もっと熱くなれよ!! ~ダスクモーン私的カードレビュー赤編~
序文
やあみんな、武えのきだ。
いったい誰に熱くなれって言ってるのかって? 決まってるじゃないか。ダスクモーンの赤のカードさ。
今回の赤のカードはそつがなくて使い方がわかりやすいが、なんか尖ったところがなくて魅力が無いように感じるんだ。青に尖ったカードが多かったのと対照的だね。
まあ文句を言っていても始まらない。今回もカードレビューを始めていこう。
目次
カードレビュー
ボイラービルジの大主
見た通り、盤面制圧力が半端じゃない。これが出てしまったら、対戦相手の戦場はすぐに焦土と化すだろう。クリーチャーだけじゃなくプレイヤー本体にも4点飛ばせるのも大きい。ブロッカーがいない状態では驚異の9点クロックだ。打点だけならフレージに匹敵するんだから恐ろしい。
強さが分かりやすくて、それだけに言えることが少ないカードだね。
イラストも機械の反乱って感じで面白いよね。
叫ぶ宿敵
スタッツは平均的だけどライフゲインを阻害する能力がアグロデッキとしては嬉しいカードだね。
ただ問題はその能力をどうやって誘発させるかというところだ。スタンダード環境でいうと、一番ライフゲインを阻害したいデッキは版図デッキだと思う。魂絆クリーチャーが多く入っているし、最近は古のヤギ角なんかも入っているからね。そしてその手のデッキはブロッカーを出してこないし、除去もダメージを伴わないものが主に採用されている。稲妻のらせんが入っていることもあるが、撃つときはこのクリーチャーじゃなくて横のクリーチャーに撃つだろう。
そう考えると、ライフゲイン阻害能力は自分で誘発させるしかないが、これがなかなか難しい。ドラゴンクエストやファイナルファンタジーと違って、このゲームは味方を殴るという概念が存在しないからね。
次に紹介する粉砕コースターは各クリーチャーにダメージを与えながら後続の火力を強化することができるので相性が良いと思う。組み合わせて使ってみると面白いかもしれないね。
粉砕コースター
昂揚をどれだけスムーズに達成できるかが重要なカードだね。
昂揚を達成していても5マナ4点オールなので、全体除去としては心もとない。だけど、昂揚達成時に火力ダメージが2倍になるのはシンプルに強いね。ボイラービルジの大主の能力でプレイヤーに8点ものダメージを飛ばすことができる。
問題は冒頭でも書いているけど、昂揚をどうやって達成するかだね。このカードを採用するのは前のめりなデッキだと思うけど、そういうデッキはライブラリーを切削するカードを基本的に入れないので、カードは意識して墓地に落とす必要がある。
クリーチャー・インスタント・ソーサリーは意識しなくても落ちるだろうけど、土地はなかなか難しい。ルーティングが出来るクリーチャーやカードを多めに入れて、土地を能動的に落とせるようなデッキ構築を心掛けたいね。
黒焦げのホワイエ/歪んだ空間
継続的にアドバンテージを得ることができる部屋エンチャント。
毎ターン1枚衝動ドローできるのは強いけど、4マナはちょっと重いと思ってしまうね。どうしてもエンチャント対策が多くデッキに入ってくる環境だと思うし、プレイしたターンにアドが取れないことを考えるとちょっとリスク過多かなという印象。
ところでホワイエって単語を知らなかったから調べてみたら、広間みたいなスペースのことを指すみたいだね。ゲームでお世話になることは少なそうだけど、新しい単語を教えてくれたことについてはこのカードに感謝したいね。
チェーンソー
除去内蔵型装備品だね。
2マナ3点火力はリミテッドでは貴重だけど瞬速が無いから動きが悪くなるのが微妙なところだ。装備コストも重いし、タフネスの修正が無いのも痛い。
クリーチャーが死亡するたびどんどん強くなるのはロマンがあるけど、どこまでいってもロマンカードだと思う。リミテッドでもピックするかどうかは少し考えるね。
剃刀族の棘頭
イゼットフェニックスみたいなキャントリップを連打する相手にはすごく輝くカードだね。シェオルドレッドと組み合わせて、1ドロー3点ダメージをやってみたい。
ただ、スタッツはちょっと弱めだしアグロに採用できるかどうかは微妙なところかな。今の赤は果敢が強いから、果敢とシナジーがないこのクリーチャーの席は残念ながらしばらくないだろうと思うね。
呪われた録画
インスタント・ソーサリーを継続的にコピーできるのはさすがに強いね。4マナで重いけど、アーティファクトだからエンチャントよりは残りやすいんじゃないかな。タイミングを工夫すれば一回は起動できるしね。
カウンターが7個溜まった時のデメリットは重いけど7回起動するまで決着しないことはそうそうないと思うし、協約コストにしてしまっても良いと思う。結構使いやすいカードじゃないかな?
怒りのワルツ
うまくいけば盤面に一番強いクリーチャーを残しつつアドも取れるカード。
問題は自分が相手より大きなクリーチャーをコントロールしていなければならないことで、ちょっと不安定だね。不利な盤面を捲ることが出来ないのはちょっと微妙だと思ってしまうね。
残響の力線
今回の赤で一番イカレたカードだね。
力線は重ね引きしたときに無駄になることが多いけど、このカードの場合はコピーが増えるので無駄にならないのが嬉しいね。
果敢みたいなアドバンテージを失いやすいデッキはあんまり好きじゃないけど、ここまで強いカードが出るなら使ってみても良いかなと思ってしまう。
永劫の勇気
後続クリーチャーにパワープラス修正と速攻を付与するカード。
このカード自体が破壊されてもエンチャントとして残るので、全体除去の返しでもすぐにダメージを通しにいけるからなかなかコントロール殺しのカードだと思うね。
これ自身に速攻があればと思ってしまうけど、イラストが可愛いので許します。撫でさせて。
逸失への恐怖
昂揚していたら追加の戦闘フェイズを得られるカード。
アンタップするクリーチャーが1体だけだから追加の戦闘フェイズでは1体しかアタックできないと見せかけて、警戒持ちがいたら再度アタックできるのは良いね。戦闘フェイズの最初に誘発する能力を持つカードと組み合わせてもよさそうだね。
地味にルーティングが付いてるから自分自身で昂揚を達成しに行けるのも偉い。でも可愛くないから許しません。
終わりに
以上でダスクモーン私的カードレビューの赤編を終えさせて頂くよ。
今回の赤は優等生が多い印象だね。新環境で使われるカードは多いんじゃないかな?
それじゃあ、また。
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