Gastronomie de Carrière 飲食->PM

はじめに

こんな方、あんな方に読んでほしい

  • 未経験からIT業界への転職を考えている

  • 実際に転職した一例を知りたい

自己紹介

この記事はSun* Advent Calendar 2023 16日目の記事です。
ここでは、フランス料理のコックがPM初心者になるまでの転職遍歴と転職までに行ったことを記載します。

 皆様、年末に向けて公私ともにお忙しい日々をお過ごしかと思います。
直近で言えばもうすぐクリスマス、後述しますが前職的に未だにこの時期になるとあまり眠れなくなる今日この頃です。

初めまして、株式会社Sun Asteriskでプロジェクトマネージャーを担当しているたけぴーと申します。
元々SIerとして4年ほど組み込み系の会社に常駐しており、現在PM1年目で右往左往している日々を送っております。

経歴

~ コックになるまで ~

 今回の題材とあまり関係ないのでさっくりと説明しますと、私がコックとしてのキャリアをスタートするまでの道のりは、高校受験で調理科へと進学したところから始まりました。
高校在学中もホテルの調理場で2年間バイト漬けの生活を送り、正直学業よりも厨房の熱気と忙しさが印象に残っています。
その後卒業と共にフレンチレストランに就職し約8年間、コックとして働いていました。

~ IT業界へ興味、転職 ~

 ぶつ切りになってしまいますが、なぜ私がIT業界転職に興味を持つようになったのか、その要因を紹介します。
いくつかの要因がありますが、その中でも3つの要素が大きく関係しています。
1.ゲーム大好き人間
 偏見かもしれませんが、多くの技術者の入口となっているであろうそれが私にも当てはまります。
幼少から現在に至るまで、ITと私を強く結びつけているのがゲームです。
ゲームをプレイするのは勿論ですが、それ以外にも高校の頃から細々とではありますが、モデリングやゲームエンジンを触っていました(最初に触った【DoomEngine】は即挫折しましたが)

2.モノ作りの魅力
 転職した私ではありますが、仕事する上で一貫して変わらない事があります。それはモノを創造するという事です。
私はそれがどのように出来ているのかを知り、実際に作成するという、モノを創り出すプロセスが非常に魅力的でした。

3.体力的な負担
 上記二点の要因では夢のような話をしましたが、ここで現実的な要因を上げます。
バイト時代を含め10年間コックとして勤めた結果、私は完全に腰を壊しました。
それが原因で休職し、休職期間中に今の体で出来るかつ今やってみたい仕事を改めて考える事となりました。

転職活動と結果

 私は「ゲームが好きで」「モノ作りが好きで」「腰を壊し休職」していました。
 ベッドの上で寝転んだまま、今後の仕事の選択肢として転職、そしてIT業界というものが明確に頭の中に浮かぶようになりました。
そこで転職活動自体が闇雲にならないように私は「IT、プログラミング教育事業を行っているかどうか」を会社を選ぶ指標にしました。

 私のような転職者には「未経験歓迎」の文字は魅力的に映ります、ただし実際にはその中身を問われることも多くあります。その中で必要な知識を取得させることを事業として行っている企業であれば、目標の設定や自己成長にもつながると考えたからです。
そうしていくつかの企業の面接を受けた結果、「グルーヴ・ギア」という会社に出会いました。

~ SEとしての出発 ~

 私が設定した目標通り「プログラミング事業を行っている」会社に就職し、目論見通り充実したプログラムを受けることができました。
研修を受ける中で私は「コードを書くことの楽しさ」を如実に感じることが出来ました。少し気取った言い方になりますが、プログラミングは料理に似て一つ一つのプロセスが最終的な「作品」に直結する、そしてそれを作ることが楽しかったんです。

 そうして楽しい研修が終わると、私は実際のプロジェクトにアサインされSEとしてのキャリアをスタートします。
アサインされた常駐先は組み込み系を主とした会社で、幸いなことにモノづくりと困難、そして学びに満ちていました。

~ PMという道 ~

 そんな常駐先で楽しさと若干のストレス、エラーと格闘する日々を送っていました。
私が経験したプロジェクトは「設計書が書けるならプログラムが書けるはず」という方針の元で動いていて、他にもクライアントとのコミュニケーションやタスク管理等を行う事が多くなっていきました。
それぞれの作業が思うように進まないことが増え、「こんな事いいな、(誰かが)してくれたらいいな」なんてことが頭の中でループしていました。

 そんな中で会社内で「PM育成」という研修が立ち上げられたことで、私はその若干のストレスに向き合う機会を与えられました。
研修の中で「計画、コミュニケーション、タスク管理など、必要に応じそれらを専門的に担当出来れば、チーム内でより良いものが作り出せる」という事を感じ、研修だけで終わるのはもったいない…
そして「SEとしての経験をPMに活かす」「これからのPMとしての経験をSEとして活かす」というどっちに転んでも美味しいことに気付き、PM研修を通し設計、マネジメントを習得し、開発だけでは制御できない得られない力を得る事が出来ると思い、PMとしての道を歩むことを決めました。


結論

 私は今PMとしてプロジェクトにアサインされ、実際にプロジェクトに関わり、エンジニア経験もマネジメント経験もまだまだ一知半解で有ることを痛切に感じています。
しかしながら、簡単ではないことが仕事をする上での楽しさを倍増させることをこれまでの経験から知っています。

 私の短い経験の中ではありますが、SEとの大きな違いは顧客からのダイレクトな反応をいち早くもらえること、そしてその反応を良いものとする為に情報を拾い上げ、研磨する作業をいち早く行えることです。

 これらは作業意欲の向上やストレス軽減に大きく関係があり、チーム全体の継続力、持続力に繋がりますし、それを作り出す立場になるというのはPMならではではないでしょうか。

 転職はリスクも伴いますが自分自身が成長し、新たな可能性を見つけるチャンスでもあります。
もし皆さんが何か新しいことに挑戦しようと思っているなら、私の経験が少しでも助けになれば嬉しいです。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

雑記

 あまりに実のない内容かと思いますので、最後に一つだけ共有させてください。
記事を見ていただいた方の中で、もしゲーム作成に興味があるのであれば、以下のものを見てみてください。
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