スペース・スクワッド まとめ

1.特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER
『特捜戦隊デカレンジャー』(同作の映像が回想シーンとして有効に使用されている)で、有能な上司であるドギー署長により、バン達6人の若手刑事は優秀な刑事として成長した。
実際、『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』(以下本作)では、バン達6人は見事に「レイドリッヒによるキルリアンファミリーへの捜査情報横流し事件」を解決した。なお、この件におけるバンの作戦は「敵を欺くにはまず味方から」を地で行くものであるが、ウメコは最も割を食ったようである。
本作の元ネタは、『イレイザー』、『刑事ジョン・ブック 目撃者』、および、『コップランド』と思われる。実際、レイドリッヒ局長は自分の立場を利用して悪事を働く典型的な大悪党だからね。なお、ネオハイパーマッスルギアを纏った彼は、メカゼクトール『強殖装甲ガイバー』にしか見えないw。
アサムとムギは所詮使い捨てのチンピラでしかない…。
「あたしさ、苗字変えようかな、『江成』に。」と言うウメコの発言が、宇宙戦隊キュウレンジャーSpace.18「緊急出動!スペースヒーロー!」でセンちゃんとウメコが結婚するという伏線になるとは…。
ミラージュディメンションは非常に凄い技術だわ。
バンはファイヤースクワッドに転任して以来、剣道の腕を上げたようである。
ネオデカベースはロボットに変形するのかね?
アリエナイザーのジャッジメントには約8カ月を要することは当然として、ゴワシチョル星やその周辺でのシオン・モウ・ロス現象により時間の速度が極度に遅くなることには驚いた。
キャリー等のクレメント星人にとって、他人の体に潜り込むことは、非常事態を意味するらしい。しかし、彼等はどのように進化することで、この能力を得たのかね?
クローン・アブレラは、ライディングデカレンジャーロボを引き立てるための噛ませ犬w。

2.ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO
本作は、坂本浩一監督兼アクション監督の趣味が現れている。
ミラージュ・シミュレーション・システムによる訓練は非常にシビアである。
ウメコが言う「大切な話」はセンちゃんとの結婚である。
タミーが属する種族は一旦キレると、狂戦士になるからね。
ヘルバイラが属する種族はバード星の2つの満月が重なるときに、理性を取り戻すことができる。また、その女性は体からフェロモンを放出することで、男性を操ることができる。このフェロモンは女性には効かない。これが、本作の主要人物が全員女性キャラクターの理由である。
バーディー刑事部長とドギー署長の過去が気になって仕方がない。
ソフィ長官の救出要員として、シェリー、タミー、および、マキが選ばれた。しかし、本物のマキは既に紅牙により殺害された。
そのことに気付いたジャスミンとウメコはシェリーとタミーの手助けをし、ついにはヘルバイラを倒した。
紅牙は銀河連邦警察官時代にどのような目にあったのかが気になる。

