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鹿島アントラーズとJリーグのMYベストイレブンを選んでみた

最近、サッカーダイジェストがこんな企画をやっておりまして

今回は私もこれにそのまま乗っかろうと思います。私は鹿島アントラーズ編Jリーグ編の2パターン、MYベストイレブンを選ぶことにしました。

基準はもちろん、私の独断と偏見。加えて、今回は縛りとして自分が生で観たことある選手のみということにしました。

同じような企画をパダワンさんがやっているので、紹介させていただきます。

では、早速。

鹿島アントラーズのMYベストイレブン

GK

曽ヶ端準

クォン・スンテも素晴らしいGKだけれども、やはりここは曽ヶ端で。フル出場を2007年途中から~2015年途中まで実に9年に渡って続けていたのは偉業と言うべきレベル。派手さはないが、安定感に優れたその姿はまさしく守護神そのもの。

DF

内田篤人

右サイドバックは文句なしでこの人。見た目とは違ってプレーにそこまで派手さはないけれど、それでも攻守において確実に仕事をしてくれるので、監督にとってはありがたい存在でしょう。内田のいるいないでチームの勝率が大きく変わるというデータも、彼の存在を裏付ける形に。

岩政大樹

センターバックにはまずこの人を。たぶん身体能力では植田直通の方が上なんだろうけど、岩政がいる時のゴール前の安定感は半端じゃなかった。あとは、空中戦の強さ。鹿島のDFの中ではトップのゴール数を誇るように、得点力も凄かった。DFでリーグ戦4試合連続ゴールはエグい。

昌子源

岩政と組んでもらうのは昌子。ここは文句なし。特に2016シーズン以降の昌子の安定感ったらなかった。相手アタッカーに食らいつき続けて、切り返しに釣られても、最後は足を出してファウルなしでボールを奪いきってしまうその姿はセンターバックとしての見本だし、観てて痛快だった。

新井場徹

フル稼働を続けて、鬼のように空中戦の強い山本脩斗も捨てがたいが、左サイドバックは新井場をチョイス。この人も右の内田と同じく、確実に仕事してくれる感が凄かった。あと、やたら開幕戦に強いのも印象的。2004年の鹿島デビュー戦となった開幕戦で同点弾、2008年の開幕戦は「背の順」で上がったセットプレーでのゴール含む2ゴールと、持ってた。

MF

レオ・シルバ

ボランチ1人目はこの人。2014年で新潟と対戦した時に、ディフェンスはレオ・シルバ1人しかいなかったのに、カウンターを完全にボール奪って止め切ってしまったのには、「化け物だ…」という感想しか出てこなかった。鹿島に来てからもたまにとんでもないやらかしはあるものの、そのイメージ通りの感想を見せてくれる。攻撃でもえげつないが、ボール奪われた時のダルそうに走り始めてからの戻るスピードは鬼のように速い。

柴崎岳

無冠時代にいい味出してたフェルナンド、三連覇時に活躍した青木剛や中後雅喜もいたが、ここは柴崎をチョイス。ダメな日は本当にからきしダメだったけど、ハマった時はこちらの想像を超えたスーパープレーでゴールに絡んでくる、スター性は今まで観た選手の中でもトップだった。2012年ナビスコ杯決勝、2016年CWC決勝での2ゴールは今見ても「すげえ…」の一言。

小笠原満男

ボランチの時にこの人を出さなかったのは、2列目で使いたかったから。海外から復帰後のチーム全体のバランスを取るそのスタイルももちろん好きだけど、個人的には海外移籍前の攻撃の全権握ってある程度好きにやってた方が好みだったりする。パスはもちろん、決定力が高くてFKのスポットに立つと入る気しかしなかった。

本山雅志

2列目は野沢拓也、ダニーロ、土居聖真、カイオと多士済々だけど、もう一人はこの人に。2006年までは、10番らしく上手いけどどこか頼りないイメージもあったけれど、2007年からの三連覇時は上手い上に戦える10番になっていた。よく走るし、攻撃は何やらせてもレベルが高かった。

FW

マルキーニョス

2トップの一角は迷いなくこの人。鹿島にいたストライカーの中で正直トップだと思う。あらゆる面で凄かったけど、特に思うのが「どこからでもゴールを狙う姿勢」と「シュート決定力」。「そこから打っても入らないでしょ…」みたいなところから平気で打ってそれで決めてしまうので、「これは真似できない…」と思ったし、実際シュートレンジが恐ろしく広かった。

金崎夢生

大迫勇也、興梠慎三などこの人よりゴールを奪ったFWは多くいるけれども、タイトル獲得の貢献度を考えて最後の一人は金崎に。この人の勝利に貪欲な姿勢は観てて伝わってくるし、そういう意味でも流れを変えられる選手だった。勝負強く、タイトルが懸かった試合での決定力の高さも特筆もの。

監督

オズワルド・オリヴェイラ

この人が率いていた時の鹿島は強かった。メンバーがケガで抜けない限り、負ける気がしなかったレベルで。人心掌握力が非常に高く、シーズン終盤は特にそれが光っていた。個人的に監督の中で一番好きな監督。

