見出し画像

J1第32節 vs神戸(H)

2023/11/12 15:00  IN埼玉スタジアム2002

前節は鹿島相手に敵地へ乗り込み手堅い0-0のスコアレスドローに終わってしまったレッズ。今節は現在首位で残り3試合優勝に向け突き進んでいるヴィッセル神戸との対戦。

神戸はリーグ戦現在3勝1分1敗と国内全てのカップ戦敗退とACL未出場による余裕さで日程をこなし、我々に比べれば疲労度は全くない状態と言える。
しかし、逆手に取れば前回の公式戦から2週間離れており、試合勘の差が唯一の懸念点だろう。

浦和は今後3連勝かつ神戸の3連敗が唯一の優勝指標。必ず止めなければならない相手に果敢に挑むであろうゲームを展望していく。

☆ヴィッセル神戸戦への展望

情報と印象
・システムは4-3-3
・強度の高いサッカーと攻撃のパワーが強力
・経験豊富な選手が揃う
・A代表は前川黛也
・神戸にシーズンダブルを喰らわしたい

予想メンバー

希望メンバー

欠場濃厚: 酒井、関根、安部
出場停止: 明本

GK〜DF

ディフェンスラインには今回問題が生じており、酒井選手が今季絶望の負傷離脱。明本選手は出場停止となり、12月のCWCへ向けバックアッパーをある程度定めていかなくてはならない。
この試合はおそらく過去の経験から荻原選手を引っ張り大畑選手を左に加えると予想する。

ベストなのは本職の馬渡選手を使っていきたいが非現実的。ショルツ選手を右サイドに配置しレギュラークラスの岩波選手を組み入れるのが一番良いのかもしれない。

MF〜FW

注目は2列目トップ下の人選。

私はACLでの活躍を見てパンヤ選手を先発起用すべきだと考えているが、時折先発させる早川選手や未だ透明人間の中島選手など大久保選手と関根選手の離脱からメンバーが変わっている。

他にも候補の髙橋選手は2列目で守備強度の面で貢献しているものの、攻撃で仕掛けられないことや前線での関わりがないので今後は厳しいのかもしれない。

☆展開予想と相手の特徴

神戸の出方はある程度わかる。

浦和の特徴としてフワッと入る印象があると神戸の酒井高徳がコメントしており、その通りだと感じる。そうなると立ち上がりからパワーをかけて来るに違いない。

浦和は最近立ち上がりを相手の出方を伺う試合が多すぎる。自分たちのスタイルは何なのかをもう一度振り返り、試合序盤から支配することが必要だ。

《攻撃の特徴》
クロスゲームのような一貫した攻撃

2センターバックとアンカーでビルドアップし、サイドを経由しながら前線の選手に前を向いてもらうやり方だ。その中で、クロスボールを上げるためにポケットを狙いとしていることが多い。
そして何と言ってもクロスからの得点や攻撃が圧倒的に多く、センターフォワードに入るFW大迫が「どんどん上げてこい」と言わんばかりに彼をターゲットにして入れている。

MF佐々木のポジショニングには要警戒で、彼はウイングポジションが初期配置であるが、逆サイドの武藤同様サイドに張りすぎないのが特徴。そのため孤立することが少なく、攻撃も円滑に回っている。ここを封じ込むことができれば、神戸は二の策を考えなくてはならなくなる。

《守備の特徴》
誘い込むような守備とボールウォッチャーな守備

前線からのプレスでは、中盤で刈り取るための誘い込みをしており、パスコースを背中で消しながら取り所を定めているような印象だ。
そして肝心のミドルサードでの潰しはMF山口を中心に集団で来るので、ここを突破さえできれば後退せざるを得ない。浦和は5レーンの使い方と個の突破技術が鍵となる。

また、前節湘南戦のようにクロスボールに対してボールウォッチャーになっている。
特にファーサイドへのリスク管理が甘く、ここ数試合でも相手に突かれている。もしかしたらDF初瀬はこういった守備が苦手なのかもしれないが、彼以外は守備的な選手が多くメンバーに連ねるので、一つ彼を狙いとして絞ってもいいのではないだろうか。

☆キーマン

[浦和] E・パンヤ選手 背番号27(OMF)

微笑みの国から日本に挑んできた若武者。
24歳になった今、11月シリーズのタイ代表に選出され着実に成長街道をまっしぐらに突き進むアタッカー。
デビュー戦でゴールを決め、先日の試合ではアシスト。パッとした結果を残し攻撃の厚みももたらした。
Jリーグ初先発もこのまま連ねて欲しい。

[神戸] 佐々木大樹選手 背番号22(RW)

かつての浦和戦士である汰木康也の離脱で対応可能な右ウイングに置かれている攻撃的アタッカー。
神戸の目立つタレントは大迫勇也や武藤嘉紀であるが、彼らと後ろを繋ぐ中継役としてチームの溝を埋める働きを見せている。
前の試合で2ゴール決めることもあり、今乗りに乗っている。警戒したい。

☆結びに

今季最多動員が見込まれるこの試合。
白熱することは間違いないだろうが、浦和の勝利しか求められていない。

疲労度の差は明確にあるが、ここはホーム埼玉スタジアム。

必ず勝って次に繋げよう。

⇨総力戦へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?