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契約書 テンプレートの探し方【モノづくり、開発業務におすすめの書式】

契約書のテンプレートがほしいときってありますよね。今回は特にモノづくりや、製品試作、開発業務の業務をする際に必要となる、業務委託契約書のひな型がみつかるサイトをご紹介します。

結論からいうと、以下のサイトです。契約書のテンプレートがダウンロードできるので便利です。参考にしてみてください。

ものづくりスタートアップのための契約ガイドライン& 契約書フォーマット
https://startup-f.jp/guideline/

もうこれが結論なのですが、少しだけ補足説明します。

経済産業省が後押ししているプロジェクト

このガイドラインは、経済産業省が後押ししている、スタートアップ支援の拠点「Startup Factory」構築を支援する事業(Startup Factory構築事業)の一環として作成されています。

契約書テンプレートのコストメリット

契約書には、一般的に三つの役割が期待されています。

契約書の役割は?
①トラブルを未然に防止する
②トラブルになったときの対応を決めておくことができる
③当事者の関係を明確にすることで取引を円滑にする

契約書には、これらのメリットがあります。しかし、クオリティの高い契約書を使うには、そもそもそういった契約書を検討してたたき台をつくり、さらに修正する作業が必要になります。ようするに非常に手間がかかり、時間がかかり、コストがかかります。普通の中小企業がこのようなコストを潤沢にかけられることはまれです。

テンプレートはこうしたクオリティの高い契約書の創出や検討にかけるコストを、大幅に減らすことができます。つまりテンプレートを使うことは大幅な時間とお金の節約になるのです。ぜひこうした情報を積極的に取り入れ、ビジネスに活かすべきです。


契約書はリスクのカタログだ!

今回ご紹介したリンク先で提供されている「試作委託標準契約書」は、「ハードウェアの試作委託」が想定されています。

この分野の契約では特に、知財や守秘義務の問題、コスト負担の問題、部品や加工等の費用の支払時期の問題、発注ノルマやリードタイムの問題、買い取りの問題、不良品やリコール対応の問題、が予測されます。逆に言えばこうした問題が盛り込まれた契約書のたたき台が既に用意されているわけであり、こうしたチェック項目を事前に知っておくだけでも、テンプレート活用の意義があります。

ガイドラインもあるのでぜひリンク先を一度ご覧になり、契約書の側面からビジネスを見直してみましょう。


あわせてお読みください

契約書のひな型をまとめています。あなたのビジネスにお役立てください。




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