見出し画像

妬んだって嫉んだって勝負は一度きり

今日のタイトルは、私の大好きなももクロの楽曲「境界のペンデュラム」のフレーズから。

境界のペンデュラムはこちらから👇 めっちゃかっこいい歌だから!

妬む?嫉む?

妬(ねた)むは知っているとして、嫉(そね)むって単語知ってましたか?
私は、境界のペンデュラムを聴いて初めて知りましたw

この2つの単語の意味は、まあ要するに人を妬むという意味の単語です。「嫉妬」という字を見れば明らかですね。嫉むと妬むが合体してできています。

じゃあ、どう違うの?ということを調べたんですが、これがすごくややこしい。どちらの単語も「人を羨む」という大きな意味では全く同じ。第一、嫉むと書いてねたむと読んでも正解らしい。
どっちなんだよ!

ネットにいくつか情報はあるものの、妬むと嫉むの解釈がそれぞれ色々違ったりして、なかなかはっきりしたことは分かりません。まぁだけど、これが一番わかりやすいかな?という違いを載せておきます。

【妬む】
自分と他人を比較した時に、自分は持っていないけど、他人は持っている物事に対して羨ましく思い、相手に対して憎しみや怒りなどの感情を持つこと

【嫉む】
自分と他人を比較して、自分は持っていないけど、他人は持っている物事に対して羨ましく思い、自分に対して、失望や悲しみなどの感情を持つこと


違い、分かりますか?

どちらの言葉も、誰かや何かに対して羨む思いは同じ。

違いは、その先の感情のベクトルです。


妬みのベクトルはその嫉妬の矛先である他者に向かいます。反対に、嫉むの場合、感情のベクトルは「悔しい」「悲しい」というように自分自身に向かっていくのです。

そう思ったら、あなたが時折感じる感情は、妬みと嫉みのどちらですか?

私の場合、昔は自分の育ちのことでよく友人に対して「妬んで」いました。大学の時の友人は、金持ちの家の子が多かったんですよね。海外留学や派手な遊び、物の買い方。彼女たちがさらっとやってしまうことが、私にはどうしても難しくて、努力じゃどうにもできない次元の違いに怒りがすごくあったんですよね。あれは、完全なる妬みだった。

もうここしばらくは、「嫉み」のほうが多いかなー。何か羨ましいと思った時、たいてい「悔しい」「ふがいない」という自分に向けた感情が湧きます。そう、だから、これは厳密に言うと妬みではないわけですな。


これを読んでくれたあなたは、もう妬みと嫉みの違いをマスターしたので、今度からは使いわけてみましょう!

「あー、今、嫉(そね)んじゃってるわー」

って感じで!笑

まぁ、嫉むを単体で使うことってほぼなく、基本的には「妬み嫉み」みたいに妬みとセットで使う言葉みたいです。なので、実際は使うシーンはないかもしれません。


何の気なしにももクロの歌を聴き、ふと気になった言葉から自分の感情にまで思いを馳せる。

日常のこういう小さいところに面白さって潜んでたりするから、油断できませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?