蔵良 蘭

ノンフィクションしか書けないフリーライター。書いて満足!ではなく、意見交換が気軽にできたら嬉しいです♪

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マガジン

  • 幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編【全3作】

    世界は優しさ以上で想像不可能!? きっと“なんとなく”で出来ている① 旅行記 シリーズ第1弾です。 【第1章~第4章】 ※無料で公開しています!

  • 9の小さなフコウと1の大きなしあわせ【全5章】

    失恋や病気、同調圧力に喧嘩、モラハラと女性蔑視など、私はこれまでに嫌な出来事をたくさん経験してきました。  本作はこれらについてのお話が9割を占めています。そういうと、読んでいても苦痛を感じるだけの作品に思えるかもしれませんが、最終的にはその「嫌な出来事」を経て見つけることができた1つの大きな幸せについて触れています。  また、私の創作物であるエッセイや写真、絵に動画といったものが生まれた背景を描いている側面もあり、全10話の内容にも関係する作品を紹介。  10代の頃から40代の現在までのマイナス感情の吐露が大多数を占めた、デトックスエッセイ。しかし最後まで読んでみると、そのカオスがカタルシスへと変わっていくはずです。 「そんなキレイゴト通りに生きられるなら、こんなに迷っていない」と感じている方に、ぜひ読んでもらいたいです。

  • 死に様=生き様!?

    死んでしまった父へ、 答えのない問いかけをした先にあったのは、 父から母への夫婦喧嘩の約束でした。 ひたすらに苦しみながらも悲しみと向き合っていくエッセイ 「いつ逝ってもいい」と話していた父が、ピンピンコロリで突然他界。所詮ドライな関係だと思っていたはずが、いざ亡くなったらふと父のことを思い出しては涙する日が続く。 「本当にそれで良かったの? そこに後悔はないの?」  ……どうしたって、答えのない問いなのはわかっていたけど、どうしても死んでしまった父の気持ちが知りたくて頼ったのは信頼のできる占い師、そして複数の霊能者。さまざまな言葉をもらいながら、自分の中の答えを探していく。  霊感もなく疑り深い私が、亡くなった父と交信できた感覚になるまでの、自分ヒーリングライティング。

  • “オンナ”という性 全5章

    男女兼任から女性専門へと転向した機能回復セラピストが考察する、女性/男性の性。 恋愛・死・性行為の3つにまつわる疑似体験を赤裸々に綴ることで、施術が受けられない読者の心のClose contact(濃厚接触)として、読んで楽しめる“施術の疑似体験”を目指しました。 男女のみならず、性別を持つすべての人に知って欲しい内容を詰め込んだ“性”の参考書です。 ブログでご好評いただいていた内容を加筆修正し、読みやすいエッセイにしました!

  • 五感フォトブック 5作

    美しいモノだったり、良い香りだったり、素晴らしい音楽に美味しい料理、気持ちの良い感触など……イメージで五感を満たすような写真を集めました。  こうすることで“心地良い”状態は自分でも作れるのだ!と実感。 でも、幸せな感情だけではなく、ときにはありのままのものを感じることも大切なのです。 だって私たちは『感情を持って生まれた一人の人間』なのだから。

最近の記事

【後編】~幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編~ 世界は優しさ以上で想像不可能!? きっと“なんとなく”で出来ている①

第4章 トロント~ニューヨーク~ナイアガラ~トロント 旅行後のアヌー家  オタワからトロントまで、バスで移動すること計5時間。 普段の長期移動なら間違いなく横になっているところなのに、今は横に空きがないくらい乗客で埋まっている。  窓際に1人で座っていたら、突然彼氏連れの女性に話しかけられた。 「エクスキューズミー。こちらは私のボーイフレンド」  いきなりどうした? 自慢か?  ただ女性の意図はそんな嫌味なことではなく、単純にカップルで隣同士になりたいから、私に別の席

    • 【中編】~幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編~ 世界は優しさ以上で想像不可能!? きっと“なんとなく”で出来ている①

