ChatGPTとCanvaを使って、あなたのビジネスにぴったりの、カッコいい契約書をあっという間に作成する方法【カウンセラー、コーチ、コンサルタント向け】
ChatGPTすごいね! ・・・なんて、ご存じの方にはもう何のサプライズも無い話だとは思いますが、ともあれ、ChatGPTを活用すれば「簡単な同意書なら秒で作成できてしまう」という、”作業効率化”の話をします。
あなたも「そんなの知ってるよー!」とおっしゃるかも? ですが、実際にやってみると「デメリット」も見えてきたので、個人でビジネスをしている方の参考になれば幸いです。それと、もうひとひねりほしかったので、効率化ということで「Canvaでカッコよくデザインする」という要素も合わせてみました。
ChatGPTであなたのビジネスにぴったりの同意書をつくる方法
ChatGPTの使い方はもはや説明するまでもないですが、欲しい結果を指示して、でてきた文章をコピーすることで文書を作成します。もちろん、ここで出力された文章は「たたき台」として使うわけですから、自分で清書する必要はあります。ただそれでも、僕が今回試した内容では、サンプルということもありますが、直すところがほとんどありませんでした。
あなたがカウンセラーだったなら
より話を具体的にするために、あなたが何らかのカウンセラーをされていると仮定させてください。ChatGPTに、これから始めるご自身のカウンセリングサービスのアイデアを入れます。つまり「・・・というサービスの、契約書代わりになるような、案内書のサンプルをつくって。」と指示すればOKです。
たとえば、
みたいに「アイデア段階でもいいので思いつく限りに」指示するわけです。
こういう長い内容も正確に読み取ってくれるところが、ChatGPTのすごいところ。コツは「契約書の代用になるような」とか「お客様向けの」といったニュアンスを遠慮せずに指示していくことです。これだけでも意図を汲んで、ちゃんと、それっぽい文章にして返してくるから本当にすごいですよね。
「注意事項」も追加
今回は、以下のような内容が返ってきました。
ちゃんと、それらしい形式になっています。
ただここで「少し物足りないな、・・・あ、そうだ、注意事項もあったほうがいいな」などと気づきました。というわけでもちろん、ChatGPTにつくってもらいます。
指示は以下のようにしました。
いちいち説明を繰り返さなくても、「上記の」といえば話の流れをわかってくれているので、楽です。
でてきた「注意事項」案と組み合わせてコピー&ペーストすると、以下のようなサンプルが完成しました。
あっという間に同意書(案)が完成
あくまでサンプルなのでいろいろと不備はあるでしょう。そこは別途時間をとって検討が必要です。それでも、わずかな時間で、わりと方向性に沿ったたたき台ができたことは確かです。文章の作成においては意外と、この「たたき台をつくる作業」が大変だったりするので、重宝しそうですね。
せっかくなのでCanvaでレイアウト
今回は、お客さんにサービスの内容を明確につたえて、購入を決めていただくための用紙を想定しているので、せっかくなら見栄えのするほうが良いですね。そこで「一枚モノ」のつかやすいデザインに仕上げようと思い立ちました。使うのはこちらも有名なCanvaです。(Canvaの使い方はまったく難しくはありませんが、もしご存じなければYouTubeで検索すれば、わかりやすいTips動画が大量に出てきます。気に入ったのを何個か観れば万全でしょう。)
テンプレートを選んだら、貼り付けて調節するだけ
ベースとなるデザインは、今回はA4文書のテンプレートを使いました。
これを編集していきます。
あっという間に完成!
先ほどつくった同意書の文章を貼り付けたら、フォントなどを調節して、はやくも完成!
十分に使える。でもデメリットもある。
さんざん使えるって言っておいて翻すようですが、専門家のはしくれとして一応言わなければならないこともあります。「生兵法は大怪我の基」などといいます。あ、念のためこのことわざの意味も、ChatGPTに聞いてみたところ、次のように返事がありました。
短い契約書の方がむずかしい面も・・・
非常に「おせっかいな話」になりますが、契約書とか同意書って、ひとたびサインされてしまうと後戻りが非常に難しいものです。
つまりその内容については責任が生じますから、本当に慎重にならなくてはいけません。意外に思うかもしれませんが、短く仕上げる方が長文の契約書にするよりも作成が難しいものです。シンプルな同意書の方が、より文書作成の知識やセンスを必要とします。
上記も、あくまでもサンプルなので、実際に利用するときは、あなたのビジネスの実態に合っているかどうか、確認が大切です。できればライトな入口商品、フロントエンドにつかって、本命商品、バックエンドの提供に際しては、より長文のきちんとした契約書をつかいましょう。(ちょっとポジショントーク気味で申し訳ないけど、本当にそう思います。)
まとめ
昨年(2022年)末あたりから、ChatGPTには驚かされてばかりです。しかもAPI公開後は実装サービスも爆発的に増えて、あっという間に身近な技術になりましたよね。「行政書士の仕事もなくなるのかな?」なんて声もあるとかないとか。でも不思議と「仕事」ってなくならないんですよね。もちろん技術革新によって「作業」は徐々になくなっていくと思うし、それは本来歓迎すべきことだと思います。この驚きの技術をもっと使いまくって、本質的な仕事をさらに楽しみたいものですね。
追伸
「マネしてOK!」な契約書のひな形をまとめています。あなたのビジネスにお役立てください。
もしこの記事が少しでも「役に立ったな」「有益だな」と思っていただけましたら、サポートをご検討いただけますと大変嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。