J1第10節 vs名古屋(H)
2024/4/28 15:00 IN埼玉スタジアム2002
前節はガンバ大阪相手に0-1と敗戦し、二試合連続ウノゼロ負けを喫しリーグ戦連敗中のレッズ。今節は勢いに乗り出した名古屋グランパスとの対戦だ。
名古屋は現在公式戦3連勝中と勢いがある。またリーグ戦6試合負けなしと開幕の3連敗から姿を変えるように好調を維持している。
これから上位に進出していくためには勝ち続けなければならない。
今回は色々といざこざがあった相手だが、必ず勝ち点3を取れるよう、挑みたい。
☆名古屋グランパス戦への展望
予想メンバー
希望メンバー
欠場濃厚: 大畑、酒井、岩尾、関根、ソルバッケン、安部、リンセン
出場停止: なし
GK〜DF
ポイントはセンターバックショルツ選手か。
前節はショルツ選手を先発で使い、80分頃に佐藤瑶大選手に代えた直後に失点。センターバックを試合中代えるリスクを買ってしまった。
ミッドウィーク鳥取戦を休んだとはいえ万全ではないはずだが、相手とのレベルを考え、スタートから使っていきたいところだ。
MF〜FW
先日の試合で活躍した選手がこの試合に絡んでくるかが注目だ。
まず武田選手はゴールと卓越した左脚のキックで自身の特徴を示した。出場は61分間の時間で、次戦に向け疲労が残らないよう代えたという見方ができる。
また決勝点のアシストを記録したエカニット選手も松尾選手が腰の痛みでスカッドから外れるだろうから、ウイングの控えとして結果を残したい。
☆展開予想と相手の特徴
お互いの力が真っ向にぶつかり合い、五分五分の戦いになるだろうと想定している。
そんな戦いの中で、キーポイントとなるのは
「ボールを保持しているのか」
または「保持させられているのか」の違いだ。
これはボールの回し方や試合展開によって印象が変わる。前者になれば浦和が優勢に進められると思うが、後者になった場合は前節ガンバ戦の展開になりかねない。
《攻撃の特徴》
裏への抜け出しから攻撃を構築
まずビルドアップは不安定。
GKランゲラックはコーチングやシュートストップは優れたものがあるが、足下の技術にはやや不安が残る。
ディフェンダー陣もボールを持てる選手ではないので、簡単に蹴り出すシーンが散見する。
ミドルサードからアタッキングサードでは、まず敵陣裏へのスルーパスを展開する。
パス方向や狙いは相手サイドバックの裏。
浦和で当てはめるとDF渡邊凌磨とDF石原の上がって空いたスペースだ。
ここを浦和センターバックが処理・対応するだろうが、ここでスライドのズレが生じており、逆サイドではシステム間の噛み合わせの都合上、必然的に余る。
昨年ではこのような状況から逆サイドDF野上にドフリーで撃たせてしまっている。幸いにもシュートの下手さで免れたが、これは決めるべき決定的なシーンで、今年も典型としてあるはずなので警戒だ。
また押し込んだ展開ではMF山中やMF中山のスーパーなクロスが放り込まれる。
前者に関しては元浦和所属なのでクロスの鋭さは承知の域。クロッサーに寄せが甘い浦和は自由にやらせる場面が多くなりそうなので、しっかり跳ね返せることが重要だ。
《守備の特徴》
中央を閉める典型的な5バック型
シーズン序盤はシステムと選手が噛み合わずなかなかうまく行かなかったが、コツや癖を掴んできた今、着実に堅固になってきている。
この堅固になった理由はディフェンスリーダーになったリベロの要DFハ・チャンレの存在が大きく関連している。
しかしこの試合は累積警告で出場停止。
浦和と昨年戦ったACLGSでは浦項の選手として浦和を勝たせなかった厄介なプレイヤーであった。この選手がいないとなると浦和には追い風。
主軸がいなくなった守備陣は崩れやすい。
浦和ウイングがしっかりと切り口をつけて、ストッパーからまず打開したい。
☆キーマン
[浦和] 前田直輝選手 背番号38(RW)
古巣対戦となる今季名古屋から新加入の男。
3節の札幌戦から勢いに乗り出し、4節の湘南戦では浦和のウイングにはできないプレーでゴールを奪った。
ここ最近は後半序盤に代えられるファーストチョイスになってしまっており、攻守において違いを出せずにいる。
このチームはウイングが鍵となっており、彼の他たくさんの選手がいるが、出場できている今だからこそ結果を残したい。
[名古屋] 永井謙佑選手 背番号18(CF)
ユンカーや山岸祐也が怪我でベンチ外の中、トップの位置で攻撃を牽引するスピードスター。
後半からはパトリックとの2トップや入れ替わりが考えられるが、間違いなく脅威になる選手だ。決定力は低いが、チャンスクリエイト数はやはり多い。
走らせる前に制圧するのが手っ取り早い。しっかり封印させること。
☆結びに
ゴールデンウィークに入り始める4月下旬。
子供達も多く参戦してくれるだろう。
「また来たい」と思わせる雰囲気作りはもちろんだが、一番は勝ちを届けたい。
ルヴァンカップから4日明け、またここからリーグの闘いが始まる。
近年競合と言われるチームとの3連戦。
初戦をしっかり勝つこと。
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