クリプトメディアから会計・監査業界へ
「あたらしい経済」への感謝の気持ち
クリプト・ブロックチェーン専門メディア「あたらしい経済」を3月末で退職しました。ボクは、このメディアと共に2018年1月から2023年3月の約6年間を歩んできたことになります。
まず、国内外を問わず、取材やイベントで多くの方と連携できたことで、メディアが成長してきたことに感謝します。本当にありがとうございました。
今後の「あたらしい経済」については、今運営している皆さんがしっかりと続けていってくれます。ボクの「あたらしい経済」での旅は終わりましたが、見守り続けることになります。
クリプトに関わることができ、本当に幸せでした。例えば、2019年にベルリンで開催されたWeb3 Summitや大阪で開催されたDevcon Osakaなど、クリプトの黎明期において重要なカンファレンスに参加できたことは貴重な経験でした。海外遠征はとても楽しかったし、その頃は多くのコアな人たちが来日していました。
ちょうどその頃から英語力が必要だと強く感じるようになりました。
クリプトへの感謝の気持ち
ボクがクリプトと出会ったのは、2017年1月でした。ビットコインとイーサリアムに熱狂して、個人ブログでクリプトの情報を発信していました。
発信を続ける中で、クリプトメディアの独立性や客観性に疑問が生じ、「なんとかしていきたい」と思い始めていました。
そんな時に設楽さん(あたらしい経済編集長)からソーシャルメディアを通して連絡をもらい、「あたらしい経済」を立ち上げることになりました。
クリプトはボクに最初のキャリアを与えてくれました。当時、ボクは大学7年生で、将来どうやって生きていくかと悩んでいた時期でした。
その他クリプトがボクに与えてくれたものを挙げると、以下の通りです。
・英語を学び続ける意志
・会計や監査への興味
・クリプトに熱狂する人々との出会い
・技術への興味、実装欲
・マクロやミクロでの視点
次は何をするの?
この4月から、監査や会計領域の組織で働く予定です。
ボクは、6年間「クリプトやブロックチェーンをどの領域に実装すれば、社会価値が高くなるのか?」と考え続けてきました。
そこで、ボクが出した結論は会計や監査領域でした。そのため、メディア運営と並行して、米国公認会計士(USCPA)の資格取得に向けて勉強を始めました。現在は科目合格の段階にあり、今年中に全科目を合格することを目指しています。
なぜ会計や監査領域にブロックチェーンを実装させることが価値があると思ったのかを少し説明します。会計や監査は、企業の経済活動の記録をベースに実行されていくものです。
ブロックチェーンは、分散型台帳とも言われるように、台帳であり、記録媒体として非常に適していると言えます。
そのため会計や監査においてブロックチェーンを活用することには大きな意義があると思います。特にパブリックブロックチェーンです。
また財務報告やアカウンタビリティは普遍的なものだと結論を出したことも、会計や監査に携わっていくことを決めた大きな要因になっています。
お金の形や財務報告プロセスはテクノロジーの進化によって変わっていくでしょうが、特定の対象に報告する義務の重要性は薄れていかないと考えています。
まとめると、ボクは監査や会計領域にブロックチェーンを活用することに非常に大きな意義があると考えています。地道に着実に取り組んでいきたいと思っています。
ボクは会計や監査の性質が、ボクの性格に近いと感じるため、これらの領域に人生をかけて取り組んでいく覚悟ができました。
最後に
「あたらしい経済」を通じてお世話になった皆様、本当にありがとうございました。改めて今後もオンラインやリアルを問わず、お世話になった皆様とのつながりを大切に維持していきたいと思います。
そして会計や監査に関する仕事はゼロからのスタートになりますが、楽しみながらチャレンジしていきたいと思っています。
時には苦労もあるかもしれませんが、夢に向かって着実に歩みを進めることで、楽しい人生が待っていることでしょう。簡単に自分の考えを伝えさせてください。
夢が人生を創ります。そして習慣が夢を叶えます。
最後になりますが、引き続きメディアとして「あたらしい経済」をよろしくお願いします。
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