      第2章 バンクーバー~トロント 同じ道に違う私  ファームを発つことになった翌日。私は再びイーフの運転に揺られていた。  運転手も、フォートセントジョン駅までの道も初日と同じはずなのに、窓から見える景色は不思議と違って見える。  どこまでも広がる原っぱの絨毯。背の高い木がずらりと並ぶいっぱいの緑。  少しの期待と沢山の不安で頭がいっぱいだった初日の頃は、どこか疎外感を覚えていた景色たち。それが今では、すごく晴れやかな気持ちで景観を楽しめている。  振り返ればあっとい

      • 【前編】~幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編~ 世界は優しさ以上で想像不可能!? きっと“なんとなく”で出来ている①

        ☆あらすじ  外国に来て初めて出会ったもの。  それは、“心で感じる優しい言葉”と想像もしていなかったような人たちとの“素敵な出会い”でした。  前作『旅の喜怒哀楽以上“悟り”未満』では描いていない、日常の小さな出来事や思わず笑みがこぼれた内容を綴った日記風エッセイ。  時は 90 年代後半。スマホは勿論、ガラケーさえもなかった時代。頼れるのは生身の人だけ。  世界も知らない 21 歳の私が、“何か”を求めて飛び出したワーキングホリデーin カナダ&ニューヨーク。    

        • 『侍タイムスリッパー』から“希望”をもらいました!

          『まる』を観た後に、次回は絶対間違いなく面白い映画を観たくなった。 いわば、“口直し”だ。 『まる』が楽しめた人には申し訳ないのだけど、これはもう自分の楽しむセンス?がなくなってきているんじゃないかと、“楽しい”ってなんだっけ?という確かめにも近い。 みんなが面白いと言っているモノを、自分はちゃんと楽しめるのだろうか?だなんて、自信がなくなってきた……。 しかし、『侍タイムスリッパー』は、そんな私にちゃんと応えてくれた! 触れ込みは良くても時代劇なんて興味ないし、と食

        • 【後編】~幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編~ 世界は優しさ以上で想像不可能!? きっと“なんとなく”で出来ている①

        • 【中編】~幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編~ 世界は優しさ以上で想像不可能!? きっと“なんとなく”で出来ている①

        • 【前編】~幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編~ 世界は優しさ以上で想像不可能!? きっと“なんとなく”で出来ている①

        • 『侍タイムスリッパー』から“希望”をもらいました!

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        • 幸せの青い鳥を探す旅 カナダ・ニューヨーク編【全3作】
          4本
        • 9の小さなフコウと1の大きなしあわせ【全5章】
          5本
        • 死に様=生き様!?
          3本
        • “オンナ”という性 全5章
          5本
        • 五感フォトブック 5作
          5本
        • フィルム写真に手書き言葉を添えたスライドショー7作
          7本

        記事

          『まる』は自分にとって○なのか?

          酷評まではいかないけど、いわゆる『見る人を選ぶ』という作品だったんだろうな。 ✕まではいかないけど、△。 ざっとあらすじがわかった上で鑑賞したので、、“アーティストが自分の好きな絵を描くことを選ぶという結末”などという想像できる以上の何かがあるはず!と、そのわからない“何か”を期待していた。 でも、それ以上の“何か”はなく、あえていうなら最後の堂本剛の曲が良かったということくらい。 私の読解力の問題かなと思って、他の人の感想をYouTubeなどで視聴すると、同じようにイ

          『まる』は自分にとって○なのか?

