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井戸のポンプと思いきやただの置物!?

こんにちは!訳アリ投資家タケダです。

便利屋さんからの紹介で購入した家にあったポンプを恐る恐る撤去した話です。

ポンプ的佇まいのなぞの機械

百聞は一見に如かずということで、これがなぞの機械です。

なぞの機械 手前に伸びるのは電源コード

これを見に行った時点では、この家の汚水処理は浄化槽で、上水は以前は井戸(今は公営水道)を使っていたと聞いていました。

浄化槽=ブロアという認識で家の周りを見ていたところ、これ以外にブロアっぽい形のものがないんです。地中に管がささっているし、右側にマスのフタみたいのがあるし、これがブロアだと内心確定していました。

ただ、解せないのは、ブロアであれば常に電気を必要としますが、それにしては最も近いコンセントに挿すにはコードがパツパツすぎる。試しに挿しても動作音がしない。。。

でもきっとブロアだろうと思いつつ、よく知る浄化槽の業者さんにLINEで画像を送り確認してみたところ、予想に反して「ブロアだとは思えない」とのこと。

水道局に聞いてみてわかったこと

浄化槽屋さんは、この家がある地域は下水の可能性があると情報をくれました。その一方で、浄化槽の清掃業者は縄張りがある(そういう地域もある)ので、他地区のことは詳しくないことがあるようで、役所へ確認することを勧めてくれました。

下水と聞いて周囲を見ると、確かに樹脂のフタが随所にあって、マスっぽい作りになっています。

そこで水道局に電話で聞いてみたところ、この家には下水が通っていることがわかりました。浄化槽じゃないんかーい!

ということで、ブロアでは無いことが確定しました。

水道局でさらにわかったこと

ついでに水道局に上水の開栓も頼みました。
そうしたら、井戸も使ってますか?とのこと。

なぞのポンプがあって井戸かもしれないが、電源コードがパツパツなのと今は動く感じがしない。だから使っていないと思うと伝えました。

井戸だから行政は水質以外関係ないだろうと思って答えていましたが、そうでも無いようです。

上下水が公営だと、「使った上水の量=下水に流した量」として課金されます。ただ、井戸があるとこの式が崩れます。つまり井戸の使用分が加わり「使った上水の量<下水に流した量」となるので、井戸の想定使用量分を下水料金に上乗せする仕組みが採られるようです。

想定使用量は何人で住むかによって決まるようです。

使っていないことの証明にはポンプを撤去して、それを役所が目視でチェックするという作業が必要と教えてくれました。

無駄な課金を抑えるにはポンプの撤去が必要

作業をすべてお願いしている便利屋さんに事情を説明しました。二人の結論は、そもそも電源に挿しても動いていないんだから、撤去しても問題ないでしょ。でした。なので、あとのことは便利屋さんにお任せしました。

ほどなくして写真が送られてきました。ポンプの穴から出た管をぶった切ったようです。

撤去したところ

何が驚いたかって、井戸のイメージから機械の下には穴が開いていると思ってましたが、それすらありません(笑)この玉座は何のためにあるのか。。。ただの置き物か!?穴ぐらい見ればすぐわかったと思いますが、ブロアだと思って気にしていませんでした。

そんなことはどうでも良いのですが、便利屋さんから

「水が一部出なくなりました(笑)」

というメッセージがきました。笑い事じゃないだろ!と思いつつ、一部出ないってのがまた不思議でした。

顛末

どうやら、ポンプの中で配管がつながっていたことは間違いなさそうです。そして、家全体で見ると、上水道に直接つながった部分と、以前の井戸の配管を利用して上水道とつなげている部分があるんだろうとわかりました。

ポンプの配管を切ったことで後者が途中で切れてしまったようです。

後日、切った配管同士を樹脂の接手でつないでもらいすべての蛇口から水が出ることが確認できました。

ポンプは撤去したので役所の方が見に来る手配も便利屋さんがしてくれました。これで一応事なきを得たと思います。

まとめ

所有者といえども正確な情報は意外に知らないものです。特に相続した所有者は子どもの頃に住んでいた家であることがほとんどです。

だから水道がとか汚水がなんてことは知らないのも納得できます。

大事なのは、現場の状況を整理して可能性を一つずつ当たっていくことだと思います。

その過程で業者さんに尋ねられる関係があるとグッと答えに近づけますね。

ではまた!





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