3.スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー
本作は本庁(銀河連邦警察)と所轄(宇宙警察)の対立を描写しているが、その元ネタは『踊る大捜査線』や『相棒』と思われる。
本作は無鉄砲な性格の撃が、ソフィ銀河連邦警察長官とバンファイヤースクワッド隊長によりデカレンジャーと組み、そして、烈からレーザーブレードオリジンを託されることで、真の宇宙刑事として成長する話である。実際、彼は事件解決後、スペース・スクワッド初代キャプテンに抜擢された。
スペース・スクワッドはスーパー戦隊やメタルヒーローのキャラクターから成るようである。なお、ソフィとバンの会話から、アキバレンジャー『非公認戦隊アキバレンジャー』もそのメンバーになっているようだが、彼等に戦闘は務まるのかねw?
撃の捜査令状偽造を黙認してまでも、彼にデカレンジャーと組ませることで、彼に成長を促すよう仕向けたソフィとバンは大した策士である。
撃が烈からレーザーブレードオリジン(惑星エジンで鍛え上げられた)を託されるシーンで「星空のメッセージ」が使用されたことに、私の心が思わず震えた。
烈がソフィの元教官だったことは意外でもないか。彼は教育者としても有能ということか。
本作ではシェリーが気の毒に思えた。ラーズとクローネンに拉致されて、大量破壊兵器サタンゴースのエネルギー源の1つにされるわ、ラーズに殴られるわ…。そのせいで、事件解決後、彼女は内勤業務に就かざるを得なかった。
シェリーだけでなく、ウメコも気の毒である。センちゃんとの最初の結婚式は撃によって中断されるわ(撃は場の空気を読んで数分間待て(苦笑))、ラーズに襲われて重傷を負うわ(彼女の回復力は結構早いらしい)、そして、センちゃんとの2回目の結婚式ではセンちゃんは緊張したせいで腹を下す…。なお、関智一(以下敬称略)が演じる司祭が妙にいい味を出しているw。
宇宙警察地球署では、ドギー署長達がウメコとセンちゃんの結婚式に参加したため、副所長のテツはわざわざ現場に出向くことになった…。このシーンを見て、「地球署は大丈夫か…」と思ってしまった。
スマイル&ジェントルネス社(以下同社)は邪教団・幻魔空界の隠れ蓑(むしろフロント企業か?)に過ぎないということか。同社のコマーシャルソングが異次元空間のゲートの合言葉になっていることは定番と言うか意外と言うか。なお、同社の商品である「マリーズパンツ」は「メリーズ」パンツタイプ(花王株式会社)のパロディーである。
ラーズは単なる家庭内暴力男である。紅牙が呆れるのは当然だね。なお、彼が纏うマッドギャランのスーツにはオリジナル『巨獣特捜ジャスピオン』の残留思念が込められている。
紅牙の再生能力の元ネタは、『甲賀忍法帖』に登場する忍者のそれと思われる。
本作ではクールギンも暗躍している。ということはオリジナル『超人機メタルダー』と同様に、軽武装型ロボット(バルスキー)、重武装型ロボット(ドランガー)、および、遺伝子組み換え生物(ゲルドリング)の同僚(?)がいるのかも?
本作はVシネマの1つなので、バーグ星人クローネン(元ネタは、デヴィッド・クローネンバーグ)がデカピンクに対して「気でも狂ったのか」と言えるわな。地上波では自主規制により、こうした台詞は言えないしね。

4.宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
本作のテーマは2つの三角関係である。この関係にあった各キャラクターの経緯を以下に示す。
撃:遠矢を援け損ね見殺しにした(遠矢は実は生きていたが、そのことに気付かずに悔やんでいた)
→烈(『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』終盤まで、撃を見守り、時には救った)に助けられた
→銀河連邦警察で訓練を受け宇宙刑事ギャバンType Gになった
→任務失敗により一旦職務から外されるも、烈の計らい(結構手荒い)により任務を全うできたが、遠矢を失った
→結果として、衣月から離れ、シェリーを選んだ。
遠矢:最初は真面だったが、自分が提唱するワームホール理論が評価されないことに苛立ち正気を失いかける(愛猫を手に掛けようとしたことがその証拠、その時点で精神科に行くべきだった)
→宇宙飛行士としてワームホールを観測しようとしたが、それに飲み込まれたときにドン・ホラーと出会う
→ドン・ホラーに唆されて、ブライトンとして復活
→ブライトンとして全宇宙を支配しようとしたが、撃(ギャバンType G)に倒されることで救われたとはいえ、死亡した。
衣月:本作で最も不幸な人物。撃はシェリーと共に宇宙刑事として働くことを選んだ(言い換えれば、シェリーとの女の戦いに敗れた)わけだし、遠矢は死んだわけだし。
シェリー:本作一の勝ち組ヒロイン。なお、潜入捜査時の彼女は只のコスプレイヤーであるw。
コム長官は『ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO』の時代まで、現役だったらしい。もしかして、銀河連邦警察って、人材不足?
快(シャリバン、ゴウ兄さん『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のそっくりさん)と舟(シャイダー、伊達さん『仮面ライダーOOO』のそっくりさん)も活躍した。
ロケット打ち上げシーンに『北京原人 Who are you?』でのそれが流用されたことはあまりにも有名。
宇宙船だから当然とはいえ、超次元高速機ドルギランは非常に物持ちが良いね。
魔空城がおんぼろであることが、観客や視聴者の涙を誘う…。

5.宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION
イガ星は無事再興できた。
本作のテーマは「不立文字」(悟りの道は、文字・言語によっては伝えられるものではない)である。
実際、快(2代目シャリバン)はセイギ(エステバン)との戦いを通じて、宇宙刑事の意義を理解できた。
それにしても、エステバン(スーツはギャバンブートレグ『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』のリペイント)を倒すためとはいえ、ハイパーMを使うのは無茶過ぎるだろう。それに、非常事態とはいえ、警官が麻薬を使ってもいいんかい!なお、ハイパーMはフェンサイクリジン製剤と思われる。ちなみに、フェンサイクリジン製剤は統合失調症様のモデル動物の作成に使用される。
宇宙刑事(快)が普通に凶悪犯(リザードダブラー)を捕まえるシーンが何故か新鮮に見える。
コム長官は定年退職したようである。
「真実は計算を超えたところにあるのよ」というアイリーンの発言は名言である。
ミーティングルームの壁面は液晶パネルらしい。
ジェンサーは潜入捜査のためとはいえ、自分の体を改造するとは…。銀河連邦警察の闇は意外と深いかもしれない…。
諸悪の根源はホラーガールであり、ガイラー将軍は彼女に踊らされただけであった。

6.宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION
本作では『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』と同様、現場で働く警察官が警察の不祥事を暴いた。
前者(本作)では、舟(シャイダー)達がゴードン長官の娘ヒルダ(ホラーガールの正体で、両作での一連の事件の黒幕)を逮捕した。その結果、ゴードン長官(神官ポーになりすました)は辞めざるを得なかった(『スペース・スクワッド』でソフィが長官になったことがその証拠)。
一方、後者では、快(シャリバン)がセイギ(エステバン、ネオマドーのスパイとして私腹を肥やしていた)を逮捕した。
『相棒』と言い『日本で一番悪い奴ら』と言い、東映はこの手のドラマを作ることが得意だからね。
舟はムキムキマッチョな諸星あたる『うる星やつら』である。実際、脱げば「ウホッ!いい男…」(道下正樹『くそみそテクニック』)だからね。
タミーは(ラム『うる星やつら』+志村妙『銀魂』)÷2である。しかも、彼女が属するウトゥルッサ星人はサイヤ人『ドラゴンボール』並みの戦闘民族だし。
小次郎の出世は嬉しいね。
大は既に鬼籍に入ったと思われる…。
アニーはなぜ闇医者も兼ねているのかが気になる。東映公式で、彼女と花家大我『仮面ライダーエグゼイド』が活躍するVシネマが見たいね。
ピタピタの正体はキーザ星人バーシで、ある意味彼が諸悪の根源である。実際彼が手配したダイダロスミサイルにより、ウトゥルッサ星はほろんだわけだし。
メトロニアはメチルフェニデート製剤みたいなものか?
終盤でのギャバン、シャリバン、および、シャイダーのそろい踏みは燃えるね。

7.ヒーローママ☆リーグ
家事とヒーロー活動の両立は大変であるということで。第一、ヒーロー活動の時間短縮なんてできるわけがない。特に、警察官(茉莉花)の仕事は忙しいわけで。
七海と茉莉花はともかく、芳香はいざという時には、家族に頼ればよいのでは?
上記の3人は年齢が年齢だから、若く見られたいわな。
ひろとは無粋だねぇ。
海璃は甘えん坊で、大我は超能力者、そして、風香はしっかり者である。
宇宙忍デモストの手下である機械忍蟲(きかいにんちゅう)は只の雑魚。
そういえば、七海、茉莉花、および、芳香は、西堀さくら、白石茉子、および、明神つかさを妹分にする一方、丸尾桃を気遣いつつも敬遠するような気がする(ある意味、洒落にならない演者ネタである)…。

8.宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド
本作の教訓は「甘い話に乗ってはいけない」である。実際、ハミィは師匠の鶴菊を救うためとはいえ、デモストの罠に嵌りかけたわけだし。
当然、デモストこそが本作における諸悪の根源である。彼により、鳴瀬は殺害された…。
撃と舟の凸凹コンビが大活躍した。特に、前者は著しく成長し、ラッキーを導いてくれたわけだし。一方、後者は相変わらずのナンパ男だが、締めるところは確り締めてくれたわけだし。
そういえば、快の中の人は引退したからな…。
闘真は本作における苦労人。
本作の正ヒロインはヴィランズの1人であるメレである。しかも、彼女はツンデレ系ヒロインである。実際、ハミィに対して真っ当な大人(むしろ姉貴分?)として向き合ったわけだし。レジェンド戦士としての実績は伊達ではない!
残りのヴィランズである十臓、バスコ、および、エスケイプはメレの引き立て役に過ぎなかった。
序盤では、情に脆いラッキー達と立場上冷徹にならざるを得ないツルギ達の差が印象に残った。もっとも後に、後者は撃と舟によって、前者側に妥協したけどね。
それでも、キュウレンジャーの内紛を見ることは結構辛い。
ハミィは最終的に、宇宙連邦第2代大統領の辞任を表明したツルギにより救われた。なお、デモストの逮捕後、ツルギは三選を目指しているw。
ラッキーは撃にスカウトされたが、立場上保留することになった。彼は惑星カイエンの王だからね。それに、爺やがうるさいし。
本作では、ショウ総司令は運が無さすぎるw。
最後のレストランのシーンでのルカは只のおまけ。なお、そのレストランの2人組の男性客はいい味を出している(この2人の声はショウ総司令やチャンプのそれらに似ている)w。
最後に、ファイヤー(当然2代目だよね?)『特警ウインスペクター』の存在が示唆された。

9.特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター
本作は高知県、特に高知市の広報作品でもある。実際、高知城、日曜市、桂浜、桂浜水族館、および、高知県立牧野植物園(モクミスの住居兼職場)などが紹介されている。
また、本作は東映特撮作品としては珍しく、大阪府で撮影された。
バン達地球署の職員はいわゆる「変人集団」である。しかし、最終的には、晴月天や江戸川塁(不愛想だが責任感が強い)は彼らに感化されてしまう。
本作における諸悪の根源は、タレワラーネ(故人)である。自分の妻子であるラエンジョとラカムを虐待するわ、地球のネヒルモ畑化をロットメンに実行させるわ。
ラカムは、ロットメンの部下である家政婦に監視されていた。
バンは当初塁を立てることに集中していたが、ホージーに叱咤激励されたことで、本当の自分を取り戻した。そして、プレミアデカレッドに変身して、ロットメンを倒した。
バン以外のメンバー+デカレンジャーロボは、ネヒルモを駆除した。
ジャスミンのサイコメトリー能力は健在である。
ウメコは地味に大活躍した。実際、ラエンジョに関する真相に気付いただけでなく、塁の正気を取り戻したわけだし。
シン・デカベースで、デカベースロボは本棟と独立している。
モクミスは地球に辿り着いたときに警察官に迫害されたが、牧野富太郎に匿われた。それ故、警察を嫌っている一方で、牧野に恩義を感じている。彼女は体質上、牧野植物園から出られない。それゆえ、センちゃんとテツは彼女のために、高知市の名産品を渡した(当然、これは必要経費になるよね?)。
ヨシワ星人は感情表現が地球人のそれと真逆である。
エイリアン特区は、埼玉県川口市にあるクルド人集住地区の暗喩?そういえば、そこでのツアーコンダクターのキャラは妙に濃かったな。

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