J1第25節 vs柏(H)
2024/8/7 19:30 IN埼玉スタジアム2002
オリンピック中断前の前節札幌戦では、ホームで一時0-4とチームが崩壊したような得点差をつかれ、サンタナと二田の初ゴールでなんとか一矢報いたが最下位相手に敗戦。今節は同じく下位に沈む柏レイソルとの対戦。
柏は現在7勝8分9敗の13位。10位の浦和はこの試合で柏に抜かれることはないが、4月のリーグ戦では0-1で敗れている相手。
前回の対戦時には、大畑歩夢をはじめとする五輪代表組がU-23アジアカップへ参戦していたため、柏のDF関根大輝とFW細谷真大は欠場していた。
今回も前回同様欠場の方向になるかと想定していたが、パリ五輪の準々決勝でスペイン相手に敗戦し帰国することにより、この試合に出場する可能性もないはないかもしれない。
もし出場するのであれば、かなり強行な判断だが、長い時間はプレーさせないだろう。
中断明け後一発目のゲームで、読めないところがあるが、どのような幕開けになるか注目していきたい。
☆柏レイソル戦への展望
予想メンバー
希望メンバー
欠場濃厚: 大畑、長沼、リンセン
出場停止: なし
GK〜DF
今回は全体的に論点となるポジションが多い。
まずセンターバックだが、ショルツ選手が抜けた穴は佐藤瑶大選手がレギュラーとして務めているが、体調不良で欠場した京都戦は井上黎生人選手が抜擢され、前節札幌戦では井上選手が続けて起用されていた。
柏戦での人選が、これからのレギュラーを掴むことになりそうだ。
サイドバックでは、右は石原選手で確定として、左の人選を関根選手にするか渡邊凌磨選手にするか、はたまた五輪帰りの大畑選手にするかだ。
大畑選手は疲労を考えベンチとし、残る二人の配置が難しい。
札幌戦では関根選手を置き渡邊選手をウイングに。ニューカッスル戦では渡邉選手を後ろに関根選手がウイングを務めた。
私は関根後ろの渡邉前線が良いと思うが、周りのバランスを見て決められるだろう。
MF〜FW
そしてアンカーでは、ニューカッスル戦で先発起用され、コンディションに問題無さそうなグスタフソン選手を軸に伊藤敦樹選手は確定か。
残るインサイドハーフ、またはトップ下を務めるのが誰になるのか。
可能性が高いのは、ウイングに松尾選手が先発起用されるとみて渡邊凌磨選手だが、安居選手をはじめ武田選手、中島選手など現状横一線だ。大穴で小泉選手もあるかもしれないが、右ウイングの先発が二田選手であれば大久保選手の可能性もある。
最前線にはサンタナ選手の先発起用が濃厚だが、前節同様松尾選手スタートも考えられる。
前線は不確定要素が強く、レイソルサイドからすれば予想が今季1難しいだろうが、我々も誰がセレクトされるのか楽しみにしたい。
☆展開予想と相手の特徴
この試合は再開初戦ということもあり、これまでの流れが反映しにくい開幕戦のような雰囲気となる。
そんなゲームで一番大切なのは
「自分たちの形を発揮すること」
相手の出方を見て動くと後手を踏み、対策する前に上回られるのがサッカーではよくあること。
自分たちの強みを出しながら先制点を奪うことができれば、理想的なゲームとなる。
立ち上がりの15分は目が離せない。
《攻撃の特徴》
相手の隙を見つけながら得点を狙う
予め整備されているようなテンプレート的な攻撃パターンがなく、その場その場で相手を見ながら対応し得点をしているので、浦和は相手の攻撃に慣れるまで時間を要すかもしれない。
前節はクロスボールから2得点。
鹿島から完全移籍で加入したFW垣田が印象的な活躍を見せており、FW木下との連携を含め要注意な2トップである。
また左サイドアタッカーに入るMFマテウス・サヴィオはここまで全試合スタメン出場中で、柏にとって欠かせない要。要警戒すべき危険な選手だ。
《守備の特徴》
クロスからの失点が目立つ
前節の川崎戦では開始4分と9分に左右どちらのサイドからもクロスボールに合わせられ簡単にやられるシーンが目立った。
その前の名古屋戦では後半立ち上がりに立て続けの失点。またその前の試合の東京戦も開始3分でクロスからの失点。
流れの中だけかと思いきや、セットプレーでのクロスボールでも合わせられ失点。
この形が完全に癖になっている。
浦和はクロスからの得点が少ないが、サンタナのような選手は柏サイドからすれば脅威になっていそうだ。
そして守備の要はDFジエゴだ。
厚みのある攻撃の中で一人異彩を放ち、守備では自慢のフィジカルを活かした対人守備に強みを持つ。
前回対戦では対峙した前田直輝を完封し、浦和では珍しい無得点で終わらせた。
対人守備だけでなくヘディングも強いので、今回は浦和右ウイングより分があると言っていい。
☆キーマン
[浦和] 井上黎生人選手 背番号23(RCB)
今回は再開初戦で柏の情報も少ないので、期待を寄せる選手として挙げたい。
先発デビューを飾った京都戦では自慢のカバーリングを見せクリーンシートに貢献。しかし続く札幌戦では悪夢の4失点。その後のニューカッスル戦では左センターバックで佐藤瑶大と組み4失点。ディフェンスとしては不甲斐なさすぎる結果だが、また気持ちをリセットし京都時代の輝きを見せ勝利に貢献したい。
[柏] ジエゴ選手 背番号3(LSB)
柏で最も嫌で、素晴らしい選手だ。
先ほども少し触れたが、攻守両面において目立つ試合がほとんどで、陰に隠れる試合はない。
左サイドバックでこれほどの力を持っていると、案外すぐ移籍しそうな選手だが、柏に忠誠を誓い戦える選手として絶対的な存在だ。
今回こそ浦和右ウイングが上回れるか。
注目なバトルになりそうだ。
☆結びに
いよいよ再開するJリーグ。
今季限りでの現役引退を発表した興梠選手がおっしゃるように、この先14連勝してACL出場圏まで行きたい。
そしてこの中断期間を経て怪我から復帰した選手、新たに加わった選手はここからがまたスタート。
7月未勝利のレッズが、8月を全勝の月にする。
難しい相手が続くが、3年連続ホームで複数得点を記録し勝利しているレイソル相手に、今季アウェイゲームでの借りを変えそう。
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