高木 雄史

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高木 雄史

Theme 「日常が冒険に出るように勇敢に心弾ませて」 I am '' Philosophy Artist '' '' Urban Designer ""Architect"

最近の記事

時代を読むvol.1

2022年が始まった。2020年末ーこれまでの資本主義経済や集約労働主義に疑問が投じられ、グレートコンジャンクション(西洋占星術では試練を象徴する土星と拡大と発展を象徴する木星が会合して200年に一度の時代の転換期を意味する星廻)から早1年。 DXや新規事業の開拓など、これまで土台としていた既存の概念や価値観が瓦解し、再構築する流れが世間を取り巻く昨今だが、主体である人間自身も同様な変容が求められている時期に立っている。 世界と個人の変容を論じる前に一度、西洋占星術で論じ

    • 沖縄暮らし10日間

      2時間半で行ける日本の異国ー沖縄 僕の旅はいつだって自転車×〇〇 自転車の速度で見て感じる風景が一番気持ちいからだ。 今回は飛行機を降り立ってからは、自転車と船とバスを駆使して南部と中部を巡った。 一|沖縄本島(本部・那覇市)|島が奏でる音楽  本部は沖縄の北部に位置し、近くに瀬底島、美ら海水族館、今帰仁城跡などがあり、少し足を伸ばせばハートロックで有名な古宇利島、オリオンビール工場などがある場所だ。僕は、飛行機を降りてから那覇市を自転車で周遊しバスで本部へ向かったが、タ

      • 関係人口構築社会における空間の質

        コロナ禍でテレワーク、ワーケーションといったABW(アクティブベースドワーキング)が浸透していく中で、個人に与える効果としては開放的な場所での仕事をすることにより心理的な幸福感を得る体験を獲得した。外部環境に与える効果として、地域における関係人口の創出が狙いとしてあるように思える。 関係人口の実態 最近、ワーケーションが地域における関係人口創出につながるという言葉を耳にする。しかし、本当にワーケーションで人を地方に呼んだとしても本当に関係人口創出につながるのかというのことに

        • 自然の循環を生きるように

          今朝、サーフィンをしていて感じたこと。 最近、人生のサイクル(1生)、季節のサイクル(1年)、太陽のサイクル(1日)がフラクタル(入れ子)構造になっていると感じるこの頃。 1日を(一生懸命)楽しく過ごせない人は、人生をも謳歌できないのではないかと感じました。 そして、僕は今朝千葉の一ノ宮でまたとないくらい良い波に巡り会えた。 しかし、パドル力がそれほどない僕は来る波に1、2回しか乗れず、次の海までに筋トレしようとか今この瞬間の波に向き合えない自分を知りました。 僕はいつだって

        時代を読むvol.1

          awaiの時間

          私は物事のawai(間)が好きだ。 夜から朝に変わる瞬間や昼が夜に飲み込まれていく遷いに心を奪われることが多い。 物事は夜と昼のようにふたつの相反する物が移ろいながら繰り返していく様が見て取れる。 冬至から夏至へ到る春分という0の地点 成長と老衰、覚醒と睡眠、光と影、物質と反物質 同時に成り立ってしまう瞬間がawai(間)であり 過去と未来の間(はざま)、つまり「いま」なのである

          コロナ禍ー四苦八苦の自覚

          夏至が過ぎ、夏の陽光と梅雨の寒空が季節が夏へと運ばれる わたしたちがコロナ禍で特に強く肌感で味わったのは「四苦八苦」なのだと確信しました。 日本では経済活動が戻りつつある中で、会社間の打ち合わせを対面で求める企業に対して嫌悪感を強く抱きました。 コロナ前と全く変わらない3密会議、参加者に対して対面以外を認めない姿勢、それが自治体なのだから非常に憤りを感じました。 当人たちは何も考えず対面会議に拘っているのだが、その会議で感染し家族あるいは身近な人間の死に結びつくとは何故考

          コロナ禍ー四苦八苦の自覚

          僕の農ライフ/師匠からの教え

          僕の農ライフ(妄想ベース)未だ見ぬ懐かしい景色を見つける旅 これが僕の農ライフへの想いです。 僕の旅は一人では完成しません。 仲間の存在が必要です。 旅の準備 東京から一時間 海に近く 海外にも近い そんな拠点のコンセプトは母なる大地(仮) 用意するのは空き家と農地と耕作放棄地 空き家には10人は住めそう。ここが旅をシェアする仲間との作業場。 普段、皆、それぞれの仕事をしており 生活の一部に農を取り入れていく。食事を作ったり、壊れたものを直したり、風

          僕の農ライフ/師匠からの教え

          都市の考察2020

          −⼈こそ⼈のこよなき悦び−⼈は都市のどこに⾯⽩みを感じるのか。この議論は名著が何冊も出るほど様々な議論がなされている。 ここでは私⾃⾝が体験的に感じた事を述べたいと思う。この問いで最初に思い描いた情景は広場で⼈間が想い想いな事をしている姿だった。 −その表情、その容態、その雰囲気の中には溢れんばかりの思考や感情の波が、コロコロと刹那で表情を変えて臨場感の中に包まれる。 こうした体験に私は⾯⽩みを感じるのだと思う。 同じ光景に⼆度と出会えない奇跡の瞬間瞬間の「⼈こそ⼈の

