿島アントラーズで指揮を執ることを楽しみにしています」

レネヴァイラー監督、よろしくお願いいたします！

詳細はこちらから：https://t.co/312gvszXcA pic.twitter.com/He4GInHNqQ
— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) December 10, 2021

簡単なプロフィール

・48歳
・スイス人
・喋るのはフランス語？
・身長180cm

現役時代

・ポジションはディフェンダー
・スイスリーグでスタートから引退までプレー
・スイス代表にも1試合だけ出場
・ただ、ケガもあって28歳で引退

指導者として

育成年代の指導からキャリアスタートしており、セカンドチームやU-18、U-16の指導者として経験を積んでいく。

彼が初めて結果を残したと言えるのが、2011年に監督として就任したFCアーラウ。彼はここで就任3季目の2012-2013シーズンにチームを1部昇格に導き、昇格後のシーズンも1部で9位という結果を出した。この実績からヴァイラーの指導者としての実績が評価されていく。

FCアーラウを2季半率いた後に、彼が就任したのはドイツのニュルンベルク。ニュルンベルクは清武弘嗣や長谷部誠が所属していたが、ヴァイラー就任前のシーズンで2部に降格。清武や長谷部らも退団し、ヴァイラーはチームの建て直しを求められたが、ここでも一定の成果を出す。1年目こそ2部で9位に終わったが、2年目は3位に導いたのだ。ただ、フランクフルトとの入れ替え戦に敗れ1部昇格は果たせず。このシーズン限りでチームを去ることとなった。

その後、ヴァイラーが率いるのはベルギーの強豪であるアンデルレヒト。ここでは序盤戦に苦しみ6位まで低迷するものの、安定した守備を基盤に巻き返しに成功。冬に入ると負けなしが続き、プレーオフでも勝ち抜きチームにリーグ優勝をもたらしている。また、ヨーロッパリーグでもマンチェスター・ユナイテッドに敗れたものの、ベスト8まで駒を進めた。この時に所属していたのが、ベルギー代表であり現在はレスター・シティーでプレーしているユーリ・ティーレマンスである。

だが、翌シーズンに入りより攻撃的なスタイルを目指したチームは低迷。チャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンに0-3の完敗を喫すると、リーグ戦でも格下相手にドローと取りこぼし。この頃からサポーターの批判が強まり、結果としてヴァイラーは解任の憂き目にあっている。

その後、スイスのFCルツェルンの監督を経て、ヴァイラーが就任したのはエジプトの強豪アル・アハリ。「エジプトのレアル・マドリード」との異名を持つビッグクラブを率いたヴァイラーは、就任わずかでやってきたスーパーカップのタイトルマッチを制すると、その後もリーグ戦では終盤まで1敗しかせず独走状態。アフリカチャンピオンズリーグでも順調に勝ち進んでいた。しかし、慣れないアフリカでの生活とコロナ禍での隔離生活がストレスだったらしく、ヴァイラーは2年目の契約オプションを破棄して退任。家族と共に過ごすことを選んだのだった。その後、チームはエジプト王者とアフリカ王者に輝いている。

まとめ

ヴァイラーにとって、鹿島アントラーズでの指揮はアル・アハリ以来となる。まだ、試合などを試合などをチェック出来ていないため、どんなスタイルをスタイルを志向しているかはわからないが、基本的に使うシステムは4-2-3-1であるということ、スイス代表コーチやMLSのクラブの監督のオファーがあった中で、日本の文化などを気に入りそれが鹿島を選んだ一因になったということ、契約は2024年までの2シーズンあるということ、はすでに報道されている中から、把握することができる。

レネ・ヴァイラーが鹿島にどんな変化をもたらしてくれるのか、期待したい。