穂坂ACに聞いた「熊谷尚也選手、MVP復帰までの過酷なワークアウト」
1月2日、3日に行われた
新年1発目のホームゲーム。
三遠ネオフェニックスを相手に
川崎ブレイブサンダースは連勝を収めた。
シーズンも折り返しが近づき
これで勝ち星を「20」に乗せるなど、
チームの完成度は
より成熟してきているように見えるが、
佐藤賢次ヘッドコーチは
まだまだ発展途上であると会見で述べた。
復活の狼煙をあげたクマ
2日のGAME1では嬉しい活躍もあった。
12月5日を最後に
コートから離れていた熊谷尚也だ。
この日は14分46秒の出場ながら
3Pシュート4本を含む16得点。
代名詞のダンクも飛び出すなど、MVPに輝いた。
2日は取材に行けなかったものの、
試合後にクラブから出された
佐藤HCと熊谷のコメントを読み、
3日に話を聞きたい対象が決まってしまった。
というのも、
揃いも揃ってこう綴られていたからだ。
2人が挙げた
「練習よりもキツいワークアウト」とは。
3日の試合後に直接、穂坂ACを尋ねた。
活躍の裏にあった孤独な努力
開口一番、
過酷さを想像するには
十分な言葉を放った穂坂AC。
ワークアウトは
コンディショニングチームとバスケチームに
分かれてメニューが組まれ、
穂坂ACの担当はもちろんバスケの方だ。
試合のフィジカルコンタクトを想定し、
「コンタクトマット」で体にぶつかりながら
プレーをこなすメニューなど、
レベル1〜3まで工夫しながら用意した。
ワークアウトは平日のチーム練習後、
試合に出られない週末は朝からみっちり1時間。
それらのハードワークをこなした後に
熊谷はチームに帯同していた。
29日のアウェー茨城戦では、
チームメートが朝からシュート練習してる間に
サブアリーナでコンディショニングチームと
1人黙々とワークアウトに励んでいたと言う。
見事に「MVP」という結果で応えた熊谷。
その裏には人知れぬ努力と、
チームの支えがあった。
頂点を共に目指して5シーズン目
穂坂ACと熊谷は
2019年に同じタイミングで
大阪エヴェッサから川崎にやってきた。
大阪時代を含めると、
今季で共に戦うのは5シーズン目となる。
チームを移った最大の目的は
優勝するためだ。
「今年こそは優勝しよう」と
2人で誓いを交わした昨季は
7年ぶりに天皇杯を手にした。
しかし、
そのコートに熊谷が立つことはなかった。
決勝の1週間前にケガを負っていたのだ。
後に熊谷をその時の心情をこう話している。
あれから間もなく1年。
改めて2人の誓いについては、
「具体的にそういう話はしていない」と
しながらも、
この1年ケガに苦しみ
厳しいリハビリを乗り越えてきた熊谷の想いは、
長年近くで見てきた穂坂ACなら、分かる。
1月5日に迎える天皇杯・準々決勝、
相手はリーグ戦8連勝中のアルバルク東京。
負ければ終わりの1発勝負トーナメント。
頂点を目指す2人の挑戦が
今年もまずはこの天皇杯から始まる。
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