ということで、鹿島のベストイレブンはこんな感じに。多少重心が前よりな気もするけれど、これはどう戦わせても強いでしょう。

JリーグのMYベストイレブン

Jリーグ編は自分が生で観たことある選手のみという縛りに加えて、鹿島に所属したことのないという縛りも追加して選びました。あと、視点としては鹿島が対戦する時に嫌だった選手という視点で選んでます。

※各々のチームはJ最終所属チーム

GK

カミンスキー(磐田)

川口能活や中村航輔と迷ったが、GKはこのポーランド人を。特筆すべきはシュートストップ能力。手や足の長さに加えて反射神経がえげつないために、超決定機でも止めてしまうのは本当に凄かった。ハイボールの処理やキックも穴となる部分はなく、まさにSGGK。

DF

那須大亮(神戸)

DF一人目は現在Youtuberとして活動するこの人。守備的なポジションならどこでもこなせるユーティリティで、守備能力の高さが武器だった。特に相手として嫌らしかったのは浦和所属時代。2013年はリーグ戦2試合ともセットプレーでゴールを許し、那須が出場した2013年~2016年の浦和戦で鹿島は未勝利という相性の悪さである。

田中マルクス闘莉王(京都)

二人目は闘将闘莉王。とにかく空中戦の強さが異次元で、勝負所には必ずこの人が立ちはだかってきた。完璧に思われた野沢のFKをヘッドで止められたり。あとは、DFとしてだけでなく、ボランチやFWにポジションを上げた時のあのクロス放り込んだらゴール前に闘莉王、というのはこちらにとって脅威以外の何物でもなかった。

チアゴ・マルチンス(横浜FM)

個人的に今のマリノスで一番必要不可欠だと思うのはこのブラジル人センターバック。スピードがえげつなく、そのプレーエリアの広さや超速カバーリングでこちらのチャンスと思われたシーンをことごとく潰された。足元も上手く、Jリーグのセンターバックの中で現在No.1では。

酒井高徳(神戸)

四人目は神戸の初タイトルに貢献したこの人。右利きながら左サイドバックも器用にこなせるだけでなく、単純にアスリートとしての身体能力が高く、普通に当たるとぶっ倒されるし、ぶち抜かれる。昨季、神戸と対戦して一番厄介だと思った選手。

MF

中村憲剛(川崎F)

どこにいようと、パス一本でゴールに結びつけてしまうのがこの人と対戦して嫌らしいところ。ここを封じないと、フロンターレの豪華アタッカー陣に好き放題やられるのでどうしようもなかった。また、直接FKも上手く、ある程度のゾーンでFK取られると確実に沈められた。決めると、スタジアムがフロンターレのペースに持ってかれるのもキツかった。

井手口陽介(G大阪)

プレーエリアの広さとボール奪取力なら日本人No.1では。とにかく何処にでも顔を出すし、狙ったボールはほぼ確実に奪いとってくるので、ガンバ戦はいかにこの人を中央から引っ張り出して外すかの勝負になってくる。一人で三人分くらい走ってるイメージ。

伊東純也(柏)

もう単純に足が速い。フェイント使わずによーいドンで抜かれるので、DFとしてはどうしようもないアタッカー。甲府時代にはプロ初ゴールも献上したし、柏戦では散々左サイドズタズタにされたし、と相手にとってはいい思い出がないので、日本帰る時は鹿島に。是非。

中村俊輔(横浜FC)

中盤四人目は日本が誇るウルトラレフティー。FK含めたキックが上手いのはもちろん、この人が凄いのは前線からの守備。プレッシャーの掛け方がパーフェクトで、後ろの選手がボール奪いやすいように確実にサイドの相手にとって選択肢の少ない方に誘導していく。

家長昭博(川崎F)

大宮時代も川崎F時代もこの人は鹿島にとってすっかり天敵となってしまった。異次元のキープ力など質的優位で襲い掛かる攻撃面ももちろん脅威なんだけど、この人も地味に守備の貢献度が高い。結構サボってることも少なくないけど、危ない時には即座に戻ってボール奪い返しに来るし、時にはカード覚悟で決定機止めに来るので、試合の流れを読んでいる選手の一人。

FW

ワシントン(浦和)

個人的に選ぶJリーグで一番衝撃的だった助っ人。来日初戦のゼロックス杯で日本代表だった中澤佑二らを引きずり倒しながら決めたゴールは、まさに異次元そのもの。決定力も高かったし、多少ぶつかってもビクともしないフィジカルの強さは半端なかった。

監督

鬼木達(川崎F)

この人が監督になってから川崎Fには遊びというかスキみたいなものがすっかり見えにくくなってしまった。元々ボール保持率が高いチームに、あそこまで即時奪回の意識を徹底されると、こちらは何も出来ずに永遠と殴られ続ける。ボコボコにされたフロンターレ戦は大体そんな試合だった。

という訳で、こんな感じに。若干後ろが重たい気もするが、個々の守備力で跳ね返して、憲剛と俊輔に繋いで、アタッカー活かして得点するという、個人能力で殴り勝てそうなチームに。

以上!

遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください