マガジンのカバー画像

円谷特撮感想

235
本マガジンは、私が視聴・閲覧した円谷プロダクション製作特撮作品の感想集である。
運営しているクリエイター

記事一覧

ウルトラマンアーク 第11話「メッセージ」

ギヴァスは侵略兵器、それとも?なお、彼の故郷の惑星系では、月が太陽の役目を果たしている。けど、この種の惑星って、生物が住めるの?
オカグビラは道路工事現場が発する音に誘引されて、地上に現れただけであった。
オカグビラはギヴァスの引き立て役でしかなかった。
SKIPに対する理不尽な抗議、および、SKIPがワン ストップ センター(いわゆる「苦情係」)になることが、非常にリアルである。
アークは姉弟を

もっとみる

ウルトラマンアーク 第10話「遠くの君へ」

本話のサブタイトルは、「1人ぼっちのフィオとカズオ」でいいんじゃね?
フィオの故郷は環境汚染により滅びる運命にあった。その結果、フィオが生まれた時点で、雨という概念すら失われてしまった。彼女はこの惑星での唯一の生き残りである。だからこそ、対話できる相手を求めていた。
謎の電波により奇跡的に、フィオの無線はカズオ(ユウマの同級生)のアマチュア無線と繋がってしまった。その結果、1人ぼっちであるカズオは

もっとみる

ウルトラマンアーク 第09話「さよなら、リン」

ネロンガ、パゴス、ガボラ、および、マグラーは共通の祖先を持つ怪獣であることが分かった。ネロンガとパゴスは競争関係にあるらしい。なお、本話に登場した各個体はアークに瞬殺された。
本話の主題は、役所の不祥事である。山神サトルにとって、怪獣は有望な資源である。それ故、GDFやアークが怪獣を排除することに彼は苛立ちを覚えていた。とはいえ、怪獣を資源として活用するためには、それ相応の研究資金が必要である。そ

もっとみる

ウルトラマンアーク 第08話「インターネット・カネゴン」

本話はAI(インターネット・カネゴン)の暴走を取り扱う古典的SF回であるが、地域通貨(ホシペイ)ならびに動画配信やそれに対する投げ銭などの時事ネタを含む。
銅金カナオCEOが人の欲望を学ぶAIとして、インターネット・カネゴンを開発したものだから…。その結果、インターネット・カネゴンがホシペイを食べることで、星元市の地域経済は破綻寸前に陥った。
金を使うよう促すための学習データを、インターネット・カ

もっとみる

ウルトラマンアーク 第07話「満月の応え」

ホムガー(名前の由来は「焔」+「tiger」)は地底に生息するが、メスは地上で出産し、その時に生じる爆破エネルギー(星元市全域を消滅させることができる)を栄養として子供に与える。その意味では、バードン(『ウルトラマンタロウ』など)に似ている。ということは、ホムガーとバードンの関係は、ネコとカラスのそれ?
ホムガーの存在がホムガー伝説を生み出したわけである。なお、ホムガーには使いとなる妖精が付随する

もっとみる

ウルトラマンアーク 特別総集編「SKIPフジヤマ市分所にて」

人員削減により、フジヤマ市分所の人員は中村イチロウとチャッピー(突っ込み)だけである。しかも、イチロウは北にある分所に転属することになる。ということは、フジヤマ市分所は廃所か。チャッピーはどうなるのだろうか。
フジヤマ市一帯では、過去10年間 で、グビラ(またはオカグビラ)が一時出没し、バレバドンが通過しただけだった。
イチロウはピーターという名の深海怪獣アリゲトータスを飼育している。
チャッピー

もっとみる

ウルトラマンアーク 第06話「あけぼの荘へようこそ」

クロコ星の文明は、典型的なキノコ文明である。
クロコ星人のハンドサインの主な意味は、「ありがとう」である。まさに、典型的な非言語コミュニケーションである。
本話の主人公はクロコ星人ヌマタである。彼を含むクロコ星人キノコ採取隊は地球のキノコを採取するために、地球を訪れた。しかし、彼等はモノゲロスのせいで、即座に地球から去ることになった。結果的に、ヌマタだけが地球に取り残されることになった。彼もまた、

