ニチアサ 2023年05月07日 まとめ

1.暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー
05月03日、T・ジョイ京都で視聴。
本作は、『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』と『ツーカイザー×ゴーカイジャー』の後日譚、かつ、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン最終(50)話「えんができたな」の後日譚である。
本作は、『ゼンカイジャー編』、『ドンブラザーズ編』、および、『VS編』の三部構成となっている。本作の脚本家である井上敏樹(以下敬称略)と香村純子は当然として、それぞれの産物であるドンブラザーズとゼンカイジャーも灰汁が強すぎるからなぁ。『VS編』で、両チームがやっと合流することは仕方がないか。
本作の主題は、「みんなちがって、みんないい」(『ゼンカイジャー編』)と「ありのままがいちばん」(『ドンブラザーズ編』)である。
『ゼンカイジャー編』では、介人(ゼンカイジャー)達は全トピアの柏餅を入手・密売することで、ゾックスに一泡吹かせた。
『ドンブラザーズ編』では、豪田健太郎はジロウを気に入り、彼のスポンサーになった。その結果、ジロウはドンブラザーズのリーダー兼スポンサーになった。ただ、ジロウは余りにも独善的すぎた(そのせいで、ソノイはドンブラザーズから脱退した)。はるか達はそんなジロウに気遣っていたが、タロウのおかげで自分達の気持ちに正直になった。
『ゼンカイジャー編』では、元はと言えば、カシワモチ ワルドを造ったDr.イオカルが悪い。とはいえ、カシワモチ ワルドはゼンカイトピアの人々を柏餅中毒にして支配しようとしたが、結果的に中毒になったゾックスの下僕(というか奴隷)になってしまったからなぁ。
カシワモチ ワルドは本作における諸悪の根源にして、最大の被害者になっている。
『ドンブラザーズ編』では、相変わらず大野稔は懲りない御仁である。もっとも、単に眠っていただけの一子(母親)を死んだと誤認したことで、機界鬼に変身してしまった。そして、彼はタロウを倒してしまった…。しかし、ソノイは自分の命を犠牲にすることで、タロウを復活させた。
キカイカシワモチワルドとカシワモチ機界鬼は強いとはいえ、ゼンカイジャーとドンブラザーズの敵ではなかった。
介人(ドンブラザーズ)は、介人(ゼンカイジャー)の並行同位体『ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀』である。彼は美味しいところをいただいた。なお、彼によると、スーパー戦隊における「VS」は「ビクトリー スーパー」を意味する。
介人(ゼンカイジャー)はコミュニケーション能力が優れている(定型発達者の暗喩)ので、タロウ(上から目線で語りがちな正直者、自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)患者の暗喩)と仲良くなれた。
私見とはいえ、ゼンカイジャーでは介人の人柄のせいか、各メンバーが対等な関係にあるように見える。一方、ドンブラザーズでは、タロウの人柄のせいか、はるか達4人は彼を介護しているように見える(ジロウはあくまでも協力者である)。
はるかとガオーンは良いコンビである。
真一はブルーンの強い好奇心に引いてしまった。
つよしもマジーヌも本質的には、小心者だからな。なお、つよしの傲慢さは、その反動である。
翼もジュランも口が悪い。
ゾックスもジロウも柄が悪い。そのせいで、ソノイがジロウの止め役になっている。
ジロウは、駄目な白井虎太郎『劇場版仮面ライダー剣 MISSING ACE』である。朝田ひかり(看護師)が彼を変えてくれればよいのだが…。
ドンムラサメはきちんと接客できるようになった。
ソノイは本作における唯一のシリアス担当である。彼はおでん屋を開業したものの、タロウを蘇生させた代償として、亡くなった…。
ソノニは惚れっぽいお馬鹿である。そのせいで、翼とソノニは、かまってちゃん系馬鹿ップルになってしまった。
ソノザは小姑キャラになっている。
ステイシーは真面キャラで、功は汚れ系ギャグ キャラになった。
ワルドの能力は凄まじく、世界法則を改変できる(最強の能力の持ち主!)とはいえ、お馬鹿なので、強くは見えない。しかし、彼らが利口で狡猾ならば、ゼンカイジャーは瞬殺されていたね。
一方、ヒトツ鬼はスーパー戦隊シリーズの怪人の中では最も弱いが、頻出しやすいので非常に厄介である。危険度は、人里に降りたサルやクマのそれと同程度である。

