志津屋 「京都太鼓あんぱん」を食べる

詳細はzipファイル「京都太鼓あんぱん.zip」を参照。

01.総論

株式会社 志津屋(以下同社)は1951年12月28日に設立されたパン・洋菓子の製造販売、並びに、飲食店の営業企業である(1)。

同社は様々な餡パン等のパンを製造販売しているが、「京都太鼓あんぱん」(以下同シリーズ、図01.01)もこうした餡パンの1つである。なお、2016年06月04日、京阪三条店で購入した。

01.京都太鼓あんぱん

図01.01.「京都太鼓あんぱん」。
購入・撮影日:2016年06月04日。

同シリーズの餡パンはいずれの種類も美味で食べ応えがあり、かつ、京土産として相応しい。

02.各論

ここで、同シリーズの各餡パンに関して述べる。

01.「有機宇治抹茶入り白あん+丹波大納言小豆 鹿の子」(図02.01)
原材料は、白餡、小麦粉、牛乳、砂糖、小豆、マーガリン、加工油脂、還元水飴、パン酵母、食塩、抹茶、植物性蛋白、ブドウ糖、大麦、トウモロコシ、トレハロース、焼成カルシウム、乳化剤、および、ビタミンCである。なお、原材料の一部に大豆が含まれる。
05日に喫食した。
小豆の砂糖煮が乗っている。
パンはフワフワとした食感を示す。
宇治抹茶入り白餡は香ばしい抹茶の香りととろりとした食感を示す。また、小豆の砂糖煮がこの白餡の味と食感のアクセントになっている。
上記のパンと白餡が互いを引き立てている。

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図02.01.「有機宇治抹茶入り白あん+丹波大納言小豆 鹿の子」。

02.「丹波大納言 粒あん」(図02.02)
原材料は、小倉餡、小麦粉、牛乳、砂糖、マーガリン、蓬、加工油脂、パン酵母、食塩、植物性蛋白、ブドウ糖、大麦、トウモロコシ、トレハロース、焼成カルシウム、乳化剤、および、ビタミンCである。なお、原材料の一部に大豆が含まれる。
05日に喫食した。
蓬パンの苦味と粒餡の甘味が互いを引き立てている。

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図02.02.「丹波大納言 粒あん」。

03.「黒豆+丹波大納言 こしあん」(図02.03)
原材料は、漉し餡、小麦粉、牛乳、黒豆、砂糖、マーガリン、加工油脂、パン酵母、食塩、植物性蛋白、ブドウ糖、大麦、トウモロコシ、トレハロース、乳化剤、焼成カルシウム、および、ビタミンCである。なお、原材料の一部に大豆が含まれる。
06日に喫食した。
パンに千鳥の焼き印が押されている。
黒豆と漉し餡は素晴らしい香り、味、および、食感を示す。また、パンは黒豆と漉し餡の持ち味を最大限に生かすよう作られている。

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図02.03.「黒豆+丹波大納言 こしあん」。

04.「スイートポテトあん+丹波大納言小豆 鹿の子」(図02.04)
原材料は、ポテト餡(サツマイモ、砂糖、白生餡、その他)、小麦粉、小豆、上白糖、鶏卵、白双糖、ショートニング、パン酵母、マーガリン、還元水飴、黒糖、胡麻、クリーミングパウダー、植物性蛋白、食塩、ブドウ糖、植物油脂、乳糖、乳化剤、香料、着色料(カラメル、クチナシ)、焼成カルシウム、増粘剤(グァー)、および、ビタミンCである。なお、原材料の一部に乳と大豆が含まれる。
06日に喫食した。
黒糖パンは黒糖の甘味を示す。また、その上の黒胡麻がアクセントになっている。
スイートポテト餡は控え目な甘味を示し、サツマイモの味が生きている。また、小豆の砂糖煮がこの餡の味と食感のアクセントになっている。
黒糖パンとスイートポテト餡が互いの味や食感を引き立てている。

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図02.04.「スイートポテトあん+丹波大納言小豆 鹿の子」。

05.「桜あん+丹波大納言 こしあん」(図02.05)
原材料は、漉し餡、小麦粉、牛乳、白餡、砂糖、マーガリン、加工油脂、パン酵母、還元水飴、食塩、異性化液糖、桜花エキス、植物性蛋白、ブドウ糖、桜葉粉末、大麦、寒天、トウモロコシ、トレハロース、乳化剤、焼成カルシウム、着色料(コチニール、ラック)、香料、酸味料、および、ビタミンCである。なお、原材料の一部に大豆が含まれる。
06日に喫食した。
パンと桜餡は桜の香りを微かに示す。漉し餡は桜餡の味と香りを引き立てており、いわば、「脇役」に徹している。
パン、桜餡、および、漉し餡が互いの味や食感を引き立てている。

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図02.05.「桜あん+丹波大納言 こしあん」。

参考文献
1 株式会社 志津屋.“会社概要”.志津屋 ホームページ.志津屋について.http://www.sizuya.co.jp/company/#profile,(参照2020年01月03日).



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