もっとみる

ウルトラマンアーク 第05話「峠の海」

リヴィジラ(元ネタはリヴィアタン・メルビレイ?)の化石が大光峠の工事現場で発掘されたが、その別個体(当然現生個体、以下リヴィジラ現生)は大光峠の奥深くに生息していた。そして、リヴィジラ現生は一夜で大光峠一帯を海水湖に変えた(当然生息地として)。
本話の主役は、ヒロシとその先生である牧野信也博士である。大学生時代の前者はリヴィジラの化石を後者に見せたが、後者は怪獣の存在を信じられなかった。その後、後

もっとみる

ウルトラマンアーク 第04話「ただいま怪獣追跡チュウ」

カワミ重工はダイモードを用いる発電機を開発していた。一方、腸内に電気を食べる細菌を飼っているネズミが大学の研究施設(?)から逃げ出した。
このネズミが上記の発電機の電気を食べたことで、ネズドロンになってしまった。なお、頭部がパキケファロサウルスのそれに似ていることから、技は噛みつきではなく、頭突きである。
ネズドロンはデカくて汚いピカチュウ『ポケットモンスター』だが、ノスフェル『ウルトラマンネクサ

もっとみる

ウルトラマンアーク 第03話「想像力を解き放て!」

本話は夢落ちを含む3カ月前の出来事で、第02話の後日譚である。
16年前のK-DAYで、ユウマは両親であるテツヤとタカコとキャンプしているときに、モノゲロスに遭遇した。モノゲロス対ルティオンの戦いに巻き込まれて、両親は死んだ。一方、ユウマはルティオンと融合したことで、助かった。
そして、現在から3カ月前、ユウマはSKIPに就職し、星元市分所に配属することになった。この時点で祖母であるマスミと同居し

もっとみる

ウルトラマンアーク 第02話「伝説は森の中に」

相変わらず、ウルトラシリーズはデータ放送に非対応である。
シュウは地球防衛隊とSKIP星元市分所の連絡係である一方、地球防衛隊の密偵でもある。実際、彼は内密に何かを調べている。
リオドは可燃性の泥(石油の類)を吐き出すために、人々から恐れられた。それ故、1200年前に丸薬を飲まされて、封印された(封印の地は鎮守の森になった)。なお、この丸薬が入っている甕は杉山が経営している古道具店にあった。当然、

もっとみる

ウルトラマンアーク 第01話「未来へ駆ける円弧」

SKIPは、禍威獣特設対策室(禍特対)『シン・ウルトラマン』に近い組織である。そのためか、SKIPと地球防衛隊の間には、「非常に高い壁」が存在する。実際、宇宙獣のデータは地球防衛隊の管轄下にある。
本話で、アーク(シュウが命名)が出現してから、即ち、ユウマがルティオンと出会ってから3カ月経過している。
モノゲロスの角は本作における最重要アイテムである。実際、その中にはウーズ(炭酸カルシウムを栄養源

もっとみる

ウルトラマンアーク 第00話「ウルトラマンアーク 直前スペシャル」

前半は歴代ウルトラマンを紹介している。
後半は本作を紹介している。
怪獣防災科学調査所(SKIP)は、気象庁特異生物部対策課(気特対)『MM9-MONSTER MAGNITUDE-(エム・エム・ナイン モンスター・マグニチュード)』に近い組織らしい。
地球防衛隊の兵器は既製品しかないようである。
ルティオンは、ユウマが描いた「さいきょうのヒーロー」に基づいてアークになったようである。

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ 第02期 第22話「ウルトラプライド」

詳細は以下を参照。
『ウルトラマンギンガS』第14話「復活のルギエル」・第16話(明日を懸けた戦い)「明日を懸けた戦い」
『ウルトラマンX』第22話「虹の大地」

エディオムは結花に対して、「自分の心に従って、命を守る者としての誇り」を伝えた。そして、後者はそのことを自力で見出すために、前者にこれまでの出来事(要は本作中の出来事)に関する記憶を消してもらった。
そして、結花はセブンガーの平和利用と

もっとみる