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J1第15節 vs磐田(A)

2024/5/19 14:00  INエコパスタジアム

前節京都相手にパーフェクトなゲームを演じ4位まで浮上したレッズ。今節は開幕から浮き沈みが激しいジュビロ磐田との対戦。

磐田はリーグ戦4勝2分8敗の16位。現在は三連敗中で前節対戦した京都と同じ状況だ。

不調な相手にはしっかり勝ち切ることができている今季の浦和はそれほど心配していないが、4連勝というのは難しいことなので、今シーズンも達成して次のステップへ進みたい。

☆ジュビロ磐田戦への展望

情報と印象
・システムは4-2-3-1
・ポジショナルプレーをベースに戦う
・技術力が特徴の選手が多い
・U-23代表に鈴木海音
・主力欠場で苦戦中な印象

予想メンバー

希望メンバー

欠場濃厚: グスタフソン、岩尾、松尾、関根、大久保、ソルバッケン、安部
出場停止: なし

GK〜DF

前節待望の酒井キャプテンが戦列復帰。
しばらくは石原選手先発の酒井選手が締めでの投入が起用法として一番良いだろう。

またU23アジアカップ帰りの大畑選手は今季2試合目となる先発出場で大きなミスのない十分な働きをみせた。

今後は先発のメンバーとして安定したプレーを継続し、レギュラーとして出場機会を確保したい。その先には彼が目指す五輪出場も見えてくるはずだ。

MF〜FW

前節痛みがあったグスタフソン選手は大事をとって京都戦は出場を避けた。代わりに入った安居選手がマンオブザマッチの活躍を見せ、この試合でもそのまま安居選手でいきたいところだ。

またインサイドハーフには渡邊凌磨選手が大久保選手の代わりに入り、得点という結果で期待に応えてみせた。この試合でも継続してスタメン出場が濃厚で、この中盤3枚は楽しみなポジションだ。

☆展開予想と相手の特徴

磐田は現在3連敗中であるが、同時に2試合無得点が続く。J2からの昇格組として旋風を巻き起こしてきたが、フォワードの離脱をきっかけに第二章へ突入した。

磐田は主体的に攻めたいチームであるが、強豪相手には自分たちの思うようにゲームを進められない時が多い。

特にこぼれ球を拾われるシーンが多く、セカンドボールをどれだけ回収できるかがこの試合のポイントとなりそうだ。

《攻撃の特徴》
システム変更から3試合目で噛み合ってくるか

絶好調であったFWジャーメイン良が顔面骨折で離脱。FWペイショットが要としてトップに張っている。彼が戦列離脱後はトップを削りトップ下を置くシステムを採用し、二列目の人選を頻繁に変えながら戦っている。よってこの試合に臨むメンバーが非常に読みづらく、前節は左からMF古川ー山田ー松本、前々節はMF平川ー石田ー松本と不確定要素が強い。

具体的な攻め方はポゼッションを行いながら敵陣深く押し込んでいくやり方だ。
これは昨年J2で行ってきたこのベースを継続し、J1でも同じように戦っている。

しかしここ2戦は無得点と2トップをやめてから前線での起点が減りシュートまでいかないシーンも少なくない

そんな中、攻撃をしていく際に、左サイドバックに置かれるDF松原は清水時代からの印象と変わらず、攻撃に関与するオーバーラップのタイミングが良い。クロスは基本的に彼から上げられるパターンが多く、左から厚みのある攻撃を構築しているシーンが多い。
しかし、裏へのラインブレイクがなく、ポジショナルプレーしていてもなかなか攻撃のパターンが少ないのは気になるところだ。

また全体的に攻撃の精度は低く、J1で恐れられる攻撃力ではないので、浦和相手に1発を仕留められるかが大事になってきそうだ。

もしかしたら勘違いされるかもしれないが、FWジャーメインがいた頃と今の状況は異なっており、直近の試合以外は参考にはならないと考えている。

《守備の特徴》
守備陣に安定感がでてくるかどうか

GK川島永嗣は内転筋の張りがあり前々節からベンチ外。磐田とのゲームは浦和が攻め続ける試合が強くゴールキーパーの出来が勝敗やスコアに関わってくる。代わりに入るのは神戸からの新加入GK坪井がここ二試合先発出場中。まだ試合勘がないように感じ、セービングやキックに安定感がないのでプレッシャーをかけ狙っていきたい。

ディフェンスラインではラインコントロールがしっかりできておらず、統制がされていない。センターバックの二枚はブラジル人DFリカルド・グラッサとDF鈴木海音が組むと予想できるが、言語の問題かコミュニケーションが上手く取れていないように思える。

したがって浦和はどのポジションでも裏へのランニングを欠かすことなく、このスペースを活用していきたい。

前線からのプレスは基本的にはかけておらず、リトリートしながら取りどころを狙っている様子。浦和はいつも通り主体的に攻めることだ出来れば、何事もなく得点でき、勝利をするのは順当な結果だ。

☆キーマン

[浦和] 伊藤敦樹選手 背番号3(RAM)

ジュビロの裏を突くべく、インサイドハーフからの飛び出しが必須だ。
ここ最近の調子が良く、開幕からの不調を取り戻すべく復調しており期待ができる。
前節ではアシスト、その前の横浜FM戦では2得点という結果、更には2022年の前回対戦時にはクロスから豪快ボレーを叩き込み、磐田戦は良いイメージがついているはずだ。

[磐田] M・ペイショット選手 背番号99(CF)

関係の深い二列目がどのような人選になろうと攻撃の核として開幕から全試合出場中。体格に恵まれており、身体を張ってボールを収めることができる。
磐田はこの選手が起点となれればチャンスに繋がるのは当然で、逆にこの選手が潰されてしまえば苦戦を強いられ得点ができない。大黒柱ひとりが不在の中、攻撃を牽引できるだろうか。

☆結びに

現在3連勝中の浦和。
この試合もしっかりと勝ち切り、上位陣との対戦前にできるだけ勝ち点を積み上げたい。

もちろん足元を掬われないように。
失点も0に抑え、大量得点が望まれる磐田戦に集中して次戦のルヴァンカップへ繋げたい。

最後に突如予告された“黒ユニ”
2019年で磐田戦で着た時は3-1の勝利。
前回対戦の2022年はアウェイ戦で6-0でホーム戦は4-1と大量得点が見込まれる。

この一戦を楽しみにしたい。

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