          ⑤9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第5章 モラハラ夫・女性蔑視・セックスレス〜現在〜 ◆闇度5◆】

          第5章 モラハラ夫・女性蔑視・セックスレス〜現在〜 ◆闇度5◆ ※第5章は全てのお話が繋がっています。 旅行キャンセルの理由はカキフライ  おそらく私の人生におけるラスボスとはズバリ、モラハラ夫だ。  まず私と彼が出会ったのは介護施設と掛け持ちで出張マッサージをしていたときのこと。要するに始まりは施術者とそのお客様という関係だったのである。  そこでは、リラクゼーションとは一線を画す、男性機能回復目的の施術を行っていた。タイのカルサイネイザンやジャップカサイという

          ¥980

          ⑤9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第5章 モラハラ夫・女性蔑視・セックスレス〜現在〜 ◆闇度5◆】

          ¥980

          ④9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第4章  尊敬する友人、無神経な母親〜40代〜】

          第4章  尊敬する友人、無神経な母親〜40代〜 私たちはもう“良い人”ではいられない ◆闇度4◆  ここまで順番に読んできた方ならわかるように、私はNGのお客様を作らないようにしているけど、それにはとある1つの理由がある。  というのも、かつて整体サロンで一緒に働いていたAちゃんの影響を多分に受けているからだ。私は、かれこれ10年以上の付き合いにもなる彼女を、1人のセラピストとして、とても尊敬している。だから、そのスタンスを真似したいと思ったのである。  Aちゃん

          ¥400

          ④9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第4章  尊敬する友人、無神経な母親〜40代〜】

          ¥400

          ③9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第3章 同調圧力、病気、人間関係、マウンティング〜20代後半から30代〜】

          第3章 同調圧力、病気、人間関係、マウンティング〜20代後半から30代〜 Service~奉仕~ ◆闇度4◆  それは20代も後半に差し掛かった頃の話。いってしまえば、厄年と天中殺と大殺界がいっぺんにやってきたかのような辛い出来事が立て続けにあった。  失恋と失業に加えて体調不良、更には家を追い出されたり、使ってすらもいない9万5千円を請求されたり、しまいには裁判沙汰の話になったりも……。  自分なりにこれが正しいはずと思ってやったことでも、他の誰かと考え方がズレ

          ¥600

          ③9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第3章 同調圧力、病気、人間関係、マウンティング〜20代後半から30代〜】

          ¥600

          ②9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第2章 失恋、罪悪感〜20代半ば〜】

          第2章 失恋、罪悪感〜20代半ば〜 彼が私にくれたもの ◆闇度2◆  次は、20代半ばの頃に交際していた彼氏について書こうと思う。  その彼は第1章の『優越感』で書いた19歳のときのミステリアスな彼とは、正反対といってもいい性格だった。彼自身だけではなく家族の話もよくしていたし、弟さんと仲良しかつ、男女共に友達が多いというベタな人気者タイプと表現すればわかりやすいだろうか。  あの頃は確か、東京電力に勤めていたはずだ。とにかく隠し事とか影の部分を少しも感じさせない好

          ¥300

          ②9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第2章 失恋、罪悪感〜20代半ば〜】

          ¥300

          ①9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第1章 若気の至り〜10代から20代前半〜◆闇度5◆】

          「そんなキレイゴト通りに生きられるなら、こんなに迷っていない」 と感じている方へ どんな出来事にも「このお陰でこう変われた」と思える何かが必ずあるのだと伝えたい。 そして、いろんな立場を経験し辿り着いた私の、とある一つの答えを知ってもらいたい。 最後まで読めばカオスがカタルシスへと変わり、それと同時に自分なりの生き方を見つけられるはず。 ※このお話は、2023年2月に執筆したものです。 ◇あらすじ  失恋や病気、同調圧力に喧嘩、モラハラと女性蔑視など、私はこれまで

          ①9の小さなフコウと1の大きなしあわせ~光では救われない人へ~【第1章 若気の至り〜10代から20代前半〜◆闇度5◆】

          『きみの色』から学ぶエンタメ

          9月に観た2本目。 私が最近、常々考えることは、カタルシスを得るためのあからさまな障害や困難は必要なのか? 音楽モノは必ずしもサクセスストーリーでないと感動しないのか? それらを確かめるべく、対立や衝突のない、ドラマチックじゃない映画だという触れ込みの映画を観てみた。 それはそれは、ただただ『眼福』になるキレイな色使いや可愛らしい声にほっこりした。 ラストの『水金地火木……』の演奏には、普段はクールなきみちゃんの熱量に感化されて、涙が出てしまった。 確かにそのときは

