既婚者同士の恋愛が当たり前になるのに必要なのは「1つの言葉」

ここ数年、「セカンドパートナー」や「婚外恋愛」という言葉を聞く機会が増えました。
この2つは既婚者同士の恋愛やその関係を意味する言葉です。

でも、これらの言葉は「不倫」や「浮気」と似た意味で社会に流通しています。
ほんらいセカンドパートナーは肉体関係無しのプラトニックの関係。
でも実態としてはセカンドパートナーと肉体関係を持つ男女が多いので、まさしく社会からの印象通りとなっています。

この辺りの意味や違いは私の運営サイト「ララウェル」で詳しく解説した記事がありますので、気になる人は読んでください。

「不倫は文化」という有名な言葉がありますが、配偶者以外との恋愛に強い需要があるのは明らか。
このあたりは「セカンドパートナーが作れる」として人気の既婚者向けマッチングアプリの隆盛っぷりを見るとよくわかります。

けど、まだまだみんな隠れてセカンドパートナーを作ってる印象があります。
どこか後ろめたさを抱え、こそこそ作ってるイメージ。

こんご状況がどう変わるかはわかりません。
けれど、既婚者同士の恋愛が当たり前になるのに必要なのは「1つの言葉」だと考えています。

「1つの言葉」が何かはわかりません。
けれど、1つの言葉で社会が変わった例はたくさんあります。

アングラ系で真っ先に浮かぶのは「パパ活」ですね。
「パパ活」という言葉が社会に浸透し、パパ活する女性が一気に増加し、パパになる男性が増えました。
このように、特定の概念や価値観を急速に社会に浸透させることに成功した言葉は「社会記号」と呼ばれます。
パパ活は明らかに社会記号化し、社会を変えました。

下のグラフはGoogleトレンドでパパ活と、exパパ活とも呼べる「援助交際」の検索数を2004年から比較したものです。
パパ活の登場は援助交際という言葉を弱体化させていることがわかります。
パパ活という言葉を作ったとされるユニバース倶楽部の方はすごいです。

Googleトレンド

「セカンドパートナー」なんかはかなりキャッチーですが、パパ活ほどの影響を社会に与えられていません。
もしパパ活に匹敵するような言葉は登場したとき、社会がどう変わるか。
言葉によるそんな変化に興味津々です。


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