J1第3節 vs札幌(A)
2024/3/10 13:05 IN札幌ドーム
前節はホーム開幕戦で昇格組の東京ヴェルディとの試合で苦しみながらも大畑のPK獲得でなんとか勝ち点1をもぎ取ったレッズ。今節は開幕から同成績の北海道コンサドーレ札幌との対戦。
札幌は前節3バックの左に置かれていた中村が退場し、鳥栖相手にアウェイで0-4の大敗。中村は浦和戦に出場停止となり、ほかにもチームが抱える負傷者が10人以上いるらしく、台所事情は厳しいようだ。
得点がまだPKの1点しかない浦和と、開幕2試合で得点が生まれていない札幌。
どちらが先に得点を取ることができるだろうか。
日曜日唯一のゲームであるこの試合を展望していきたい。
☆北海道コンサドーレ札幌戦への展望
予想メンバー
希望メンバー
欠場濃厚: 大久保、ソルバッケン、安部、リンセン
出場停止: なし
GK〜DF
前節からの変更はおそらくないだろう。
あったとしても左サイドバックで、前節途中出場した大畑選手のパフォーマンスが著しく、出場したおよそ30分間で結果を残してみせた。
過去一番のパフォーマンスをみせた次戦、おそらく途中出場だろうが、渡邊選手のパフォーマンス次第によっては早くてハーフタイムからの出場がありそうだ。
MF〜FW
時を同じくして中島選手も大畑選手同様目立ったパフォーマンスを途中出場ながらみせた。
こちらは先発に使っていいレベルで、むしろスタメンでないのが可哀想なくらいである。しかし、ヘグモ監督が志向するサッカーを忠実に体現しようとしている小泉選手の牙城はまだ崩せないと感じる。同ポジションの伊藤選手も今月末の代表選出へ向け、パフォーマンスを向上させる必要がある。
そしてウイングでは前節発熱から欠場した前田選手のプレーが楽しみで、先発予想としている。
もしかしたら松尾ー関根両選手のスタートもしれないが、彼の起用は間違いないだろう。
☆展開予想と相手の特徴
札幌は開幕から2試合をアウェイで戦い、今節が今季初のホームゲーム。過去2試合無得点敗戦を喫しているので、今節は是が非でも勝利が欲しい状況だ。
また札幌は怪我人が多く、ルーキーの選手が多くベンチ入りする若さのあるチームだ。主力が全員スタメンであったとしても、控えには高卒や大卒の選手が勢揃いすると予想されている。
まだ実力を見せていない一発屋が台頭するかも知れないので、確かな情報が得られていない現在は注意警戒すべき点かもしれない。
《攻撃の特徴》
奪取後の素早い攻撃
今季の札幌は右からの攻撃が中心的。
MF浅野が昨季に抜けた金子拓郎の枠に入り、彼と同じ役割を果たしていると言える。
昨年と比べて攻め方にも変化がないので、想定通りの札幌と思って良さそうだ。
ビルドアップでは不安定さがあり、まだまだ未完成なチームという印象がある。
ミシャ監督の下で7年目を迎えるが、ビルドアップでこれほど不安定なのはこれ以上良くなる見込みはないとみて、現在浦和でトレーニングしている前線からの守備がハマる可能性が非常に高いと言える。
そして守備に関連しているが、ボールを奪ってからの素早い攻撃が印象的だ。
まだ得点が生まれていないので、具体的な崩しやチャンスメイクが分からないが、前線に人はいるのでゴールは生まれやすいだろう。
《守備の特徴》
オールコートマンツーマン
札幌の真骨頂であり代名詞のオールコートマンツーマンは今季も健在だ。
「縦へ、前へ」の守備が強く、猛烈な勢いで奪いに行く守備がある。
しかしそこで奪いきれないと、多くの場合で相手にシュートチャンスまで押し込まれている。
特にリベロに配置されるDF岡村の対人では、敵対する相手との距離感が遠く、刈り取れずズルズルと下がるシーンが目立つ。前橋育英高校時代の同僚であった小泉佳穂や渡邊凌磨、さらには吉田舜が揃う浦和は彼の悪癖を見抜き、仕留めたいところだ。
☆キーマン
[浦和] S・グスタフソン選手 背番号11(DM)
オールコートマンツーマンを施行してくる札幌相手に、システム上ハマりやすいアンカーのポジションでどれだけ機能するか、活躍できるかが注目だ。
直近二試合は先発出場し、2トップにしたヴェルディ戦の終盤以外は中盤の核になった。
簡単にボールを失う選手ではないので安心感はあるが、開幕の広島戦からチャンスメイクが改善されているか、成長を感じられるか別次元のプレーを楽しみにしたい。
[札幌] 岡村大八選手 背番号50(CB)
マンツーマンディフェンスの象徴であるディフェンスラインでは、前節からのメンバー変更は確定している。不慣れな面子で彼がリーダーとして統率できるかが注目だ。
彼は対人守備に強い選手ではないが、おそらく前半対峙するサンタナ相手にどれだけ勝率を上げられるか。そして後半から入るだろう興梠をどれだけ抑えられるかがポイントだ。
☆結びに
今季未だに勝利がない両チーム。
今季初勝利を挙げられるのか注目。
浦和は例年なら3節で勝利を飾り、波に乗ることが多いが、今となっては今年もその流れに乗りたい。
当日、札幌ドーム内の芝が荒れているとの情報もある。
怪我に気をつけて無失点勝利で飾りに行こう。
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