          『きみの色』から学ぶエンタメ

          『ラストマイル』は忘れられない

          10月になってしまったけど、9月に観た映画『ラストマイル』について。 観客ほとんどと同じ意見だけど、夢中になって観ていたMIU とアンナチュラルがどう絡んでくるのか?が、期待していたほど多くなく、かといってガッカリという訳でもなく、結果的にちょうど良く胸熱だった。 個人的に「おっ!」と思ったのは、冒頭で大人数の派遣社員が流れるように職場へと入って、作業している場面が、自分の今までの仕事と重ねて観てしまい、私もこの大勢の中の一人だったよなぁと客観的に観れた。 そしてラスト

          『ラストマイル』は忘れられない

          【後編】死に様=生き様!?: 私が死んだ父と向き合えるようになるまで

          第3章  “悲しみ”と共に生きる 父のいた時間  父の夢を見た後、やっぱり本当はもういないことを実感したら余計に悲しくなって、久し振りに涙が流れた。  父と交信できるようになっていたとしても、そして、もしそれが妄想なんかじゃなくて、紛れもない事実だったとしても、父がいなくなったことに変わりはない。  何をどうしたって生き返る可能性は少しもないのだ。  私は結局、これ以上悲しみたくなくって、この辛さを乗り越えたいがために父と交信したかったのか? ……何か違うような気

          ¥400

          【後編】死に様=生き様!?: 私が死んだ父と向き合えるようになるまで

          ¥400

          【中編】死に様=生き様!?: 私が死んだ父と向き合えるようになるまで

          第2章 父の魂を探す旅(二週間~四十九日後) 何度も引くおみくじ  父の死から早2週間が経つ。私は父を自力で感じられる方法は存在しないのだろうか、と何かしらないか探していた。  とはいえ、霊感のない私には見たり聞いたりは無理そうだったので、『トーキングトゥヘブン ミディアムシップカード』というものを使えば父からのメッセージを降ろせるのでは? という考えへ思い至った。  それはシャッフルをした後、カードを引くという使い方で、故人からのメッセージを引いたものが何かで教え

          ¥400

          【中編】死に様=生き様!?: 私が死んだ父と向き合えるようになるまで

          ¥400

          【前編】死に様=生き様!?: 私が死んだ父と向き合えるようになるまで

          死んでしまった父へ、 答えのない問いかけをした先にあったのは、 父から母への夫婦喧嘩の約束でした。 ひたすらに苦しみながらも悲しみと向き合っていくエッセイ 「いつ逝ってもいい」と話していた父が、ピンピンコロリで突然他界。所詮ドライな関係だと思っていたはずが、いざ亡くなったらふと父のことを思い出しては涙する日が続く。 「本当にそれで良かったの? そこに後悔はないの?」  ……どうしたって、答えのない問いなのはわかっていたけど、どうしても死んでしまった父の気持ちが知りたくて頼っ

          【前編】死に様=生き様!?: 私が死んだ父と向き合えるようになるまで

          ⑤“オンナ”という性~自分を知りたい女性&女性を知りたい男性へ~【第5章 自分と結婚しているのは自分しかいない】

          第5章 自分と結婚しているのは自分しかいない ◆女性の感情労働◆ 【このお話の内容】 ☆感情労働とはいったい何なのか? ☆ストレスを感じているときの身体の状況について 「感情労働」とは、自分が本来抱いているものとは別の感情を、仕事で表現しなければいけないことを指します。笑いたくもないのに笑顔でいなければいけない、というのが例として挙げられるでしょうか。  接客業や介護職、保育士に教師、果ては医療従事者とここでは羅列しきれないほどの職種の方たちが日々、感情労働を

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          ⑤“オンナ”という性~自分を知りたい女性&女性を知りたい男性へ~【第5章 自分と結婚しているのは自分しかいない】

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