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12.未来では当たり前?ロボットとおしゃべり!:「大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』」見聞録12

2024年06月29日、私は「大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』」(以下同イベント)に一般客として参加した([1])。

 

「未来では当たり前?ロボットとおしゃべり!」で、大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻 石黒研究室は「ロボットおしゃべり体験会」を催した。なお、これは「公共スペースで継続的に人と対話するロボットの対話データ収集実験」の一環でもある(図12.01)。

図12.01.「未来では当たり前?ロボットとおしゃべり!」:「ロボットおしゃべり体験会」。


石黒研究室は既に遠隔対話ロボットを用いる研究を実施している([2][3])。


私はCommU(コミュー、この体験会で使用された,[4])による質問に応えたところ、「安定志向を好むタイプ」という答えが出た。実際、私は「100%の確証が無ければ動かないし、動けない」タイプである(図12.02,図12.03)。

図12.02.CommU(コミュー)。
図12.03.「安定志向を好むタイプ」。


私にとって、CommUと対話・会話することは、非常に新鮮で、有意義なことである。

実際、CommUは自閉症スペクトラム障碍者(ASD者)と療育者の橋渡しをするロボットとしても、活用されている。実際、私もASD者(当然、知的障害はない)なので、CommUが人生のパートナーになれば、生活の質がさらに上がるのではと期待している([5])。

石黒研究室は他のロボットを用いた研究も行っている([6])。

私は上記の研究が成功し、引いては、これらのロボットが特に医療や福祉の現場で実用化されることを期待している。



参考文献

[1] 国立大学法人 大阪大学 共創機構.“大阪大学共創DAY@EXPOCITY 2024『キラめく科学・トキめく未来』”.大阪大学 共創機構 ホームページ.NEWS&TOPICS.2024年06月07日.https://www.ccb.osaka-u.ac.jp/news/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%B1%E5%89%B5dayexpocity-2024%E3%80%8E%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%82%81%E3%81%8F%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%AD%E3%82%81%E3%81%8F%E6%9C%AA%E6%9D%A5/,(参照2024年07月11日).

[2] 株式会社 サイバーエージェント.“AI Lab、大規模言語モデルを利用した複数の接客ロボットの自律・遠隔制御の実証実験を実施―対話ロボットからオペレータへ会話を引き継ぐ際の対話要約の有用性を確認―”.サイバーエージェント ホームページ.News.プレスリリース.2023年12月04日.https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=29561,(参照2024年07月12日).

[3] 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST).“「遠隔対話ロボットで働く」3つの実証実験”.JST トップページ.事業成果.社会技術・社会基盤.2022年度更新.https://www.jst.go.jp/seika/bt2022-10.html,(参照2024年07月12日).

[4] 国立大学法人 大阪大学大学院 基礎工学研究科 石黒研究室.“Robots”.石黒研究室 ホームページ.https://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/robot,(参照2024年07月13日).

[5] 国立大学法人 大阪大学大学院 基礎工学研究科 石黒研究室.“コミュー 自閉症療育”.石黒研究室 ホームページ.Projects.https://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/projects/commu2,(参照2024年07月13日).

[6] 国立大学法人 大阪大学大学院 基礎工学研究科 石黒研究室.“Projects”.石黒研究室 ホームページ.https://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/projects,(参照2024年07月13日).

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