〜色とりどりの野菜 色とりどりの個性〜

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次世代の幸福感ある社会を実装していくためには、農的な暮らしを取り入れることがヒントになるのかと考えている。

その中で自分自身も稼げる農ライフを送るべく、稼げて幸福感を体現している農家さんのお話を聞くことができた。

そこで本題に入る前に日本の農業の現状について簡単であるが少し触れていく。

日本の国土の農業をほとんどを占める中山間地は
作業効率が悪く機械化が難しく、栽培面積が確保できずに小さい。
大量に生産ができない上、条件が様々で品質に下がったり、耕作放棄地の拡大や鳥獣被害だってある」

最近、流行っている都市農業は以下の問題が潜んでいる。

相続税や近隣住民住宅への配慮、農業スタイルが差別化が生まれにくいことだ。

そうしたネガティブイメージがつきまとう農業だが、成功に導くキーワードは「少量多品目」なのだだ。

少量多品目のススメ

カラフルにんじん

かわいい形のナス

紫の大根

黒の大根

道の駅などの農産物直売所やマルシェで見られるカラフルな野菜たち。
視覚で足を止めさせることは、均質でないからこそ出せる味わい。葉付きのものすら良いアクセントとなる。エディブルフラワーなど野菜の花を入れるだけで売れ方が全然違う。まさに食のアートだ。

少量多品目のメリットは、見た目だけではない。

収穫時期が分散していることと端境期をデザインできることもポイントだ。

例えば、お米の場合は1年に一回で、台風と重なるとそれだけで1年分の収穫が台無しになる。一方で、少量多品目の場合は収穫時期が分散しているので台風が来ても被害が分散化されるそうだ。

一方で、フードロスという言葉は飲食店で生じている問題と取り上げられがちだが決してそうではない。スーパーでの出荷基準が均質な大きさ、見た目重量であり、基準を外れるものは全てフードロスとなる。

しかしマルシェに並ぶ野菜はひとつひとつの個性が輝き価値となる。

そこで1本いくらで売るかが大事になってくる。

マルシェには運賃つまり旅費がかかる。
ここで売ることだけを考えてはいけないのである。マルシェの生産者はどんな農業スタイルかをアピールする広告の場として活用している。

例を出してあげるなら青山のファーマーズマーケットはシェフにアピールする場でもある。近隣には舌の肥えた客層とそれを唸らせるシェフがたくさんいる。シェフに見初められればここで販路が成立することになる。

また、色々なアイデアで野菜をステージに立たせることもできる。

新顔野菜は食べ方がわからないという欠点を逆手に取り、試食店舗で料理セミナーや畑観察など体験してもらう。

見た目がみすぼらしいものもダイスカットしてスチームすれば、コンビクショントッピングでカラフルな味の多様性も創出できる。

こんなアイデアで、食事中ずっとスマホばかり見ている殺伐とした食事シーンが笑顔で楽しんでくれるよう仕掛け作りにもなる。

補足だが、「有機栽培だからうまい」というのは理論的ではないし、ちゃんとした基本的な知識が求められる。



1ヘクタールで十分
農業生活から6時産業への取り組みに向けて利点と欠点を整理しておく。


少量多品目の利点と欠点
利点
新品目に挑戦できる
競争が少ない
小面積でもできる
オリジナリティ・差別化が生まれる

欠点
めんどくさい
大量に取れない
欠品販売面
スーパーでは無理

加工品のススメ

酢漬けしピクルスにすれば殺菌され保存もできる。さらに型抜きしてパズルのように掛け合わせたら無駄もないし見た目もかわいい。

じゃがいもだってビシソワーズにすると冷凍ができる。
冷凍ができるから保存が効く

生のトマトだと3日4日しか持たない子を子と砂糖をつけることで半年間の期限を作ることができる

本来捨てるはずもののも捨てるもも高く売れる。
「6つで1500円ですよー」と。

加工のポイント
・小さなことからコツコツと
・安心安全
・独自性
・誰をターゲットにするか
・設備投資はできるだけ少なく
・手間をかけること高く売ることを考えるデザイン

・都市ニーズを知る何を求めているかマーケティング

・加工品は都会で売る方が断然いい

野菜は小さいほうがおいしい
ポトフのセットとか

・地力をつける
・足りないものは後

・種を探す喜び
・セット野菜(バジルだけは絶対売れない。ならばレタスとセットで)


最後に

種をまかないやつは芽が出ない
芽が出ないやつは意味がない





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