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J1第34節 vs札幌(A)

2023/12/3 14:00  IN札幌ドーム

前節福岡相手にリベンジマッチとして挑んだが逆転負けの後味の悪い試合をしてしまったレッズ。今節はリーグ戦最終節としてアウェイで北海道コンサドーレ札幌との対戦だ。

札幌の直近5試合は2勝1分2敗。10月と11月は月に2回しか試合をしておらず、コンディションは自分たち次第で調整できる状態である。

そして今節は浦和でプロデビューを飾り華々しく活躍された札幌の小野伸二選手が現役ラストマッチの試合となる。当人は自分がラストになるという意識よりも満員予定なスタジアムに感謝し勝利を目指すというプロフェッショナルなコメントを残した。
ラストマッチがプロデビューの浦和との対戦で何か縁を感じるが、ミシャ曰く先発予定とのことなので、ゲームは別で勝ちに行きたいところだ。

☆北海道コンサドーレ札幌戦への展望

情報と印象
・システムは3-4-2-1
・ミシャ式サッカーを展開
・連携面が上手な選手が多い
・元浦和:小野伸二選手ラストマッチ
・調子の波が激しいチーム

予想メンバー

希望メンバー

欠場濃厚: 酒井、大畑、伊藤、安部、髙橋、興梠
出場停止: 荻原

GK〜DF

ディフェンスラインでは、先日の武漢戦からサイドバックが代わると予想され、前節のリーグ戦で起用された明本選手関根選手のミッドフィルダーコンビがサイドバックに配置されるだろう。

武漢戦では怪我のリスクを考え自ら交代を申告した大畑選手は、問題なく控え選手として入ってくるだろうが、場合によっては馬渡選手のメンバー入りもあるかもしれない。

MF〜FW

ボランチでは伊藤敦樹選手が負傷、岩尾選手が累積警告で出場停止の中、安居選手柴戸選手が前節ボランチを務めた。残念ながら柴戸選手は試合勘の無さで厳しい評価になり武漢戦は出場がなかったが、岩尾選手と安居選手がフル出場のため交代で投入されるかもしれない。

二列目ではここ数試合小泉中島大久保の足元が上手い3枚を並べてきているが、この試合も継続して配置されるだろう。

そしてフォワードには引退発表のカンテ選手が起用されるとみており、この試合でも理不尽なゴールを期待したい。
さらには契約満了となったシャルク選手も好調を示しており、この試合でもスーパーサブとして機能したい。

☆展開予想と相手の特徴

今回は札幌のホームで、札幌ドームの満席が予定されている。

会場の雰囲気は過去最高になることが予想され、浦和にとって難しい試合になると想定される。しかし、浦和側ももちろん完売となっており、チケット販売でいろいろと議論が熱く展開されていたが、いつも通り今季日本ラストマッチを最高の後押しで支えたい。

《攻撃の特徴》
ビルドアップにはテンプレあり、ラインコントロールには注意

ビルドアップでは、あまり上手な印象は感じられないが、相手敵陣に押し込んでからのチャンスメイクには意表を突かれる。

自陣からのビルドアップにおいては、札幌前線が小柄な選手で構成されており、ボールを収めることができない。よってサイドからなるべく前線の選手でボールを奪われないように工夫されたシーンが多くある。浦和は彼らのビルドアップに注目し、システム上で噛み合わない両チームの持つ優位性に気をつけながらプレーする必要がある。

直近の試合ではゴール前への人数を多くかけている印象があり、バイタルエリアでボールを持たせた場合にこぼれ球で突かれる可能性等考えれる。
また、FW小柏をはじめラインブレイクを躊躇なく永続的に続けている選手が多くおり、一秒たりとも集中を切らしてはならない。

《守備の特徴》
対人守備に難あり

このチームの弱点はミドルサードから飛び出してきた相手選手についていけないシーンが多く散見し、浦和は伊藤敦樹のような8番タイプの選手に苦手意識があるように感じる。当日先発と予想される岩尾選手が飛び出してくることは考えづらいが、柏戦で得点を演出した安居選手ような飛び出しに期待したい。

ディフェンスラインの特徴においては、DF岡村をはじめDF中村は対人守備の対応に強さや上手さ見せる選手ではない。
よく相手攻撃陣に隙をみせ、やられるシーンも少なくない。彼らをどれだけいなせるか。浦和攻撃陣の突破力、攻略術に期待していきたい。

☆キーマン

[浦和] A・シャルク選手 背番号17(LW)

先日今シーズン限りでの契約満了を発表されたが、その後の福岡戦、武漢戦で素晴らしいパフォーマンスを見せ、本当にこの選手を切ってしまっていいのだろうかと疑問に思えるほどこの試合でも期待が持てる。
先発での起用はないだろうが、チームの流れを変える選手として、得意のミドルでチームを勝たせにいってもらいたい。

[札幌] 小野伸二選手 背番号44(OMF)

やっぱりこの選手に注目をせざるを得ない。
コンディション面では試合に出場していないので未知数な状態であるが、彼のプロフェッショナルさから万全な状態で準備しているに違いない。どんな時間でも彼のパフォーマンスを楽しみにしつつ、札幌の攻撃で意外性のあるアタックに気をつけながら試合を進めたい。

☆結びに

2月から始まったリーグ戦もいよいよ最終節。

現在4位と、前節の福岡戦で敗北を喫し広島に3位の座をあけ渡したが、彼らの敗戦を願いつつ我々はしっかりと勝利でリーグ戦を締めくくろう。

ACL2ラインのリーグ戦3位は是が非でも獲得せよ。

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