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激キモ色拘束カードの誘惑 ~ダスクモーン私的カードレビュー黒編~

序文

やあみんな、武えのきだ。

昨夜は友人と朝まで飲んでしまったよ。もう若くないんだから深酒は良くないとわかってはいるんだけど、楽しいとついつい飲み過ぎてしまう。自制心を強く持たないといけないね。

そんなわけで、二日酔いで重たい頭を抱えながら今日もダスクモーンのレビューをしていこうと思う。

さあ、カードを見ていこう。

目次


カードレビュー

ベイルマークの大主

全てのクリーチャー造形を過去にする圧倒的なデザイン

とにかくイラストが素晴らしすぎるカードだね。個人的にはMTGのすべてのカードの中で、一番良いイラストだと思う。

クリーチャーが多いデッキなら墓地を肥やしながらアドを取れるし、マナコストが軽いので、カウンターを取り除く系のカードで即クリーチャーにする動きもスムーズにできる。

工夫すれば下環境でも使えるカードなんじゃないかな。

恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス

ラスボス感凄いけど、どうせ墓地から釣るならアトラクサ先生のほうが……

さすがにマナコストが重たすぎるかなと感じる。

護法のコストは重たいけど、現スタンダード環境には使いやすい布告除去が多いのも向かい風だね。常在能力は強力の一言だけれど、そもそもスタッツが良すぎてこれが戦場に残ってる時点で勝ちだから、実際にはあんまり意味が無いように思う。

素出しはかなり難しいからリアニメイトや墓地からのコピーが基本になると思うんだけど、それなら除去されても後続を引けるアトラクサの方が強いと思ってしまうね。

続・食肉鉤虐殺事件

第一作のヒットに味を占めてまさかの続編制作決定。大コケ待ったなし

結構評価の難しいカードだね。

常在型能力は非常に強力なので、X=0でキャストすることも視野には入ると思う。これが残り続けると対戦相手が盤面を捲ることはほぼ不可能になるからね。ただコストが重いので、エンチャント除去をくらうとかなりのテンポロスになってしまう。環境にエンチャント除去がどれだけ多いかでこのカードが強いかどうか決まりそうだね。

ところでこのカードの邦訳は食肉鉤虐殺事件2にするわけにはいかなかったのかな? 続・食肉鉤虐殺事件だと、ちょっとB級映画のタイトル感が薄いように感じるよ。僕だけかな?

葬儀場/復活の間

中央の棺桶が良い味出してる

どちらの面も効果に比較してマナコストが重たいように感じるね。

復活の間は墓地肥やしをした上でコスト踏み倒しで解放できれば凄いインパクトだね。ただ逆に言うと、強く使うためには、墓地が肥えていること・コスト踏み倒しのカードを引けていること、の2条件があることを考えると、ちょっと再現性が低いのかなと感じてしまうね。

不浄な別室/祭儀室

不浄な別室というカード名のわりにはどことなく爽やかで神々しい

不浄な別室のライフルーズ2点は痛いね。ちゃんとデーモンを用意できるかどうかにかかっているね。スタンダードならドロスの魔神あたりが相性の良いカードかな。マナカーブにも合っているしね。2マナで強いデーモンが有ればいいんだけど。

祭儀室の方もなかなか強いね。5マナ6/6飛行は普通にフィニッシャーだからね。解放した段階で仕事をしているから、最初は祭儀室でプレイしておいて相手がフルタップになったのを見計らって不浄な別室をプレイすると、少なくとも1枚は引けるのが良いね。

メインから入れておいても裏目の無い、優等生なカードじゃないかな。

悪魔的助言

スタンダードでチューターは……

デーモンを探してこれるから、さっきの不浄な別室と相性が良いね。昂揚していればあらゆるカードを探してこれるのも嬉しい。使うならベイルマークの大主なんかと組み合わせてみたいね。

ただこれは個人的な印象なんだけど、スタンダードやパイオニアはレガシーにおける実物提示教育のような劇的なカードが無いから、チューターのようなカードは活躍しづらいと思うんだよね。むしろこれを撃つ際のテンポロスが響くような気がするよ。

黒がらみの強いコンボデッキが作れるなら、このカードの採用も視野に入ってくるだろうね。

望まれぬ復活

アトラクサに撃ったら気持ち良すぎてほぼいきかけそう

3マナ、しかもソーサリーということで除去として運用するのはちょっと難しそうだね。除去したクリーチャーが自分の戦場に出てくるわけだけど、速攻をもってないし終了ステップに生け贄に捧げちゃうから盤面の強化の役には立たないのが難しいね。

アトラクサのような強力なETB能力のあるクリーチャーに撃ったら凄いアドなんだけど、ちょっと相手依存が過ぎるかな。構築で使うのは難しいカードだと思うよ。

止められぬ斬鬼

何回も戦場に戻ってくるの執念深くてシンプルに怖い

今回の黒のクリーチャーで一番良く見ることになるんじゃないかな。
接死を持っているうえ、戦闘ダメージを与えると相手のライフを半分削れるのは強すぎて大丈夫かなと心配になるね。しかも死亡してもすぐ戦場に戻ってきて3T後にはまた殴り始められる。これが環境に増えると追放系の除去を増やさざるを得なくなるかもしれないね。

弱点は切り崩しに当たってしまうことだね。いくら戦場に戻ってくるとはいえ、1マナで除去されてしまうのはかなりのテンポロスだ。使うならそのあたりをケアしてあげる必要があると思うね。

永劫の不屈

もうちょっと可愛くしてあげても良かったんじゃありません?

大洞窟のコウモリと相性の良いカードだね。大洞窟のコウモリは相手の展開を阻害できる反面、打点が低くて結局相手に対処策を引く余裕を与えてしまっているところがあった。ところがこのカードが場に出ているとコウモリの打点が2に上がるので、相手としても無視できなくなるよね。

意識してデッキを組めば常在能力がかなり強力になるし、本人のスタッツもそれなりなのも良いね。ただイラストはもっと可愛くしてあげても良かったと思う。サイクルの他のカードは可愛いのに、このカードはちょっと不気味なんだよね。そこが不満点だね。

終末の加虐者

6という数字に対する強すぎる執着

マナコストも能力も豪快なカードだね。フレーバーを重視して作られたカードなんじゃないかな? 

ライブラリを6枚にする能力を利用してライブラリアウトで勝つデッキを考えてみたんだけど、これ良く見ると唱えた時限定なのでもがく出現とかでコピーしてもライブラリは減らないんだよね。そうなるとライブラリアウトに使うには重すぎるし、パイオニアの黒単信心あたりが就職先になるのかな?

正直そんなに強いとは思ってないけど、面白いカードなのでなんとかして使ってみたい。

虚空の力線

安心と信頼の墓地対策。今さらなんか言うことある?

未認可霊柩車がスタンダード落ちしてしまったので、虚空の力線みたいな強い墓地対策カードが来たのは嬉しいね。

下環境でもバリバリ使われているカードだし、強さは十分知れ渡っているから僕から敢えて言えることは特にないね。

重症

5マナ出る状況でアタックが通る時点で……

典型的なオーバーキルカードという印象だね。このマナコストのカードには優勢の拡大じゃなくて、劣勢を挽回してほしい。そう考えると、このカードはちょっと微妙だと言わざるを得ないね。
不利な状況でこのカードを引いたらと想像しただけで悲しくなってしまうよ。

終わりに

以上でダスクモーン私的カードレビューの黒編を終わりたいと思う。

黒はなんだか良いイラストのカードが多い気がするね。カード自体は強くなくても手元に置いておきたいようなカードもあった。

それじゃあ、また。

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