理論上はパワー∞! 暴走魔導士、デリーナを振り返る!
やあみんな、武えのきだ。
ダンジョンの入口の紹介記事で、フォーゴトン・レルム探訪にはダンジョン探索というメカニズムがあることを紹介させてもらった。ダンジョン探索は決して強いメカニズムではないけど、独創的でマジック史上他に類を見ない、とても楽しいメカニズムだった。
フォーゴトン・レルム探訪には他にも面白いメカニズムがある。その中の一つが20面ダイスを振るメカニズムだ。このメカニズムを持つカードは、スペルを唱えるときや能力が発動する際に20面ダイスを振ることを要求する。そして、その目に応じて効果が変化するわけだ。TRPGの遊び方をうまくカードゲームに組み込んだメカニズムと言えるね。
基本的には出目が大きいときに効果が強化されるんだけど、中には次に紹介する宝物のように、出目が小さいとデメリット効果が発動するカードも存在する。
ダイスの目によって効果が変化する関係上どうしても安定しないので、競技シーンで使われたダイスを振るカードは一つも無かった。でも、中にはすさまじい上振れを持つカードがある。それが今回紹介する暴走魔導士、デリーナだ。
このクリーチャーが攻撃する際にクリーチャー1体を対象としてダイスを振る。ダイスの出目に関わらず、戦闘終了時に追放される対象クリーチャーのコピートークンを攻撃状態で生成する。そしてもし、出目が15以上であれば再度ダイスを振ることができる。つまり、理論上はダイスの出目次第で無限にトークンを生成できるわけだね。
自分自身をコピーすることもできるから、ダイスで15以上を出し続けることができればこのカードだけでワンショットキルすることができるんだ!
もちろんそんなことはそうそう起こるはずもない。デリーナ自体はマナコストに比較してスタッツが低いから一度アタックして生還する望みはほとんどないし、除去耐性が無いからあらゆる除去に当たってしまう。ダイスで15以上を出し続けること自体がすでに至難の業だしね。
そこで、彼女のワンショットキルをサポートする相性の良いカードを紹介したい。ダイスで高い目が出る確率を上げる出来るバーバリアン・クラスだ。
このエンチャントをコントロールしていれば、振るダイスを1つ増やしたうえで低い出目を無視することができる。つまり、デリーナと組み合わせて使えば、続けてダイスを振る可能性を上げることができるんだ。
レベル3まで上げるのは計6マナかかるから中々手間がかかるけど、除去耐性が無いデリーナにとって速攻が付くのは嬉しいね。相手がタップアウトしたタイミングを見計らってデリーナをプレイしてアタックすることが出来るからね。盤面が更地であれば最低でも6点ダメージを叩きこめるから、打点としてはなかなかのものだ。
もちろん競技レベルのカードでは無いと思うけど、こういう上振れのあるカードは楽しいね。もし使うならエクスプローラーのラクドス・ミッドレンジに入れる形が相性が良いんじゃないかな。盤面をコントロールする能力が高く、手札破壊で除去札を抜けるラクドス・ミッドレンジは暴走魔導士、デリーナに良くマッチしていると思う。自分でもデッキを組んで試してみたいと思う。
それじゃあ、また。
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