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トランプ大統領の経済再開ガイドライン全文日本語訳

新型コロナウイルス感染によるロックダウンからどう再開するかで重要な参考になる"Opening Up America Again"が意外なことにどこにも日本語訳されてないのでごく簡単に訳してみました。私は専門家ではありませんので、Google翻訳に毛が生えた程度ですが、参考になれば幸いです。
新型コロナの影響を受けている経営者の皆さんへ」「コロナでお金をいくら借りたらいいの?」も併せて参照ください。

前文

トランプ大統領は、公衆衛生の専門家の助言に基づく3段階のアプローチである「アメリカを再び開放するためのガイドライン」を発表しました。これらのステップは、経済を再開し、人々を仕事に戻し、アメリカ人の生命を保護し続けるとともに、州および地方の役人を助けるでしょう。

推奨される段階的アプローチ

最新のデータと準備に基づくこと

再度の感染爆発のリスクを下げること

最も脆弱な人たちを保護すること

知事の裁量で州または郡ごとに実施可能であること

推奨される州または地域での判断基準

段階的な再開に進む前に満足すべきこと

症状:14日以内に報告されたインフルエンザ様の疾患が下降傾向にあること、かつ、14日以内に報告された新型コロナウイルス感染症のような症状が下降傾向にあること

症例:14日以内に文章で報告された症例が下降傾向にあること、または、14日以内の陽性数が全検査数に対して下降傾向にあること(フラットになるか、検査量が増える)

病院:緊急ケア無しですべての患者を治療できる、かつ、リスクにさらされた医療従事者向けの頑健な検査プログラム(新しい抗体テストを含む)

州および地方の当局者は、これらの基準の適用を地域の状況に合わせて調整する必要がある場合があります。(例:深刻な新型コロナウイルスの発生を経験した大都市圏、患者が発生していないか発生が穏やかな地方や郊外の地域)。さらに、必要に応じて、知事は地域に即してこれらの基準を満たしつつ、以下の段階を進める必要があります。

の責任で準備すべきこと

検査と接触者の追跡
症状のある個人のために安全で効率的なスクリーニング検査と検査所を迅速に準備する能力を持つこと、および、新型コロナウイルス陽性の患者の接触者を追跡する能力を持つこと。
新型コロナウイルス症状・インフルエンザ症状に該当する人の新型コロナウイルス感染検査を行い、新型コロナウイルス陽性の患者の接触者を追跡する能力を持つこと。
歩哨調査所(sentinel surveillance sites(訳者不明))が無症候性の症例をスクリーニング検査し、新型コロナウイルス陽性の患者の接触者を追跡しているか確認すること。(調査所は、高齢者、低所得のアメリカ人、人種的少数派、およびネイティブアメリカンにサービスを提供する場所で運営されます)

医療システムの容量
劇的な感染者の波に対応するために、十分な個人用保護具と重要な医療機器を迅速かつ独立して供給する能力を備えていること。
ICU容量を急増させる能力を備えていること。

計画
重要産業の労働者の健康と安全を守ること。
リスクの高い施設(例:高齢者介護施設)で生活し、働いている人々の健康と安全を保護すること。
公共交通機関の従業員とユーザーを保護すること。
社会的距離を取ること、マスク等をつけるプロトコルについて市民に助言すること。
状態を監視し、リバウンドまたはアウトブレイクを制限および軽減するために、重大度に応じて初めからやり直すか、前の段階に戻す措置を直ちに講じること。

全ての段階におけるガイドラインー個人

州および地方のガイダンスと補足的なCDCガイダンスを引き続き遵守してください。(特にマスク等に関しては注意してください)

良い衛生状態を継続すること
特に頻繁に使用するものやその表面に触れた後は、石鹸と水で手を洗うか、消毒剤を使用してください。
顔に触れないでください。
くしゃみや咳をティッシュや、肘の内側に入れてください。
頻繁に使用するものやその表面はできるだけ消毒してください。
公共の場所、特に公共交通機関を利用する場合は、マスク等を使用することを強く検討してください。

気分の悪い人・症状のある人は家にいてください 
仕事や学校に行ってはいけません。 
あなたのかかりつけ医に連絡し、そのアドバイスに従ってください。

全ての段階におけるガイドラインー企業等

連邦、州、および地方の規制とガイダンスに従い、業界のベストプラクティスに基づいて、以下に関する適切なポリシーを作成して実行してください。

社会的距離を取ることと保護具をつける事
体温チェック
衛生
共用され通りの多いエリアの使用制限と消毒
出張

従業員に症状がないかを観察してください。
医師によって許可されるまで、症状のある人が、物理的に仕事に戻ることを許可しないでください。

従業員の新型コロナウイルス感染が判明した場合、当該従業員の接触者の追跡に関するポリシーと手順を規定し実施してください。

第1段階

州や地域が判断基準を満たした場合にこの段階に入ってください。

個人

すべての脆弱な個人は、所定の場所に避難し続ける必要があります。感染に脆弱な居住者がいる世帯のメンバーは、職場に戻ることや、距離を置くことが現実的でない他の環境に再び行くことにより、ウイルスを家に持ち帰ることがあることに注意する必要があります。感染に脆弱な居住者から離れるための予防策を講じる必要があります。

