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【Match Preview】明治安田生命J1 第11節 鹿島アントラーズ-ジュビロ磐田

2022/05/03 (Tue.) 15:00 Kick Off
2022明治安田生命J1リーグ 第11節
鹿島アントラーズ-ジュビロ磐田
@県立カシマサッカースタジアム

Team Data

鹿島アントラーズ

(1位)

直近の試合結果

4/10 リーグ 横浜FM戦(H) ●0-3
4/13 ルヴァン C大阪戦(A) ○3-1
4/17 リーグ 名古屋戦(H) △0-0
4/23 ルヴァン 大分戦(H) ○3-0
4/29 リーグ C大阪戦(A) ○3-0

欠場予想

ブエノ(C大阪戦で負傷交代)
林尚輝(右足第一楔状骨骨折で離脱中)
荒木遼太郎(腰痛)
名古新太郎(左腓骨筋腱亜脱臼で離脱中)
仲間隼斗(右膝内側側副靭帯損傷で離脱中)
エヴェラウド(ブラジルに一時帰国中)

ジュビロキラーは…

和泉竜司
…出場した磐田戦は3戦全勝、1ゴール。

ジュビロ磐田

(12位)

直近の試合結果

4/10 リーグ 湘南戦(A) △0-0
4/13 ルヴァン 福岡戦(A) ●1-2
4/17 リーグ 広島戦(H) △2-2
4/23 ルヴァン FC東京戦(H) ○2-1
4/28 リーグ 名古屋戦(H) ○2-1

欠場予想

高野遼(左膝外側半月板損傷で離脱中)
山田大記(左大腿二頭筋肉離れで離脱中)

Topics

上原力也
…出場した鹿島戦は4分2敗と勝ちがないが、リーグ戦初ゴールは鹿島戦
遠藤保仁
…鹿島戦は過去44試合に出場。16勝10分18敗、7ゴール。
杉本健勇
…鹿島戦は過去19試合に出場しているが、ゴールはなし。

Game Data

直近の対戦成績

・2016/05/08 磐田 1-1 鹿島
・2016/05/25 鹿島 1-1 磐田 ※ナビスコ
・2016/09/17 鹿島 3-0 磐田
・2017/04/22 鹿島 0-3 磐田
・2017/12/02 磐田 0-0 鹿島
・2018/07/18 磐田 3-3 鹿島
・2018/08/24 鹿島 1-1 磐田
・2019/03/30 磐田 1-1 鹿島
・2019/07/06 鹿島 2-0 磐田
リーグ戦通算:鹿島29勝、磐田12勝、11分
※鹿島はリーグ戦5試合負けなし

予想スタメン

Preview

個々のキャラクターをチーム力に繋げるジュビロ

前節はセレッソ大阪に3-0と快勝して、首位に再浮上した鹿島アントラーズ。今節は中3日の連戦となる中で、ホームにジュビロ磐田を迎え撃つ。

磐田はここまで2勝5分3敗の12位。昨季J2優勝を果たして、3季ぶりにJ1の舞台で戦う今季はヴァンフォーレ甲府で監督を務めていた伊藤彰新監督を招聘。J1定着を狙っているシーズンとなるが、ここまでは苦戦しながらも勝点を積み上げている。王者川崎フロンターレと引き分けるなど善戦している試合もあり、直近はリーグ戦3連続ドローが続いていたものの、前節は名古屋グランパスを相手に途中出場の大津祐樹の2ゴールで逆転勝ち。リーグ戦2勝目を手にして、現在公式戦3試合負けなしの状態で、中4日で今節に臨んでくる。

守備は5-4-1のブロックを敷いてミドルプレスという部分は昨季から大きく変わっていない。サイドには運動量が多く、無理の効く選手がいて、最終ラインには対人に強い選手を揃えている。一方、攻撃ではチームとしてポゼッションへの意識が強まっている。昨季もボール保持する機会は多かったが、J2という舞台で相手との力関係による部分も多く、また遠藤保仁という絶対的存在に依存する部分も少なくなかったが、今季はチームとして配置性を考えながらボールを保持して押し上げていこうとする意図がプレーから伺える。

攻撃でカギとなっているのは前線の3人だ。未だゴールのないものの、黒子となって身体を張れる杉本健勇、裏抜けや身体を張るなど泥臭いプレーの出来る大津祐樹、低い位置で繋ぎに加わりテンポを作り出せる大森晃太郎、この3人のそれぞれのキャラクターを活かし、磐田の攻撃は相手ゴールへと迫っていく。前線の3人にどこまでボールを届けられるかが、磐田の攻撃の生命線なのだ。押し込むことが出来れば、遠藤のラストパスや上原力也の3列目からの飛び出し、今季すでに5ゴールを奪っている大外からの鈴木雄斗の飛び込みなど、様々なパターンを繰り出すことが出来る。

強度マシマシ合戦に持ち込め

そんな磐田に対して、鹿島はどう戦っていくか。鹿島としては、とにかくアップテンポな試合展開に持ち込みたい。磐田はピッチ上の平均年齢が高いこともあり、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開や、高い強度が求められる試合展開を得意としていない。一方、鹿島にとってそうした試合展開は今季ずっと追い求めているスタイルであり、得意とする土俵。相手を走り合いの強度マシマシの試合へと誘えれば、自然とペースは鹿島のモノになっていくだろう。

具体的には、まず磐田の組み立てに積極的にプレッシャーを掛けていきたい。磐田は繋ぐことにこだわってはいるものの、後ろの面々はボールを早く前に預けたい意識が強いのか、自らが持ち運んだり、テンポを変えたりするプレーはあまり多くない。なので、前節も名古屋のプレッシャーにイージミスをしてしまうケースは少なくなかった。上手いこと引っ掛けられれば、高い位置からショートカウンターを繰り出すことが出来る。磐田に落ち着く時間を与えたくないところだ。

また、攻撃では相手最終ラインの裏を狙うプレーが効果的だ。磐田の最終ラインは対人に強く、前への潰しはどんどん出ていくが、裏にボールを出された時の対応が脆く、スピード不足を露呈している。前節も裏に出されたスルーパスへの対応が遅れ、失点していることから、こうした部分は鹿島にとっても狙い所になりそうだ。裏抜けの得意な2トップはもちろん、前節ハイパフォーマンスを見せた松村優太のスピードにも期待したい。

前節の快勝で首位に立ったが、大事なのはこの座を守り続けて、34試合終わった時にも同じ位置に立っていることだ。そのために勝点の取りこぼしは何としても避ける必要がある。リーグ戦のホームゲームではここ2試合勝ちがない。3試合ぶりの勝利で首位固めといきたい。

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遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください