視神経脊髄炎スペクトラム関連記事まとめ

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視神経脊髄炎スペクトラム(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorder:NMOSD)は自己免疫疾患の1つと考えられている。NMOSDの平均発症年齢は35歳前後で、患者の約9割が女性である。2012年の調査によると、日本国内で4,000人強の患者がおり、有病率は10万人あたり3.42人と推計されている。また、橋本病、全身性エリテマトーデス、および/またはシェーグレン症候群などの他の自己免疫疾患を合併する患者が多い。
これまでの研究では、地域差や人種差などの違いは明らかになっていない。また、その原因遺伝子も特定されていない。また、同じ家族内でNMOSDを発症することは非常にまれである(1)。

2021年10月24日、私は無料のオンライン・ウェビナーである「10月24日はNMOSDの日」を受講し、NMOSDの日とNMOSDに関して学んだ(2)。

上記の経験を活かし、ここでNMOSDに関する正確な情報を提供する文献・サイトを以下に紹介する。

 中外製薬株式会社.“視神経脊髄炎(NMOSD)Online トップページ”.https://nmosd-online.jp/,(参照2021年11月03日).
NMOSD患者にとっての有益な情報が多数掲載されているので、必読である。
中外製薬株式会社はNMOSDの再発予防治療薬であるエンスプリングを製造販売している(3)。

 田辺三菱製薬株式会社.“NMOSDナビ ホームページ”.https://nmosd-navi.net/,(参照2021年11月03日).
視神経脊髄炎(NMOSD)Online と同様、NMOSD患者にとっての有益な情報が多数掲載されている。
田辺三菱製薬株式会社はNMOSDの再発予防治療薬であるユプリズナを製造販売している(4)。

 アレクシオンファーマ合同会社.“ソリリス®(エクリズマブ) ホームページ”.https://soliris.jp/physicians,(参照2021年11月03日).
ソリリスが発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制、非典型溶血性尿毒症症候群における血栓性微小血管障害の抑制、全身型重症筋無力症(免疫グロブリン大量静注療法又は血液浄化療法による症状の管理が困難な場合に限る)、および、視神経脊髄炎スペクトラム障害(視神経脊髄炎を含む)の再発予防に使用されていることがよくわかる。

 公益財団法人 難病医学研究財団.“多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13)”.難病情報センター ホームページ.診断・治療指針(医療従事者向け).2021年09月.https://www.nanbyou.or.jp/entry/3807,(参照2021年11月03日).
多発性硬化症(Multiple Sclerosis:MS)/NMOSDの概要などを詳細に記載している。

 株式会社コスミックコーポレーション.“視神経脊髄炎”.コスミックコーポレーション ホームページ.専門医レクチャー.神経疾患.https://www.cosmic-jpn.co.jp/lecture/?mca=3&ca=1443159328-314652,(参照2021年11月03日).
専門医によるNMOSD関連記事や講義動画を多数紹介している。

 MSD株式会社.“視神経脊髄炎スペクトラム(NMOSD)”.MSDマニュアル 家庭版 ホームページ.09.脳、脊髄、末梢神経の病気.多発性硬化症と関連疾患.https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/09-%E8%84%B3%E3%80%81%E8%84%8A%E9%AB%84%E3%80%81%E6%9C%AB%E6%A2%A2%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E5%A4%9A%E7%99%BA%E6%80%A7%E7%A1%AC%E5%8C%96%E7%97%87%E3%81%A8%E9%96%A2%E9%80%A3%E7%96%BE%E6%82%A3/%E8%A6%96%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E8%84%8A%E9%AB%84%E7%82%8E%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A0-nmosd,(参照2021年11月03日).
NMOSDの基礎知識を記載している。

 特定非営利活動法人 MSキャビン.“MSキャビン トップページ”.https://www.mscabin.org/,(参照2021年11月03日).
特定非営利活動法人として、MSとNMOSD関連情報を提供している。

本来なら、NMOSD関連書籍を紹介したいところである。しかし、こうした書籍は高価、かつ、図書館では入手にしにくいので、紹介できないことをお詫び申し上げる。
それでも、本記事が読者の皆様のお役に立つのなら、有難い。

参考文献
1 3Hメディソリューション株式会社/3Hクリニカルトライアル株式会社.“視神経脊髄炎スペクトラム(NMOSD)の患者さんとまわりのみなさんへ”.ご存じですか? 視神経脊髄炎スペクトラム(NMOSD) ホームページ.https://raresnet.com/ad/nmosd01/,(参照2021年10月30日).
2 3Hメディソリューション株式会社/3Hクリニカルトライアル株式会社.“10月24日はNMOSDの日”.ご存じですか? 視神経脊髄炎スペクトラム(NMOSD) ホームページ.https://raresnet.com/ad/nmosd03/,(参照2021年10月30日).
3 中外製薬株式会社.“エンスプリング®を処方された患者さんへ ホームページ”.https://nmosd-online.jp/patients/,(参照2021年11月03日).
4 田辺三菱製薬株式会社.“ユプリズナ.jp ホームページ”.https://uplizna.jp/,(参照2021年11月03日).

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