公共の場所(公園、屋外のレクリエーションエリア、ショッピングエリアなど)にいるすべての個人は、他の人との物理的な距離を最大にする必要があります。 10人以上の社会的環境では、適切な距離を置くことが現実的でない場合があるため、予防策が講じられていない限り、避けてください。

適切な物理的な距離を容易にとることができない状況(例:レセプション、見本市)では、10人を超えるグループでの社交を避けてください。

必須ではない旅行を最小限に抑えてください。また、移動後の隔離に関するCDCガイドラインに準拠してください。

企業等

仕事上可能な場合は常に、テレワークを奨励してください。

可能であれば、段階的に仕事に戻ってください。

従業員が集まり、相互に接触する可能性が高い場所を閉鎖してください。または厳格に社会的距離を取るよう強制してください。

不必要な出張を最小限に抑え、移動後の隔離に関するCDCガイドラインに準拠してください。

感染に脆弱な従業員のための特別な仕事場所をぜひ検討してください。

特定のタイプの企業等

現在閉鎖されている学校および組織化された青少年活動(デイケア、キャンプなど)は閉鎖されたままにしてください。
高齢者の生活施設や病院への訪問は禁止されるべきです。居住者や患者と交流する人は、衛生に関する厳格なプロトコルを遵守する必要があります。
大規模な会場(着席のダイニング、映画館、スポーツ会場、礼拝所など)は、厳密に物理的距離を取ったうえで運用できます。
選択的外科手術は、CMSガイドラインに準拠した施設で、臨床的に適切な場合は外来で再開できます。
スポーツジムは、厳密に物理的距離および衛生プロトコルに準拠している場合に営業することができます。
バーは閉店したままにしてください。

第2段階

リバウンドの形跡がなく、2回目の判断基準を満たす州および地域の場合

個人

すべての感染に脆弱な個人は、所定の場所に避難し続ける必要があります。感染に脆弱な居住者がいる世帯のメンバーは、職場に戻ることや、距離を置くことが現実的でない他の環境に再び行くことにより、ウイルスを家に持ち帰ることがあることに注意する必要があります。感染に脆弱な居住者から隔離するための予防策を講じる必要があります。

公共の場所(公園、屋外のレクリエーションエリア、ショッピングエリアなど)にいるすべての個人は、他の人との物理的な距離を最大にする必要があります。 50人以上の社会的環境では、適切な距離を置くことが現実的でない場合があるため、予防策が講じられていない限り、回避する必要があります。

非必須の旅行を再開できます。

企業等

仕事上可能な場合は常に、テレワークを奨励してください。

従業員が集まり、相互に接触する可能性が高い場所を閉鎖してください。または厳格に社会的距離を取るよう強制してください。

感染に脆弱な職員のための特別な仕事場所をぜひ検討してください。

特定のタイプの企業等

学校と組織された青少年活動(例:デイケア、キャンプ)は再開できます。

高齢者ケア施設や病院への訪問は禁止されるべきです。居住者や患者と交流する人は、衛生に関する厳格なプロトコルを遵守する必要があります。

大規模な会場(着席のダイニング、映画館、スポーツ会場、礼拝所など)は、適度な物理的距離のプロトコルの下で運用できます。

選択的外科手術は、CMSガイドラインに準拠している施設で、臨床的に適切な場合、外来および入院ベースで再開できます。

スポーツジムは、厳密な物理的距離と衛生のプロトコルに準拠している場合、営業することができます。

バーは、適切に入店人数を下げることが可能な場合、営業することができます。

第3段階

リバウンドの形跡がなく、3回目の判断基準を満たす州および地域の場合

個人

感染に脆弱な個人は公共の場で行動することができますが、物理的な距離を取るように努めてください。また、予防的措置が取られているのを確認できない限り、距離を置くことが難しい場所へ行くのを最小限に抑えてください。

感染リスクの低い人も、混雑した環境にいる時間を最小限にすることを検討してください。

企業等

職場で無制限に仕事を再開できます。

特定のタイプの企業

高齢者ケア施設や病院への訪問は再開することができます。入居者や患者さんと接する人は、衛生管理に熱心でなければなりません。

大規模な会場(着席のダイニング、映画館、スポーツ会場、礼拝所など)は、一定の物理的距離のプロトコルの下で運営できます。

スポーツジムが標準の衛生プロトコルに準拠している場合、スポーツジムは開いたままにすることができます。

可能な場合、バーは入店人数を上げて運用できます。

付記:感染に脆弱な個人とは

1. 高齢者。

2. 高血圧、慢性肺疾患、糖尿病、肥満、喘息、および癌の化学療法やそのような療法を必要とする他の状態などにより免疫系が損なわれている人々を含む、深刻な基礎疾患のある個人。

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