「女子中高生に固執する成人男性たち 」田房永子さんの記事を読んで
LOVE PIECE CLUBのラブカフェに掲載された田房永子さんの記事を読んでみました。
あなたももし興味が持てたら読んでみてください。
http://www.lovepiececlub.com/lovecafe/mejirushi/2015/10/21/entry_005903.html
以前も書きましたが、ヘテロにしろゲイにしろ男性が相手のことを頭の先から爪先まで見て値踏みすることをスキャニング行為とボクは勝手に呼んでいます。
この歳になるまでの自分の感覚と、みなみ先生はじめ付き合いのある女性からの意見を併せて考えてみると、男という生き物の目線は、若い時は自意識が邪魔をしてチラチラと見る程度だったのが、齢をとるにしたがってタガが外れるのか段々と大胆になっていくようです。
ボクは中高生の頃から同級生に恋することはありましたが、どちらかというと年上の女性の方に憧れる傾向が強かったのです。
だから視線を投げかける先は女子中高生よりは、夕方から出勤されるようなお姉さんでした。お姉さんたちゴメンナサイ。
それとはまた別に80年初頭の韓国北朝鮮のことに全く疎かったボクは、地元に朝鮮学校があった事も知らなくて、セーラー服でもブレザーでもない制服を着た女学生さんが砂津の電停に立っていたのを眺めながら、カワイイ制服だなぁどこの学校だろう?と絵を描いて父親に見せたところ「ああチマチョゴリだよ」ということはありました。
電停が出てきたのでコレまた脱線。
さて田房氏のおっしゃるA氏とはJCイラストを描いていた壱河ふぇーす氏であるわけでして、御本人も認識してらっしゃる様子です。
彼の描いた絵などに関してはこちらにまとめられております。
http://togetter.com/li/889250
実はボクはエロマンガを描き始める時少し悩んだことがあります。
それは自分の性的なリビドーを公表することになるからです。
こんなことしてみたいなぁできたらいいなぁしてもらえたらいいなぁ……
そういう恥ずかしいことをカムアウトするのは度胸がいりましたが、フィクションということで誤魔化すことが出来ました。
ボクの初期の作品はそういう意味ではとても少数ではあったけれども「衝撃的だった」とおっしゃってくださる方もいました。
ただあんまり売れなかったんですよね(笑)
いまはスマホ配信が主流になっていて、配信会社や編集プロダクションの意向も汲んで、「ぬるぬるマッサージ」とか「人妻がエロすぎてネトります」とか描いていますけど、本当は陵辱モノってあんまりスキじゃあないんです(苦笑
もちろんその中にも自分がこういう構図のほうが女体の美しさが出るなとか、自分を女性に置き換えてみたりとかそういう高度な変換をしながら描くわけです。
そういう作業をしている時のボクは、とても気持ち悪い顔をしているんだと思います。
でもなぜかソッチのほうが売れる…それも女性に多く読まれているという不思議……
いや、本当は不思議なことではないんです。
ただこういうのが読みたいなと感じた読者さんに、適したタイミングで提供できているかどうかなんです。
壱川氏のtweetは、まさにボクが初期作品で表現していたリビドーを全開で叩きつけたものに似ていると思います。
同じではなく似ている。
それを描くために行なった経過の部分が違うのです。
壱河氏はあちこちの女子高生を観察したり自覚はないようだけど自分から様々なアクションをし、妄想を描きtweetしました。
もちろん直接的な性的な虐待はしていませんし、特定の個人を傷つけたわけでもありません。そういう観察をし絵を描き表現する人物がいるという事実は発表されたのです。
物語というフィクションではなく、自分の見たモノをそのまま無邪気に無自覚に。
それは良い悪いと裁くことはしませんよ。
ゲイ男性にスキャニングされたボクは、あまり気持ち悪いとは感じませんでしたが、それはパーティの場であったし、初めて味わう「性的対象として値踏みされるとはこういうことか」という気づきのほうが勝ったからです。
しかし日常的に性的対象として値踏みされたり、妄想の対象にされたり、後をつけられたりすることは、犯罪ではないけれど女性にとってはやはり迷惑だったり怖かったりするわけです。これはもうSNS時代の現在では何度も何度も女性から繰り返し発言されている揺るぎようもない事実です。
もちろん田房氏はそういう表現をやめろとか、壱河氏を断罪したいなどとは書いていません。本文にもそういうつもりではないとハッキリ書かれています。
男性が女性に向ける視線やそのときの心理、一部の妙に勘違いした男性の厚かましい行為はなんなんだという疑問が解けたよ、でもやっぱり迷惑だからやめてほしいなぁと訴えているだけのことです。
自分の行動は誰しも自然でそれほど他人に迷惑をかけようとしているわけではありません。よく電車でドア脇に立ったままの人がいますが、あれも無自覚なのです。あのスペースは、なんとなく居心地がよいのです。
電車の構造の問題なのかボクには分かりませんが、ドアを全開にできれば彼処に立ち続けようとする人はいなくなると思うのですが…
電車だからとまた脱線ネタとは限りませんよ(ニヤリ
ボクたちヘテロ男性が、女性がミニスカートだったり胸元が見える服を着ているのを概ね「いいな」と思ってしまうのは、それはもうしょうがないのです。
女性は女性として女性にカワイイと評価されたいというオシャレ競争のなかに置かれていて、それもそれでしょうがないのです。
ミニスカートを穿いているからといって覗いて良い、触って良いというサインでもデザインでもないのです。電車のドア脇もたしかに居心地は良いかもしれませんが、乗り降りの際は一旦降りるのがマナーです。
野性剥き出しの眼差しでジロジロと見ない。ただそれだけのことなのです。
つまんないよね、こんな話。
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1:14 若干改稿。
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11月3日AM3時頃追記
『とりっくおあとりーとあっとまーく日本』という表題の投稿に
「結局のところマナーとは俺ルールもしくはローカルルールと大差ないでしょう。」
と自分で書いてしまって、本投稿の
「乗り降りの際は一旦降りるのがマナーです。」
という箇所を自分で無効化してしまいました。
乗り降りの時間を短縮するためにご協力くださいでは鉄道会社のアナウンスになってしまうし…困ったなぁどうしよう。
どう言い換えたら良いか悩んだ結果
とりあえず今のところはこのようにしておきます。
ミニスカートを穿いているからといって、覗いて良い、触って良いというサインでもデザインでもないのです。
電車のドア脇もたしかに居心地は良いでしょう。でも「邪魔だ」という声を耳にしたり自分でもそう思ったことはありませんか?
だったら面倒でも一旦降りる勇気を出してみませんか?
覗かない、触らないことと同じように。
誰にでも効く処方箋を探そうとしていた、文章を叩きつけたの気持が出てしまっていますね。
だから恥ずかしいけれど残しておきます。
(引用部分を括弧付きで、改訂部分括弧なしで太字にしてあります)
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