京都国際マンガミュージアム訪問記

2014年07月26日、私は京都国際マンガミュージアム(以下同館,1)を訪れた。

同館は京都市と京都精華大学の共同事業で、漫画資料の収集・保管・公開、漫画文化に関する調査研究、ならびに、これらの資料と調査研究に基づく展示やイベント等の事業を行うことを目的としている。 同館は、博物館的機能と図書館的機能を併せ持った、新規の文化施設である。同館で、漫画資料は、江戸期の戯画浮世絵から明治・大正昭和初期の雑誌、戦後の貸本から現在の人気作品、ならびに、海外のものまで、約30万点保存されている(2016年時点)。これらの資料を基に進められる調査研究の成果は、展示、セミナー、ワークショップという形で公開されている。 建物は、昭和初期建造の元・龍池小学校校舎が活用され、かつ、当時の佇まいが残されている。これは、長年地域のシンボルであった小学校の役割を引き継ぐという表明でもある(図01~06,2)。

02.元龍池小学校校舎01

図01.元龍池小学校校舎01。肖像権対策のためモザイク処理済。

03.元龍池小学校校舎02

図02.元龍池小学校校舎02。肖像権対策のためモザイク処理済。

05.元龍池小学校校舎04

図03.元龍池小学校校舎03。肖像権対策のためモザイク処理済。

06.校庭

図04.校庭。

07.元龍池校の碑

図05.元龍池校の碑。

09.元龍池校の記02

図06.龍池校の記。

同館には、校長室(図07)や昭和55年度卒業記念(図08)も展示されている。

10.校長室

図07.校長室。

11.昭和55年度卒業記念

図08.昭和55年度卒業記念。

また、同館には「火の鳥」オブジェも展示されている(図09,3)。

13.「火の鳥」02

図09.「火の鳥」オブジェ。

同館では、国内外の漫画が展示されており、かつ、閲覧可能である。
同館は京都観光におけるお勧めスポットの1つにして、漫画愛好家にとってお勧めの施設である。

参考文献
1 京都市,学校法人 京都精華大学.“京都国際マンガミュージアム ホームページ”.https://www.kyotomm.jp/,(参照2021年04月28日).
2 京都市,学校法人 京都精華大学.“概略”.京都国際マンガミュージアム ホームページ.当館について.https://www.kyotomm.jp/about/summary/,(参照2021年04月28日).
3 京都市,学校法人 京都精華大学.“「火の鳥」オブジェ”.京都国際マンガミュージアム ホームページ.展示・イベント.みる.https://www.kyotomm.jp/event/per-exh_phoenix/,(参照2021年04月28日).

この記事が参加している募集

#オンライン展覧会

17,236件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?