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未経験からコピーライターになり、フリーランスになって3年たった。

私はコピーライター・ディレクターとしてフリーランで活動しています。
この記事を作成している2019年(2020年3月に少し更新)で、独立して約3年が経ちました。幸いにして、今の所順調に仕事を続けることができています。

今回の記事では、私が独立するまでに経験してよかったなと思っていることをまとめています。コピーライターに限らず、フリーランスで仕事をしている多くのクリエイターの方にとって参考にしていただけるのではないでしょうか。

こんな人にオススメの記事です。
・営業からキャリアチェンジしたい。
・会社をやめて、独立・フリーランスとして働きたい。
・フリーランスとして、仕事のステップを一段上げたい。
・やりたくない作業で徹夜ばっかりしているクリエイティブ職の人。

「営業職」を経験して、本当に、よかった。

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フリーランスを目指す人の多くは、WEBデザイナー・ライター・エンジニアなど、「手に職」を持った方が多いと思います。

私はコピーライターとしてキャリアチェンジするまでは、医療器械の会社で営業職でした。広告会社に転職してからもはじめは営業職でした。
営業をやっているときは、売り上げノルマを詰められたり、好きでもないスーツをきて仕事をすることがとても嫌でした。

しかし、この営業というポジションを経験したことが、フリーランスになって仕事を進めていく上で、とても役立っています。


なぜか。

「仕事は自分で獲ってくる」が大前提である。

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通常、広告会社や制作会社であれば、営業がクライアントから案件を獲得し、クリエイターはその仕事をこなしていくという立場です。セールス活動に積極的に関わっていくことは少ないのではないかと思います。

しかし、独立した途端、クリエイターであっても案件を獲得してくるという営業の仕事も自分自身でやらなければいけない。さらに納品後は、クライアントへ料金を請求し、きっちり回収するところまで管理・運営していかなければ事業として継続することはできません。

そういった点において、会社員時代に営業職を経験していたことは私にとって大きな武器になりました。初めてのお客様でもしっかりと相手の課題を聞き取ろうという姿勢や、ちゃんと自分自身の利益を確保しようとする意識は、実際に現場で経験しておくことがとても重要だと思います。


商流の上流にいると、自分のやりたいことが実現しやすい。

営業職を経験して一番良かったのはこの点です。
フリーランスになるとどうしても作業案件を中心に受注しがちですが、コピーライターでもデザイナーでも、ディレクターの指示にしたがって物作りを行います。また、ディレクターは顧客の要望を聞いてくる営業の意見に左右されます。

【クライアント】
案件を発注する(デザインはこうしたいなどの要望)

【営業・プロデューサー】
案件を提案・受注・ディレクターに制作意図を指示、案件全体の責任を負う

【ディレクター】
クライアントの要望を踏まえ・受注案件の方向性を作成

【コピーライター・デザイナー・エンジニア】
ディレクターの指示のもと制作物を作る

このように、商流の上流工程にいかないと、なかなか自分自身の意見を主張することが難しくなります。

自らがディレクターやプロデューサーを兼務することで、企画でもアイディアでも責任を持ち、ある程度の裁量を得ることができます。(その代わり、予算管理の手間や、クライアントからのクレームの矢面に立つという責任を伴います)

「もっとこうしたらいいのに、こんなデザインにしたい」

そんな思いでクリエイティブの仕事に取り組みたいのであれば、責任というリスクをとって商流の上流ポジションを狙いたいところ。つまり営業的な動きも必要であるということです。


まとめ

もともと独立を見越して計画的に取り組んでいたのかと言われれば、正直そうではありません。経済学部を卒業した自分にとって就活時にアピールできることは、「営業やります!」くらいしか取り柄がなかっただけでした。

ただ幸にして、この単純な選択が今となっては自分の大きな武器になっています。また、活躍されているクリエイターさんの話を伺うと、その人達はみなさんビジネス視点をとて重視されていることに気づきます。

クリエイターにとって営業と聞くとちょっと敬遠したくなる仕事ですが、一度体験してみるのもいい勉強になるのではないでしょうか。

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