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J1第21節 vs磐田(H)
2024/6/30 18:30 IN埼玉スタジアム2002
前節は名古屋相手に1-0と、失点が立て続けに起こり、豊田の地でもなかなか勝てなかったこと、勝ち点でも近い相手を考慮すると価値のある無失点勝利であったレッズ。今節は先月戦ったジュビロ磐田との対戦。
磐田は浦和戦後の直近リーグ戦5試合で2勝2分1敗と上位に食らいつく成績を叩き出している。
最近では前半戦の要であったFWジャーメインの復帰やスカッドに馴染めずにいた外国籍選手が噛み合ってきており、調子は上向きだ。
浦和は名古屋戦でやっと充実した内容を手にしたが、主力選手の移籍離脱や怪我人の増加が相次ぎ、台所事情は非常に厳しい。
出場できる選手でエントリーするしかない状況まで迫られてきており、五輪中断期間までなんとか耐えたい一戦だ。
☆ジュビロ磐田戦への展望
情報と印象
・システムは4-2-3-1
・サイドからの典型的な攻撃が多い
・今季昇格組で補強組が効いてきた
・エレベータークラブになってしまうか注目
予想メンバー
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希望メンバー
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145531554/picture_pc_d541fc559442730af441c02bdc8bf7f7.png?width=1200)
離脱選手: ショルツ、酒井、グスタフソン、中島、松尾、大久保、安部、前田
出場停止: なし
GK〜DF
レギュラーであったショルツ選手が離脱し、浦和の漢になりたい佐藤瑶大選手がなんとかクリーンシートで名古屋戦を締め括った。
1試合を通してセットプレーで存在感を出しており、後半頭にはオフサイドで取り消しにはなったが、ゴールネットを揺らしたシーンもあった。大きなミスがなければ、その先も継続して先発起用していきたい。
そして大畑選手も安定したプレーを見せており、自慢のオーバーラップからのクロスで攻撃にも関与し、守備でも奮闘していた。
前節の4枚はこれからも継続していきたい。
MF〜FW
グスタフソン選手が離脱したアンカーには安居選手が上手くハマり、前の渡邊凌磨選手と伊藤敦樹選手とともに3人ならではの中盤を形成し、連携面でも非常に良くなっている。
ここもディフェンスラインに次いで継続した起用を望みたい。
そして問題の攻撃陣だが、前節前田選手が足首を捻り離脱、関根選手も復帰したものの違和感を感じ安静に。ソルバッケン選手も自身でコントロールしてるとは言うものの契約上ラストゲームでベンチ外の可能性もある。
そんな中で武田選手は輝かしい成長を見せており、ここ3試合の強い相手に対して自身の強みを存分に出し、浦和レッズの一員として大きな戦力になっている。
リンセン選手も含めしっかり実力を出せているので、ここ最近のキープレイヤーだ。
☆展開予想と相手の特徴
試合展開では大方の予想通り浦和が前半から支配しゲームを勧めるだろう。
その中でお互い奪われ方が悪く、セカンドボールを相手に拾われると断続的に押し込まれる展開も少なくなさそうだ。
《攻撃の特徴》
サイドからのクロスが攻撃の主体
磐田は何と言ってもサイドからのクロスが主体の攻撃。
ゴール前にはFWマテウス・ペイショットが最前線に構えており、その下には怪我から復帰したFWジャーメイン良がゴールを狙っている。クロサーはDF松原やMF植村のサイドバックがメインで、その前のサイドアタッカーは中に入る傾向が強い。大外の守備が難しくなるが、うまく対応していきたい。
またシュート意識が非常に高く、難しい体勢でも積極的に打ってくる特徴があるので、ディフレクションも含め気を付けなくてはならない。
そして攻撃の武器では、MF古川というテクニックで抜くドリブル突破ができる一発屋がベンチに控えている。静岡学園時代に魅せたゴールのように一人で完結するプレーを前節示した。
試合終盤の体力的に厳しい時間帯に彼の攻撃を受けるのは非常に難しいので、それまでに展開的余裕を作り出せたら理想だ。
《守備の特徴》
ラインコントロールの正確性に難あり
まず浦和と状況が似ているが、失点が止まらない。
前節は浦和同様完封勝利であったが、それまで10試合で失点が続いていた。
そして気になるのがディフェンスラインで、状況は黄色信号だ。
東京五輪ブラジル代表メンバーであるDFリカルド・グラッサをはじめDF伊藤槙人、前節ではDF森岡などが痛みを訴え、センターバックを中心に離脱した選手が多い。
チームのウィークポイントでは裏抜けに弱く、ラインコントロールが正確に整っていない。
相手FWのタイプで言えば、リンセンや興梠慎三といった裏へのラインブレイクを果敢に行う選手に釣られてしまうことが一つ、相手にサイドへ展開され、磐田サイドバックが釣られた後のカバー等でズレが生じる癖が一つと、以上二点で要因が見受けられる。また、DFリカルド・グラッサがカバーのためラインを下げやすい傾向にあるので、その要因もあるかもしれない。
浦和はリンセンのラインブレイクや、ボール回し時にサイドチェンジを積極的に行うと効果的と言えそうだ。
セットプレーの中のコーナーキックではファーサイドへの守備が難があり、前回対戦でもファーサイドでホイブラーテンが上手く合わせ得点した。
浦和は名古屋戦でもホイブラーテンと佐藤がセットプレーで作戦を企て仕掛けていたのでこの試合も期待だ。
☆キーマン
[浦和] 西川周作選手 背番号1(GK)
前節やっとクリーンシートを達成し、試合後雄叫びをあげた守護神。
今節は自身が代表に選出されていた年代の守護神争いをしていた川島永嗣との直接対決。また磐田GKコーチには川口能活氏がおり、彼にとっては尊敬できる方との特別な試合と感じているかもしれないが、ホームでしっかりと無失点勝利を達成したい。
そしてプレーにおいては磐田ディフェンスの背後が空きやすいこともあり、自身のロングフィールドからチャンスを演出したい。
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[磐田] 松原后選手 背番号4(LB)
対浦和の試合では毎試合漲ったプレーを見せているこの選手。
自身の強みは卓越した攻撃参加だが、左脚の精度では山中亮輔に次ぐ精度を誇る。
時に集中を切らし失点に関与する場面も散見するが、海外経験を通じて経験値を蓄えてきた。
セットプレーのキッカーも含め、彼の利き足には注意だ。
☆結びに
この試合が終われば酒井主将とショルツ副主将からのお別れのご挨拶がある。
シーズンはじめには思いもよらなかったが、まさかの展開により移籍が確定した。
移籍先は海外のようだが、両選手ともこれからのキャリアが華やかになるよう願っている。
共に闘った仲間を快く送り出すために、DF出身の彼らを喜ばす無失点勝利を必ず達成したい。
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