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【無花果】スペインの自家製ドライいちじくの作り方 | 栄養・効能は? | スペイン料理レシピ

こんにちは。スペイン在住、元スペイン料理人のTAKEです。

今回はスペインのドライイチジクの作り方です。

その昔スペインの市場で初めて発見して感動したものの一つに
「PAN DE HIGO/パン・デ・イーゴ」があります。

直訳するとイチジクのパンですが、想像しているパンとは少し違います。下の写真がスペインで売られているものです。

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刻んだ干しイチジクにスパイスを少し加えて固めたものです。お好みでアーモンドなどのナッツ類を入れても美味しいです。

このパン・デ・イーゴを紹介する前にスペインの干しイチジクの作り方をご紹介しておきます。

「自家製なんて面倒だ!」という方はドライフルーツメーカーで手軽に家で作れます。

イチジクの栄養と効能

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イチジクには以下の栄養素などが豊富に含まれています。

ペクチン・・・腸内環境を整え血糖値やコレステロールを下げる作用。
カリウム・・・体内のナトリウムを排出し、むくみや血圧を下げる作用。
カルシウム・・・骨の形成。イチジクは果物の中でもカルシウム含有量は高い。
・・・貧血予防、血液を作る重要な栄養素。

アントシアニン・・・抗酸化作用、老化防止。

フィシン・・・タンパク質分解酵(イチジクの乳白色の液体)。消化促進、                           二日酔いや胃もたれに。
植物性エストロゲン・・・ホルモンバランスを整え、PMSや更年期障害の緩和。

タンパク質分解酵素はイチジク・キウイ・パイナップル・パパイヤに含まれています。そのためこれらのフルーツはゼラチンを使ってゼリーにしようとしても固まりませんが、加熱して使用すると酵素が壊されてゼリーにすることができます。(缶詰のパイナップルは加熱されているので大丈夫です。)

寒天を使ったゼリーは固まります。

干しイチジク/HIGOS SECOS

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干しイチジクにすると水分が抜けるため栄養素も凝縮され、生のイチジクと比べると1個当たり約1.5~2倍の栄養価になります。

おつまみや間食、ワインのお供や肉、魚の付け合わせにも使っても良いですね。

干しイチジクにしておくと水分の抜け加減にもよりますが、約3か月~半年ほど保存可能です。

保存方法は冷蔵がおすすめです。(野菜室は湿度が高いので避けます。)

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