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J1第18節 vsC大阪(A)

2024/6/15 19:00  INヨドコウ桜スタジアム

前節は昨季王者神戸相手に1-1と前半は神戸、後半は浦和という二極化した90分を演じたレッズ。今節は序盤戦好調となったが5月にリーグ戦3連敗をきっしたこともあったセレッソ大阪との対戦。

セレッソは直近の公式戦1勝3分1敗。リーグ戦の成績では直近1勝2分2敗。
引き分けが多い印象だが、勝ちきれていないのも事実。

そしてなんと驚くべきことにセレッソは4月13日の第8節から勝利がない。
ファン・サポーターが進退を問うほどのレベルに差し掛かっているようだが、小菊体制の今後を占う一戦になりそうだ。

相性の良いヨドコウでの浦和戦で勝利を飾れるか。浦和はこれ以上落とせない一戦を展望したい。

☆セレッソ大阪戦への展望

情報と印象
・システムは4-3-3か4-2-3-1
・ポゼッションスタイルを導入した今季
・ベテラン選手は経験豊富な選手が多い
・古巣対戦!平野佑一選手
・カップ戦を挟み連戦となる試合

予想メンバー

希望メンバー

離脱選手: グスタフソン、小泉、松尾
出場停止: ショルツ

GK〜DF

注目はセンターバックショルツ選手の出場停止を受け、先発メンバーの変更が確定している。大方の予想では佐藤瑶大選手が入るとみられているが、コンディションが上がり復帰した井上黎生人選手にも期待したい。京都時代のパフォーマンスを見ていると、佐藤選手よりも上の実力がありそうなので、メンバー入りはもちろん、序列4番手からの脱却を果たしたい。

そしてアメリカ遠征帰りの大畑選手がメンバー入りできるかも注目。
前回のカタール遠征では時差がきつかったようだが、似たような時差のアメリカでも同様厳しいかもしれない。

MF〜FW

主力アンカーで君臨していたグスタフソン選手が代表活動中に負傷。重症度が分からず不透明だが、少なくともこの試合の出場はない。
代わりに安居選手岩尾選手が戦列に加わりそうだが、インサイドハーフに大久保選手が入る予想もある。

この中断期間で良いパフォーマンスをした選手がスタメン入りするだろう。

また両翼の中島翔哉選手ソルバッケン選手は前節終了後コンディション不良で別メニュー調整を行っていたようだ。
もしかしたら今節は神戸戦からウイングの顔が変わるかもしれないので相手としても読めないだろう。

☆展開予想と相手の特徴

セレッソは逆転勝ちの試合がない。

先制点さえ取れれば追いつかれることはあっても、逆転するパワーは連戦で削がれていっているはず。中断期間で十分な準備をできた浦和はやれることが多そうだ。

《攻撃の特徴》
外国籍選手たちによるハーモニー

今のセレッソの前線は外国籍選手による個人技が目立つ。
左ウイングからMFルーカス・フェルナンデス、FWレオ・セアラ、MFジョルディ・クルークスの特徴を持った選手が前線を牽引している。また控えにはMFカピシャーバがウイングのスピードを持った選手として構え、インテリーオールには過去3試合先発出場中のMFヴィクトール・ブエノが徐々にチームに適応し、花を咲かせる段階だ。

日本人選手ではMF香川をはじめMF清武のファンタジスタがある選手や、リーグ戦全試合先発出場中のMF奥埜がいぶし銀の活躍をみせる。MF田中もアンカーの役割を果たし、攻守両面において重要なキーになっている。

攻撃の仕方では、5レーンを意識したポゼッションスタイルを今年から導入しており、完成度はまだまだだが、形は作れている。
特にMFクルークスは相手ポケットを利用しワンタッチで崩すシーンを好んでいる

《守備の特徴》
セットプレーに弱く局面で後手を踏む

特にコーナーキックからの失点が多いが、足が止まるシーンで最初の一歩が遅れている
出足が鍵となりそうだが、この辺りが試合を支配できるか注目のポイントとなりそうだ。

センターバックにはDF西尾がU-23アジアカップ日本代表として参戦し、浦和大畑選手同様今回のアメリカ遠征からの試合で出場できるか微妙だが、DF鳥海を中心にDF舩木など多彩な面があるが、安定的に定まっていないのが現状だ。
右サイドバックにはアジアカップ日本代表に選出されたDF毎熊がけがからの復帰を果たし、現在コンディションを上げている段階だが、未だに復調の兆しはなし。ベストではないが、ゴール前までインナーラップで迫る怖さは持っているので警戒したいと思ったら、海外クラブへの移籍を発表し離脱した。
ディフェンスラインのドタバタ感は否めない。

☆キーマン

[浦和] B・リンセン選手 背番号9(CF)

ここで残せなかったら何になる。
ソルバッケンが戦列に加わりショルツが出場停止。グスタフソンも負傷で外国籍選手のメンバーが厳しい中、チャンスが巡ってきた。
同ポジションのライバル興梠選手のコンディションも不安視されることもあってメンバー入りが期待できる。
サンタナの牙城を壊すまで行かなくても、メンバー入りに入れるほどの結果は残したい。

[大阪] L・セアラ選手 背番号9(CF)

セレッソの鍵となる王様。
今季13ゴールを記録し現在得点ランクトップ。
浦和に以前所属したレオナルドのように得点を取るために集中している点取り屋だ。
収める能力も高く、厄介な選手。前線ブラジリアンの両翼も含め、気をつけなくてはならない選手だ。

☆結びに

2週間の休養を経て再び負けられない闘いが始まる。
スケジュールを見ると、開幕戦の時期のようなスパンで始まるので、これまで培ってきたトレーニングの結果をこの試合で示したい。

前回黒ユニで戦った2019年は勝利。
今季こそ久々にこの地で勝ち、しっかりと6ポイントマッチを制そう。

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