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まずは「ゆるっと」でもはじめてみる

ゆるっとソーシャル映画祭(株式会社 三越伊勢丹)

「Konna, Sonna, Anna, Donna」は、ソーシャルな活動ってどんなことをしているのかを紹介するこのコーナー。今回はソーシャルな活動1年生の私、竹紙新聞 編集部 いきが、株式会社 三越伊勢丹の有志が立ち上げた「ゆるっとソーシャル」の映画上映会にお邪魔してきました。

元々三越伊勢丹の中では会社からのサポートがありつつ、自主的な学びの場としての朝活や夜活はあったそうなのですが、そこはそれビジネス的側面が強いようで、なかなかソーシャルな話題をとりあげるということにはならなかったそうです。ただ、いち生活者として考えたときに、もっとソーシャルな話題を語りたいと思う社員も多いのでは…と思い立ち、この活動を立ち上げたそうです。今回はコアメンバーの坂橋さん、鹿野島さん、飯出さん、稲川さん、瀬川さんにお会いしてお話を伺うことができました。

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「まずは、ゆるっとやってみよう」

実は坂橋さんと我々竹紙新聞の代表・西村さんとは、意外と古いお付き合い。以前三越 銀座店で広報をされていた坂橋さんに、ショーウィンドウの七夕飾りとして、中越パルプ工業の「竹紙」を使っていただいたのが親交の始まり。西村さんが主宰する銀座ソーシャル映画祭にも来ていただいていた坂橋さんが、同じように映画祭をするのにあたり、上映方法などのアドバイスさせていただいたりもしています。
そんな坂橋さん含め、コアメンバーの皆さんが口癖のように言っていたのは

”とりあえず、ゆるっと(やってみよう)。”

それはテキトー、ということではなく、ともかく最初の一歩という感じ。なんだかみなさんニコニコしながら、合言葉のように「ゆるっと」を使うのが印象的で、聞いているうちにこっちまで「ゆるっと」した気分になってきました。
会の運営方法としてはコアメンバーの方々が自分でやってみたい企画を持ち寄り、持ち回りでオーサーを務めるそうなのですが、今回のオーサーである鹿野島さんは自他共に認める「ゆるくない性格」らしく、テキパキと会場設営や準備を進めます。

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「仕事でもプライベートでも、自分たちが関係する社会問題は多いはず」

”(三越伊勢丹が)多種多様な商材を取り扱う業態だからこそ、
社内には同じように問題意識を持っているひとは多いと思う。”

という鹿野島さんですが、社内に限定せずに社外の方が参加できるようなオープンな場にしたかったそうです。とはいえ大々的な告知をせずに身近なお付き合いのある方からご案内したのは、「それもまずは、ゆるっと、ということで(笑)」

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今回上映されたドキュメンタリー映画「ポバディ・インク」は銀座ソーシャル映画祭でも過去に上映したことのある、何かと気づきのある映画だそうですが、たしかに見応えのある内容でした。見る前は上映時間90分と聞いてちょっと長いかも…なんてを思ってしまいましたが、4つのテーマを扱っていることもあり、本当にあっという間の上映でした。

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ここからは、ゆるくない(笑)鹿野島さんが仕切って、近くの席のかたたちとの感想共有会。撮影をしていたので色々な方の感想を伺えなかったのですが、最後に代表して話してくださった二人のかたのお話を伺うと、同じものを見ていてもバックグラウンドの違いで随分と着目するところが変わるんだな、と改めて感じました。

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同じものを見る → お互いの感想を共有 → 視点の違いを感じ取る
  → 議論を深めることができる

というのはすごくオーセンティックな手法ですけど、色々な場面で応用のきく、課題への普遍的なアプローチなのかもしれません。

ちなみに、用意していただいた軽食のパンがすごく美味しかったのも、三越伊勢丹らしさなのかしら…。次回の予定は、アクティブ・ブック・ダイアローグ。一冊の本を何人かで分担して読んで、内容を共有という読書会を考えているそうです。

コアメンバー以外の方でも、こんなことをしたい!などあれば、企画提案も受け付けてくれるそう。それなら僕もちょっと考えて見たいな…とか思いつつ、ゆるっと記事をまとめていたら、はやくも先日2回目がありました…。

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ゆるっとソーシャル(Facebookページ)

今回上映した映画「ポバティー・インク」


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