2.聖闘士星矢 The Beginning
05月05日、T・ジョイ京都で視聴。『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』では、中規模シアターに観客が多数入っていた。一方、本作では、最小シアターに私だけが入っていた。要は、「貸し切り」で視聴できたわけである。本作自体の元は悪くないのだけどね。ただ、間が余りにも悪すぎた。
本作は、原作『聖闘士星矢』(以下原作)、TVアニメ『聖闘士星矢』(以下テレビ朝日版)、TVアニメ『聖闘士星矢Ω』(以下『Ω』)、『聖闘士星矢 冥王ハーデス編』(以下OVA版)、および、『聖闘士星矢:Knights of the Zodiac』(以下Netflix版)に基づいている。
物語自体は基本的に、原作とNetflix版を基盤にしているが、『Ω』の要素も含む。
身も蓋もないことを言えば、シエナ(城戸沙織)をめぐるアルマン・キド(城戸光政)対ヴァンダー・グラードの夫婦喧嘩に星矢が巻き込まれたわけである。
シエナ(沙織)は「自分の力を制御できない」引きこもりキャラだったが、星矢のおかげで自分の力を制御できた。そして、ヴァンダーの両腕を修復できた(母子間の和解の象徴)。なお、この時、髪形や色が、原作などのそれに準じることはご愛敬。ちなみに、彼女は生意気だが、物分かりは良い。
そういえば、シエナ(城戸沙織)がジオウ(常磐ソウゴ)『仮面ライダージオウ』と戦ったら、どちらが勝つのだろうか。
本作では、星矢とシエナ(沙織)の成育環境の差が強調されている。
星矢の基本設定は原作通りだが、ハービンジャー『Ω』の要素も含む。なお、彼は無力だった頃の自分を救ってほしかったわけである(なお、彼は最終決戦前にこのことに気付いた)。
原作などと異なり、星矢はアルマン(光政)と直接会話している。
パトリシア(星華)は現在行方不明。
本作では、マイロック(辰巳徳丸)は株を上げただけでなく、美味しいところもいただいた。
テレビ朝日版と異なり、ドクラテスはアルマン(光政)の側近である。
聖衣の設定はNetflix版と同様であるが、この元ネタは聖衣石『Ω』と思われる。なお、本作の聖衣は「自己進化型」らしい。
マリン(魔鈴)の修行場は異空間(?)にあるので、垂直離着陸機では到達できない。なお、原作などと異なり、ネロ(一輝)もここで修業したことがある。
本作のスタント・アクション コーディネーターをアンディ・チェンが勤めているので、修行シーンはジャッキー・チェン主演のカンフー映画でのそれを連想させる。
カシオスは裏の主人公になると思いきや、結局は噛ませ犬でしかなかった。
ネロ(一輝)はヴァンダーを利用することしか頭になかった。彼はシエナ(沙織)を殺し損ねたが、射手座の黄金聖衣を確保している。なお、彼は「神がいない世界」を望んでいる。
ヴァンダーが設けた地下格闘場は暗黒聖闘士をスカウトするために造られた。
暗黒聖闘士はNetflix版と同様であるが、どう見てもゼクトルーパー『仮面ライダーカブト』にしか見えない。
小宇宙(コスモ)吸収システムはプラーナ システム『シン・仮面ライダー』にしか見えない。
最後に、星矢とシエナ(沙織)は仲間集めに奔走することになる。

3.ひろがるスカイ!プリキュア 第14話「スカイランドへ!憧れのあの人との再会」
子供の頃のソラを救った人物がシャララ「青の護衛隊」隊長であることが分かった。彼(?)はましろと同様、いやそれ以上に、暴走しがちであるソラのブレーキ役になっている。ちなみに、ブレーキ役がいないソラの成れの果てが、東條悟『仮面ライダー龍騎』になる。
ソラは本来、「青の護衛隊」に入隊したかったが、晴れて見習い隊員になった。
アリリ副隊長(組織の纏め役)がアルデバラン『聖闘士星矢』に似ていることは、どう見てもスタッフの趣味であるw。
ベリィベリーは苦労人ゆえ、ソラに嫉妬していた。なお、彼女のガントレットはバッタモンダー(狡猾で冷静に見えるが、キレやすい。名前そのまんま)により、ガントレット ランボーグに変えられた。
国王夫妻といえども、アンダーグ帝国のことはわからない。
最後に、ソラはベリィベリーと和解した。
エンディングに、キュアフローラが登場した。
 
4.仮面ライダーギーツ 34話「慕情II:ギーツの矛先」
謎の男の正体は、スエルである。彼がDGPの創始者兼DRの主催者である。そして、英寿はミツメを取り戻すために、スエルに反旗を翻した。その結果、道長(英寿にとっては敵ではない)と共闘することになる。
ケケラはベロバに景和の復活を依頼した。その目的は、景和の力をさらに引き出すためである。沙羅(ハクビ)はそのための餌でしかなかった。
景和がスクラッチ宝くじに嵌ったことは、ニチアサ フィルターである。
結局、景和は大智(ナッジスパロウ)から沙羅と祢音を守るために、戦線復帰した。
祢音は自分のファンを第一に考えている。
英寿はミツメ(創世の女神)を取り戻し、DGPがない世界を創ろうとする一方、景和と祢音は彼女に過去の罪を償わせるために、敢えてDGPを存続させようとしている。

5.王様戦隊キングオージャー 第10話「伝説の守護神」
ギラと4国王はオープニングでもきちんと負傷していた。
本話で、4国王と4側近は互いに支え合っていることが示された。なお、4側近の中ではクロダは最も誠実で、モルフォーニャは最も強引である。
また、4国王はギラを支えていることも示された。
キングオージャーの名乗りでは、カグラギのそれは最も仰々しく(元ネタは歌舞伎)、リタのそれは最も簡素である。
5体のデスジームはレジェンド キングオージャーの噛ませ虫でしかなかった。
ラクレスは4国王に王権を譲渡するよう要求したが、結局は拒否された。とはいえ、5体のデスジーム殲滅の手柄を4国王(とギラ)に譲られた。
デズナラク8世はまた何かを企んでいる。
本作では、5王国内外での軋轢や対立が主に目立つためか、本来の敵である地帝国バグナラクとの戦いが霞んで見える。

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