          都市の考察2020

          平飼いのススメ

          沖縄という自然豊かな場所で平飼いで養鶏場を営んでいる方から生き方に繋がるエッセンスを学んだ。 畜産業〜鶏の現状〜国内の養鶏場は生産効率から98%がケージ飼いであり、平飼いの養鶏場はかなり少ない現状がある。 ビシッと並べられたケージに工場の生産ラインのようなケージ飼いに対して、平飼いは運動・採卵・食事・睡眠それぞれが別の場所でありそれを自分で選べることができる。 平飼いにたどり着いた理由は、黄色ブドウ球菌や大腸菌というった最近に対する免疫に対して有効だったそうだ。 ピン

          平飼いのススメ

          旗を掲げよ

          戦さ場では旗を命と共にたずさえていることがわかるだろう。命をやり取りする場において、標的になりやすい旗をなぜ掲げるかを改めて考える。 旗印 自分は誰なのか 自分の誇りとするものは何か 自分の価値とは何か その旗印こそが現代における自分自身のブランドに重ね合わさる。 北海道ー野菜農家の物語ー 五代続く農園の後を継ぐことになった30代の若い世代の農家さん。時代性や経験の浅さで気遅れしていた始まりだった。 何年か経験を積んだとき、ブランディングをしようと考えたという

          旗を掲げよ

          ビールに恋して溺れてしまう

          ビールの醸造場と酒場が併設したコミュニティの総称BREWPUBという事を知った。 僕はそうした酒場のようなコミュニティを作りたい。 ビールの審美眼を磨くビアジャッジ 「食」との官能的な深みにはまれるビアコーディネーターの資格があるそうだ。 ビールの世界観に没入する前にビールについて知っていこう。 麦を原料とした醸造酒、それがビールだ。 ビールという大冒険をするためのパーティ(基本の原材料)を紹介する。 ビール全体の90%を占め、硬水(硬度120mg/ℓ以上)、軟水

          ビールに恋して溺れてしまう

          online journey to Denmark

          九州と同じくらいの国土であるデンマーク デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3国から成るスカンジナビアとフィンラド、アイスランドを加えた北欧に位置している。 農業国として、県に該当する5つのreesion と市(自治体)に該当する98のcomune(コムーネ)から成る社会民主主義国家 政治では子どもたちとの垣根が低く、首相とオンラインで討論をしていたり 消費税と所得税が主な税源で、世界で3番目に高いと言われる一方で、その6割が社会福祉に充てられるなど福祉国家

          online journey to Denmark

          Farm to Table

          農業をしていると不安でたまらないことに襲われる。 色々な助言をする者は色々いるが、自分の畑は自分が一番知っている。 だから自信を持てと言われた。 この物語は世界で一番ミシュランの星を持っている農家の物語だ。 奇跡の13年 レタスきゅうりトマトの3種類から 野草根菜ハーブを織り交ぜた100種類余り 絵描きが色をたくさん使えたらたくさんの情景を描けるのだと 彼はサラダボウルを差し出してこう答えた。 人は自分にないものを探すことが得意だ。 自分の持っている可能性

          加速する未来

          未来は、宇宙に存在する星々のように無数な事象が因果関係を及ぼしながらその結果として目の前に現れるものだと思う。 個人が想像する未来なんて都会の空から星を見上げるのと同じくらいに限られた事象しか拾うことが出来ないのかもしれない。 そして色弱な私が見る未来は、さらに部分的であり側面しか拾い上げられないと分かっておきながら、コロナ後の未来について語りたい。 私は、少しばかり都市や建築について注意しながら世の中を見てきた。そして今直面している出来事は従来の在り方で生じてきた歪さ

          加速する未来

          〜色とりどりの野菜 色とりどりの個性〜

          次世代の幸福感ある社会を実装していくためには、農的な暮らしを取り入れることがヒントになるのかと考えている。 その中で自分自身も稼げる農ライフを送るべく、稼げて幸福感を体現している農家さんのお話を聞くことができた。 そこで本題に入る前に日本の農業の現状について簡単であるが少し触れていく。 日本の国土の農業をほとんどを占める中山間地は 作業効率が悪く機械化が難しく、栽培面積が確保できずに小さい。 大量に生産ができない上、条件が様々で品質に下がったり、耕作放棄地の拡大や鳥

          〜色とりどりの野菜 色とりどりの個性〜

          自然で遊ぶ現実世界・オフィスで働く仮想社会

          よく父はサラリーマンは役者たれと言っていた。 まあ、そうだと思うがリモートワークが進むにつれそれを実感したことをまとめる。 特にオフィスワーカーは役者、言葉を変えればアバターに近いものだと感じる。 自分の個性の一部と相手から好まれる姿を創作して、ミッションをクエストして報酬を得ていくゲーム性は、会社での昇給の仕方と近似しているように思える。 現実での働き方がリモートに移行してきても多少の違和感はあるものの支障なく行われているのがその証拠だ。 サラリーマンにおける副業

          自然で遊ぶ現実世界・オフィスで働く仮想社会