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なぜ直接契約すると収入が増えるのか【単価を上げる方法】

ある専門家にお仕事を依頼していて気が付いたノウハウなのですが、仕事の単価を上げる方法です。結論からいうと、「単価の安い仕事」の逆をやればよいわけです。

じゃあ単価の安い仕事ってなにか? というと、「言われたことをその通りやる仕事」です。


言われたことをその通りやると単価は下がる

あらためて世の中を見渡してみると、どんな仕事も「言われたことを言われたままやる」段階が、最も単価が安いです。

誤解してはならないのは、もちろん、この仕事の「価値」は高いです。言われたことをそのままできるというスキルの価値はむしろとても貴重だし、世の中になくてはならないものです。

でも、相対的にみると「単価」は低くなります。


たとえば、YouTube用の動画編集

たとえば先ほどクラウドソーシングで「YouTube用動画編集」の単価を調べてみたのですが、10分の動画でだいたい2000円から5000円でした。月に5万円売上げるのに10本請負う必要がある計算になります。

繰り返しになりますがこれも非常に「価値」はある仕事です。でも「言われたことを言われたままやる」パターンにあてはまっているため、単価は安めです。

いくら「価値があるから」と主張して、たとえば「1万円にしてください」とかいっても、おそらく上がらないでしょう。相場は、自力で変えることはできないのです。


提案を変えるだけでいい

単価を上げるためには、提案の内容を変える必要があります。

つまり、まず「直接契約」にします。提案をじかに届けるためです。
そして、編集だけでなく動画の企画や台本や、チャンネル登録や概要欄の内容なども考え、視聴回数や登録者数が伸びるアドバイスをします。

おそらく単価は劇的に上がるでしょう。
動画編集はむしろあなたが外注するようになるかもしれません。

ポイントは、「直接契約」することと、言われたことではなく「目的に合わせたこと」を提案することです。

「目的」とはなにかというと、最終的には売上です。

企業は動画を編集してほしいわけではありません。「YouTubeチャンネルをもっと有名にして売上を上げたい」わけです。だからそのゴールを共有して、一緒にそこを目指してがんばりましょう、という方向で提案すべきなのです。


まとめ

本記事はけっして、代行業や支援業務の価値を認めない趣旨ではありません。というより、僕の仕事だって8割は「言われたとおりに」契約書を書く部分が占めています。そのクオリティを高めることは、やりがいにつながっていますし、裏方の仕事ならではのおもしろさがあります。

ただ客観的に単価の比較という視点「だけ」でみた場合に、提案型の仕事のほうが評価されやすいというだけのことです。僕も2割は提案を混ぜることで、相場よりも高い報酬を得ています。

企業と直接契約をすることは、今やそれほど特別なことでも難しいことでもありません。ときどき自分の商品の見せ方をみなおしてみて、提案を変えられないかトライしてみるのも楽しいと思います。


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