家賃の減額相談が裏目に。
こんにちは!訳アリ投資家タケダです。
明渡しの請求訴訟になりそうな入居者がいます。その方の家賃の扱いで事態をややこしくしかねないミスをしました。
ことの発端
1年ほど前に地場の賃貸仲介さんを通じて入居してくださった大家族がいます。自主管理なのでLINEで僕とやり取りをしていて、メッセージのタイムラグが少しあること以外は何の問題も感じないご主人でした。
家賃は45,000円。
駐車場付きにしていますが、僕が他から借りて転貸しています。
浄化槽清掃費用も僕が負担する契約です。今思うと、安すぎた額です。
この戸建ての入居が決まった後、管理する戸建ての数が順調に増えました。
そうすると、1つの戸建てのために、駐車場代や清掃料の振り込みをするのが面倒になってきます。忘れると入居者が困るので気もつかいます。
そこで、入居者に提案をしました。
駐車場代と清掃料を自分で払ってもらう代わりに、家賃を40,000円にしようと思うがどうか?
計算すると、家賃の減額分よりは入居者の負担は少し増えるのですが、毎月の家賃が減る方が良いという人もいるので提案をしてみました。
結果、LINEでは了承してくれました。
さっそく覚書を送る旨伝えました。
保証会社へ連絡
自主管理ですが、地元の仲介さんを通じた入居なので、保証会社とのやり取りはその保証会社の代理店である仲介さんがすることになります。
入居者とのやり取りと、家賃がxx月から減額になると伝えました。
覚書が返送されてこない
覚書をすぐに送りましたが、いっこうに返送されてきません。同時に、書面が無いとこちらも駐車場や浄化槽清掃の契約を動かすことができません。
「契約者がこの人に変わりますので、僕との契約は無くなります。」と駐車場や清掃の業者さんに伝えても、入居者が新たに契約してくれなかったら、結局は僕と各業者さんとのトラブルになります。車は置いたままですし、清掃は定期的に入っているので。
入居者にLINEで返送を催促したら、もう一回送って欲しいと連絡があったので再送しました。
それでも返ってきませんでした。
明渡し訴訟
それからしばらくして、保証会社からの連絡でこの入居者は家賃を滞納していることがわかりました。そういえば、LINEの連絡にも反応がなくなっています。
仲介さんが保証会社とやり取りしているので、僕には滞納の情報が伝わってきませんでした。仲介さんが代位弁済の手続きを採っていたようです。家賃は僕の口座に毎月入金されていたのでノーマークでした。
ある日、訴訟を受け持つ法律事務所から電話がきました。保証会社の提携弁護士事務所です。担当の方からの質問に、
「家賃がxx月から変更になっていますが、これは契約が変更になっているんですか?」
あれ?となりました。僕の認識は、「覚書が来ていないから変更にはなっていない」でした。仲介さんに減額の連絡をしたままにしていたのを忘れていました。覚書が返送されていないから減額は無いと伝えていなかったのです。
確かに、しばらく前に入金した家賃を見返すと、減額後の家賃でした。仲介さんは僕の連絡をもとに、保証会社に減額の手続きを採っていました。
僕はというと、金額を確認せずに、どこから入金があったかだけで問題ないと認識していました。これはもう損失とする他ありません。
まとめ
今回の反省は、誰かに依頼を出すのであれば、確定した情報に基づかないといけないということだと思いました。覚書の返送がないのに、返送を見込んで仲介さんに減額の依頼を出したことがそれです。
損失は今のところ何千円かです。とても小さいです。
でもこういう中途半端なことを繰り返すと大きな損失につながりかねないので、芽が小さいうちに摘んでおく必要があると反省しました。
いや~、難しい!
ではまた!